第32話ハルは何もしてないのになんで牢獄
連れてきました、コート男爵様
「確かに似てるな、こいつはモルソン侯爵様の領地拡大を邪魔した奴にも特徴が似てます」
コート男爵は、考える。
「どうする王国に報告して報奨金もらうのはその場だけ、モルソン侯爵はその後も続く、儂はこいつを引き渡してモルソン侯爵の領地拡大の恩恵にあやかるぞガハハハ」
「おい!チビ助、お前ココストのミラーレ大森林でも魔物引き連れて暴れていただろ」
「・・・・・・・・・・・・」
「何しにこの町に来た!」
「・・・・・・・・・・」
「どこから来た!」
「・・・・・・・・・」
「職業はなんだ」
「・・・・・・・・・・」
何も答えないハルに男爵が怒りテーブルを叩く
「おい!バン!なめてるのかぁーー」
ハルは怖くて身体が震え何もできなくなる
「ひっ!・・・・・・グスン」
「もういい!地下の牢に閉じ込めておけ!」
ハルは鎖をつけられたのです。
行くのを抵抗したら鞭で打たれたのです。
「早く来い!てめぇ!何止まってるんだ!」
バシン!バシン!
ハルは、痛覚耐性あるから痛みより恐怖で、叫び、泣き出す。
「痛いのやめて!痛いの嫌なの!ハル何も悪いことしてないの!わーん!わーん!」
ガシャン!
ハルはこの後も泣き続ける
「うわーーん お家に帰る うわーーん グスン カエル」
この愚かな行為が後に大災害につながることになる
☆・☆・☆
時は少し遡る
ハルがタイセル国を追放され残った学園の生徒たちは、美女との生活を満喫しながら、ダンジョンで日々鍛錬し特に勇者組5人は王国でも手が付けられない状態だった。
タイセル国管理ダンジョン86階層最深到達記録更新中
光の勇者藤代真一LV95
光の拳士近藤文雄LV94、
光の賢者佐々木優斗LV96、
光の聖女古見奈奈LV94
光の剣士田宮仁LV95
藤代達は強さに慢心して、発言も大胆になる。
「なぁ俺らってさ成長スキルあるからさどんどん強くなってくし無敵じゃねぇ、この国もつぶせるぜ」
佐々木は、国から出て行った。二人の美女同級生の事を話す。
「まぁ注意しないといけないのは、クラスの連中だけど、轟と奈月は冒険者になりたいからと、急に国から出て行きやがって、あんないい女二人もクソ!俺は狙ってたんだ」
田宮が国王の事を罵る
「あの国王最初俺らをこき使いやがって。しかも洗脳までしようとしやがって!まぁ今は俺たちの言うこと何でも聞くからいいけどよ、ダンジョンから出たら、また新しい女提供してもらうか、異世界の女最高だぜ!」
古見は、藤代達から誘われるも上手く交わして、そんな雰囲気にならないように上手く誘導する。
「ねぇ藤代君ダンジョン出たらまたメイド達とエッチするんでしょ?私こっちのお菓子が楽しみだから早く戻ろ」
よし!さつとこの階層クリアーしてギルドに素材持ち込んで、俺たちの家に戻るぞ!
☆・☆・☆
国王どうするのですか!すでに8名もの脱国者が
「よい!まだ光の勇者がおるではないか、あれは今は好き放題してるが、王女に任せておけば国のために命を懸けるようになるじゃろう」
「我が王国の侵略のための道具として働いてもらうフハハハ」
☆・☆・☆
その頃轟ルナと奈月カエデは、学園の親友女子8人でタイセル国を離れモーリスト国にいた
「みんな私たちについてきてくれてありがとう、でもよかったの?」
「何言ってるのよ!私たちも瑞樹先生のことずっと気になってたんだから、それにあのまま国にいても戦争に巻き込まれるか、スケベな爺の嫁として結婚させられるのがおちよ!」
「カエデが助けてくれなければ、私たちずっと、洗脳されたままだったのよ、感謝してるわ」
「レナもユリもみんな、瑞樹先生の授業大好きだった… 大好きな先生に会いたいの・・ だから私たちを見捨てないで」
「そうよ、ここにいる全員瑞樹先生のことが好きなのよね」
集まった8人はうなずき、ルナが思い出すように話す
「王国兵に負けないように、ダンジョンで鍛えて全員がレベル80超えて、女好きの藤代君たちがダンジョン潜ってるときにユリのスキルで抜けて来たのよね、見つかっても撃退したし」
カエデがぼやく
「あの国王の真意がわかると抜けて正解だった、ほんと屑だわ!私たちを召喚して自分たちの侵略の道具にしようとしてるのよ!ふざけてるわ!」
ルナは、他のクラスメートについて説明する
「クラス全員にこっそり声をかけたけど、男子はダメねもうこのままがいいって拒否されたわ。
隷属の腕輪の影響ね。藤代君達勇者の男子は、今の待遇に満足して私達のメッセージは無視されたわ。
奈奈はまだ残ってる女子3人が隷属の腕輪はめられてるから抜けないって…
解除スキルを習得して、3人を隷属解除して、タイミングを見て国を脱出するからって連絡があったわ。
他の子達は奈奈に任せて、私たちは先に脱出するわよ!」
そういえば一人だけ王族がかけてたわね第二王女・・なんか気になるわ
「ねぇルナこれからどうするの?」
ルナ達8人はこれからの事を話し合った
「私たちは絶対バラバラに行動しない何故か、それは私たしの持つパーティースキルが、みんなリンクする一緒にいると、戦闘でレベルもスキルも覚えやすいし上がりやすいくなる。それに8人でいる方が安全だからね。」
みんな頷く
カエデがモーリスト国の地図を広げルートを決めるていく。
「とにかく今私たちは、モーリスト国に入ったから、ここからどこを目指すかね。
手に入れた地図だと、今ここだから・・
まずは、キシルかな?そこで情報収集して、レトストス、そこからどっちに行くかクポルかホトスかだね」
ルナが皆を見て、発言する
「カエデのルートでキシルに行きましょう」
カエデがぼそり呟く
「先生待っててくださいね」
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