第91話ハル連合軍VSバルパス皇国・タイセル国・ライシールド国連合軍③

ココストモルト平原


セリス王女は、部隊に指示をして進軍した敵部隊に向かって


「ミラーレの姫ハル様を貴方達のような屑に引き渡す?は!あり得ないわ!何が猶予よ!奥でこそこそ召喚部隊が召喚してるのは何かしら!させるわけないでしょ!敵の屑部隊に攻撃せよ!」


〈ズドドドド……………〉



「ぎゃぁーー!」


「モーリストのやつらめ!数ではこっちごはるかに勝ってる!魔法部隊は攻撃を開始!召喚部隊は魔物をココストに向かわせ町を破壊させろ!我々はあの生意気な小娘の部隊を攻撃する!女は奴隷、男は殺せ!」


〈ドゴーーーーーーン〉


〈ガラガラガラガラ……〉




「セリス様敵の魔道具でしょうか?ココストの城壁は先ほどの攻撃で崩壊しました。」


「敵の戦力は10倍か…やはり押されてるか、我々ミラーレのガーディアンも行くぞ!」



☆・☆


南方砦ミリア前方で敵の勇者の異常な迄の強さに驚いていた、このままではこの勇者達だけに部隊が壊滅させられると



「おらおら!お前らゴミは邪魔なんだよ!」


タイセル国の勇者達はその力を見せつけモーリスト国兵士を次々倒して行く



「そこまでよ!ここから先は進ませない!」


「はぁ?誰だよ!てめえは轟!そっちは古味…………くそ!生きてたのかよ!」




「藤代君!貴方達が今までやって来たことって重罪です!大人しく断罪されなさい!」




「やかましい!この世界はな強い者が支配できる素晴らしい世界だ!俺たちがこの世界を支配してやるんだよ!そのためにあのくそガキは殺す!」


「あそ!じゃ仕方ないわね!貴方達は私達転移者が裁いてあげるわ!ハルちゃん先生いえ!女神ハル様には、手は出させない!みんな手加減必要ないから全力で行くわよ!」



「「「「はい!」」」


☆・☆


クリミア平原ではモーリスト国軍とバルパス皇国軍との激しい戦闘が繰り広げられていた。


モーリスト国兵士は死者こそいないが、重傷者が多数、部隊の崩壊も時間の問題だった。



『さすがに10倍の兵力差はでかいか』



「奴らは、変な兵器を使って来て、我が部隊も半分の火力しか発揮できていない上、魔力消費がいつも以上に激しく、魔法部隊は魔力枯渇で倒れる者が続出しています、このままでは全滅します」


「シリウス様、我々暗部刺閃部隊が敵の魔道兵器の部隊を撹乱します、その間に部隊を整えて反撃してください」



『待て!お前達100名の部隊だいくら隠密性のスキルを持っているとはいえ、何万もの部隊の中に入るのは無謀だ!死ぬ気か!許さん!そんな命令は出せん!』


「しかし、敵の新たな魔道砲の影響で、我々魔法部隊、弓隊の後方支援部隊は満足に動けてません!魔力補充してもすぐに枯渇する状態です、このままでは王子を含め部隊は全滅いたします、我々が撹乱しますのでどうか部隊を整えて砦まで撤退を…」


『ならん!心配するな全滅はせん!何故なら我々には、ミラーレの姫がいるではないか、私はハル姫を信じる、彼女がこの世界を見捨てないかぎり、我々は必ず救われるはずだ!だからお前達も信じるのだ!」


誰かが叫ぶ!


「敵部隊から多数の魔物がこちらに向かって来ます!Bランククラス数は数千です!」


『よし戦える者は私に続け!』


王子達戦える約1000人は迫り来る魔物は向かって駆けて行った。



☆・☆

キスリス神聖国では


「聖母様敵の数が多過ぎます、このままでは神聖国の結果と障壁が破壊されます!」


聖母テレスは、魔道具を使い神聖国の民に語る



『神聖国の子ども達、あなた方はよく頑張りました。外で災いを防いでくれた者達も皆中央大教会に集いなさい、我々の女神ハル様はきっと救ってくださいます、ですから決して諦めてはなりません』


「よし撤退しながら中央教会に向かう!負傷者を先に連れて行くのだ!負傷者が城門をくぐるまで私が対処する!」



「それでは隊長達が、攻撃対象になります、危険です」



「敵の召喚した魔物が来ます!」


「くそ!ここまでか!お前達は先に行け!犠牲は少ない方がいい、心配するな簡単にはやられない!行くぞ!」


守備隊の隊長含め数名は魔物に向かって、部隊を展開して攻撃を始めたが、数に勝る魔物軍団は、守備隊城壁の上に展開する部隊に被害を与え、部隊も城壁も魔法障壁も破壊され、キスリス神聖国はもはや壊滅寸前だった。


城壁の監視兵が、叫ぶ!


「バルパス皇国側から新たに魔物が接近!せ・先頭は、キラーゴング、ブラックファングウルフ他SクラスAクラスの魔物がた・多数、もの凄い数です… 」


〈ドドドドドドドドドドドド……〉


〈グォー!ギャオー………〉


「くっ!これまでか……」


神聖国の誰もがこれで終わりと諦めた

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