第93話ハル連合軍VSバルパス皇国・タイセル国・ライシールド国連合軍⑤

『あれ?クルル母様ハルまた寝てた・・ごめんなさい』


「いいのよハルちゃん、でもねこれお母さんからの・・ううん、たぶんハルちゃんのことを思うみんなからのお願い、これ以上力を使わないで!」


『えー!どうしてなの?』


「ハルちゃん自分の身体をよく見て!これ以上力を使ったら恐らく神界に戻されるか、違う世界に送られてしまうと思うの・・・だからこれ以上は力を使うのはダメ!」



ハルは改めて自分の姿を確認して驚く、何これ前より小さくなってる



『うん、気をつける、あれミルル母様は?』



「白龍は偵察に行ってるわちょっとハルちゃんのいた大陸の魔素の乱れが大きいから見に行ってるわ」



「あら、戻って来たわね、どうだった?」



「ハル姫起きたのね、ちょうどいいわ、ちょっと酷いことになってるわね」



白龍は見てきたことをそのままハルに伝えた



『ハルは力を使わないから、クルル母さんミルル母さんお願いキスリス神聖国とモーリスト国を助けて!』



「わかったわ、その代わり約束して絶対ハルちゃんは力を使わないと、私達ハルちゃんに救われてハルちゃんの優しい温かい魔力に触れ癒され思ったの、私達はハルちゃんを失いたくない!だからお願い・・・」


『うんわかった絶対使わないから・・約束するだからキスリス神聖国とモーリスト国を助けて下さい』


「「任せて!!」」


白龍も黒龍も元の姿に戻り、黒龍はハルを背中に乗せ飛び立つ


ハルが黒龍の背中に乗って移動中ミロから念話が入る


「ハルちゃん聞こえる今私の魔力をハルちゃんに向けて飛ばしてるの、少しお話いいかな」



『凄いこんなことできるんだね、うんミロさん何?』


「私達ワルプルスの民は、お母さまも含め全員回復したよ、ありがとうハルちゃん♪それでね、私達もお手伝いがしたいの、うん!絶対したい!」



『その分だとハルがなんで移動してるのか知ってるんだ・・・これハルの問題だしそれに魔国の人達もまだ回復できてないでしょ』



「私達ワルプルスの魔族は、みんなハルちゃんの役に立ちたいと思ってるの、それに魔国滅ぼそうとしたのバルパルス皇国でしょ、魔道具が危険なのわかってるから手伝わせてお願い!」


『・・・・わかったのです!じゃキスリス神聖国を助けて下さい、ハルはモーリスト国のココストに行くから』


「わかったわ♪任せて!ハルちゃん絶対力使わないでね、お願いね」



『うん、わかったのミロさんも気をつけてくださいなのです』



「じゃハルちゃん行き先はモーリスト国ココストね♪」


『うん♪クルル母様その前にミラーレ大森林の奥の大樹まで行ってほしいの、それとミルル母様にお願いあるの』


「なんでも言ってハル姫」


『出来たら砦の方に行ってほしいの、もし仲間か眷属みたいな魔物いるなら、できるだけ沢山で助けに行ってほしいの、ハルの大切に手をだしたらどうなるかを、わからせてあげるの』



「なるほどのぉ、我々の女神に手を出すとどうなるかってことね、じゃ黒龍と白龍の本気の呼び出しをするかの」



『絶対許さないのです!バルパスもタイセルもやり過ぎ召喚でこの世界が大きく変わるような、壊れるようなことした!絶対ダメなのです!だから手を抜かなくていいです!きっと神様見てたら絶対怒ることしたから罰なのです』



「ウフフ女神の怒りね、いいわね♪黒龍、指定場所の近くで呼び出しましょうか」


「いいね♪本気で呼び出すとしよう」


「そうそうハル姫、ミラーレの魔物はココストの近くまで来てるからそこに黒龍様に降ろしてもらってね」



二匹の龍は龍語で詠唱を始め終わると雄たけびをあげた


〈〈GYAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO・・・・・・・・・・・〉〉



ちなみに黒龍も白龍も龍族の中では最上位種のエンシントドラゴンでレベルは500オーバーの最強種


暫くすると二匹のいるところモーリスト国ココスト上空に大型の全属性の成龍、青・赤・黄・緑・の龍1000匹と成龍の眷属のワイバーン3000匹が集まって来た



『うわぁーーーー凄い♪凄い♪これなら大丈夫うん♪じゃハルは魔物たちとココストの町の方に助けに行くからお母さんたちは、砦の方お願いなのです』


ハルはミラーレの森に入るとSSクラスの魔物たちが待っていた。


『みんなぁ♪ただいまなのです』


ハルはホワイトエアリールやミラーレ幻魔フクロウやミラータイガー、キラーコング、ブラックファングウルフたちに抱き着いていた。


ハルは魔物たちにわかるように魔力に自分の言葉をのせて魔物たちに送った


『みんなハルのお願い聞いてください!ハルはここから出て少し旅をしたのです、そこで、人も魔物も住めなくなるような事してた悪い国があったの、ハルは少し懲らしめたら、本気で怒ってハルの好きな国の人達の所に攻めて来たのね、ハルは激オコなの!だからみんなも遠慮しなくていいの思いっきりやっていいのね、悪い国の人達はみんなにわかるようにしてあるのね』



森の賢者のミラーレ幻魔フクロウのシルルがハルに語り掛ける


「姫様、我々は白龍様よりすでにいろいろ情報をいただいています、そのためにこの大森林にいる姫様に従う魔物Aランク以上20万がここに集まっています、姫様には絶対に力を使わせてはダメだとも聞いております」


『アハハうんそうなの・・ごめんね』


「では、このミラの上にまたがってください」


ミラータイガーはふせをしてハルをのせる


ハルが乗っているミラータイガは変異種でSSランクレベルは300を超え体長5m体高は3mもある巨大な銀色の虎だった。


「ミラたん大きい♪前よりもつぉくなってる凄いね」


フクロウのシルルが全ての準備が整ったことをハルに告げた


『クルル・シルル母様、ミロ、森の仲間のみんなぁー、お願いハルの大好きな人たちを助けてあげてぇーーーーー!』


〈〈〈〈〈GYAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO〉〉〉〉〉



〈〈〈〈〈ガォーーーーーーーーーーーーーーーーーー〉〉〉〉〉


〈〈〈〈〈ワォーーーーーーーーーーーーーーーーー〉〉〉〉〉




ドラゴンが集まって来た時点で地上ではパニックになっていたが、ハルの全部隊に念話でのお願いにドラゴン、幻魔の森の魔物たち、ミラーレ大森林の魔物たちがいっせいに雄たけびをあげた


☆・☆・☆

キスリス神聖国クリミア平原


ライシールド国軍魔道攻撃部隊偵察隊の一人が大声で叫ぶ


「大変だぁーーーーー!SS・Sクラスの魔物サイクロプス、キラーコング、ブラックファングウル、フアサシンスパイダー他にも多数!それに魔族もいます」


〈ドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・・・・・・・〉


「あ・慌てるな!まだ敵と決まったわけではない!」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る