第97話ハル連合軍VSバルパス連合軍〈ココストモルト平原〉

「ほぉーあれを耐えるか…では、本気で行くとするかのぉ」


その言葉を聞くと勇者達は


「え?…………」


「俺たちには耐えれるはず…… 」


「エロ魔族!てめえの攻撃何て効かねえよ!てめえを拘束して目の前で、あのハルとこ言うくそガキをなぶり殺してやるよギャハハ」




「俺たちの本気見せてやるよ!」


王妃デリスはいきなり無詠唱で闇魔法のダークバレットを高速で放っていく


〈ドンドンドンドンドンドン・・・・・・・・〉


「妾の大切な女神ハル様を、冒涜する屑は死になさい!」


「くそ!てめぇ!エロ魔族何しやがる!」


「あら屑!まだ生きてたのじゃぁパワーを上げてあげるわ耐えて見せてねフフフ・・」



「やめろぉー!俺たちが攻撃できねえ!あの魔族これだけ上級魔法連発してるのに魔力枯れないのかよ!」


「女神ハル様に生き返らせていただいてから、不思議と魔力が湧いて来るわそれに以前に比べて魔力が格段に上がってるわ」


〈ドンドンドンドンドンドン・・・・・・・・〉

〈ズババババババババババ……………〉

〈ドカドカドカドカドカドカドカドカ〉


「ダメな感じがする・・・障壁がもたねぇ・・」


「あの魔族はレベルが違い過ぎる・・・撤退だ!」


勇者達は逃げ出そうとする



「逃がすわけないでしょ!」


デリスは逃げようとする勇者達に重力魔法を放ち、動きが鈍くなったところに風と雷の合成魔法サンダーボルトサイクロンを放つ


〈ゴォーーーーーバリバリバリバリ〉



「ヤァメテクれ……ぎゃぁーーーーーーーーー」


「屑勇者は生きてるとろくなことしないから、これで終わり、ナラク!」


「嫌だ!死にたくない……………」


デリスは小さなブラックホールを出現させ勇者達を処理した。



ミロはタイセル国の生き残りを確認た。



「終わったかな?さて私達も、黒龍様を追いかけて女神ハル様と合流するわよ」


デリスとドラゴン達は女神ハルがいるココストの平原に飛んで行った


モーリスト国軍はこの勝利に歓声をあげていた。


そんな中ミロが、モーリスト国王プライムに近づきハルの伝言を伝え国王は部下に一言、後の処理を頼むと伝えミロと一緒に転移する


生き残りの敵幹部も他の魔族が来て拘束し転移していく


☆・☆・☆


ココストモルト平原では、ミラーレのガーディアン率いる部隊が奮闘していたが、数の暴力におされもはや壊滅寸前だった。


「セリス様、このままでは全滅します、セリス様だけでもお逃げください」


『それはしないから!諦めない!最後まで戦う!私達はハル様がいるわ!』



勇者藤代が前に出て来て、戦闘を止める


「よし!攻撃をやめろ!」


ニヤニヤ笑いながら指揮官でもあるセリスに聞こえるように話してくる


「お前達、モーリスト国軍は、女は全員奴隷、男は魔物の餌だ、ギャハハ」


藤代がニヤニヤしていると地響きが徐々に大きくなる


索敵スキルを持っ兵士が叫ぶ!


「報告します!ミラーレ大森林より魔物が多数接近中!」


タイセル国軍が陣を作ってる近くまで来て魔物が停止する


その中から一人の少女が出て来て、勇者と、タイセル国の兵士に向かって


『ハルといいます。勇者の人何でまた来たのバカなのですか?ハルは激怒なのです!タイセル国兵士の人もここにいるなら魔物達のご飯になっちゃえ!』


勇者は、ハルを見て殺意が現れる


「俺達はこの世界の支配者になるから、誰にも止められない!チビお前は捕まえてなぶり殺してやるよ!」


藤代達は身体強化をして、一瞬でハルに数メートルまで近づき、攻撃をする


「ファイアバレット!マルチショット」

「アイスランスマルチショット」

「ウィンドカッターマルチショット」


〈ヒュンヒュンヒュンヒュン…………〉


〈シュンシュンシュン…………………〉


〈ドドドドドドドドドド……………〉



「私達の大切な女神様を傷つけさせるわけないでしょ」


ハルを乗せたミラータイガーの横に立つ白龍のミルルが一瞬で巨大な障壁を展開する


「ミルル母さんありがとうなのです」


勇者達の放つた魔法は全てミルルの障壁に弾かれハル達は無傷


ミラーレフクロウのシルルが障壁を張る前に勇者達の後方の部隊にの前に移動して襲いかっていた。


「我が姫に仇なす人間が、姫の前からその姿を消してくれるわ!」


「ふ・フクロウが喋ったぁー」


「な・なんだこの魔物達は、こ・攻撃し・しろぉ!」


パニックになるタイセル国軍兵士達に

ミラーレ大森林のSSクラスSクラスの魔物達が一斉に襲いかかる



兵士の一人が上空を差し、叫ぶ



「上空に巨大な黒龍とドラゴン多数出現!その後方に魔族が複数こっちに向かって来ます!」


タイセル国軍総司令官は兵士を鼓舞する


「狼狽えるな!我々には勇者とバルパスが開発した兵器がある!この兵器は着弾すれば周囲100mは吹き飛ぶ!その威力は絶大だ!」


「ウオーーーーー!」


「バルパス魔道砲部隊は上空のドラゴンに!弩弓部隊と魔法部隊は魔物に向けて放て!」



「それでは、味方に犠牲が出ます!」


「かまわん!このままでは、全滅する!準備出来次第放て!」


「隊長上空より巨大なドラゴンのブレスが来ます!」


「魔道障壁展開!急げ!」


〈ドカガガがガガがガガーーーーーン〉

〈ドカガガがガガがガガーーーーーン〉

〈ドカガガがガガがガガーーーーーン〉


〈バリン!バリン!バリン!バリン!〉

〈バリン!バリン!バリン!バリン!〉


「障壁もちません!」


「ぎゃぁーーーーーーーーー」


「ぎゃぁーーーーーーーーー」



タイセル・バルパス国軍兵士は大混乱になり、全く統率が取れず20万近い兵士は、次々魔物とドラゴンに襲われ壊滅状態になっていた。


指揮所でその状態を見て、国防大臣は、叫びだす


「タイセル国最強部隊が壊滅……あり得ん!あり得ん!あり得ん!」


バルパスから魔道砲部隊を引き連れて来た。将軍は呟く


「我々バルパスの魔道砲部隊が壊滅あり得ない……」


数時間の戦闘で残ったのはわすか、重傷の勇者2人含む負傷した、500人ほどの部隊だけだった


戦闘はハルの指示で一時中断された。


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