第31話テレスタの町で買い物なのです
王都諜報部
マエラの元に部下が入って来る。
「マエラ班長ミラーレ大森林に関する新しい情報が入りました。」
「何だ!」
部下は、ココスト近くのミラーレ大森林で起こった事を報告する。
「は!今から1ヶ月前に、ミラーレ大森林の西の入り口と言われてる、ココストの町から入った森の入り口で、巨大な狼の群れを操る少女が現れたそうです」
「何だと!それは確かな情報か!」
「目撃者は山賊の一味で、命からがら逃げて来て半ば半狂乱になってたそうです、何でも森の妖精の逆鱗にふれたのだ!とうわ言のようにつぶやき続け、牢獄の中で死んだそうです」
「近くモルソン侯爵が討伐隊を編成し自ら出向くそうです」
はぁ?何を考えてる!あの森は中立帯だぞ!
「ちょっと待て!あの森は元々中立帯どこにも所属しておらず王国の約定で森への侵略領地拡張は禁止されてるはずだ!」
部下は、さらに報告をする。
「山賊とされてる者もモルソン侯爵配下との噂もあり、捕らわれてた山賊もモルソン侯爵配下に、殺されたのではないかと、言われています」
マエラは、慌てて部下に指示をする。
「私は至急シリウス王子と国王様に報告してくる!お前達はモルソン侯爵の情報を集めろ!」
「は!すぐに収集に向かいます」
☆・☆・☆
ミラーレ大森林☆☆☆ハル
今ハルは、森を抜けてテレスタの町に向かってるのです。
ミラータイガーの背中に乗って
何でこうなったのかって……
ツリーハウスで、ハルがお出かけの準備をしてたら、下で狼と熊と虎とコック鳥が何か騒いでたのです、
騒いでた理由は、誰がハルを乗せて行くかって、ことで揉めてたみたいです。
で虎さんが勝った見たいで、こうして今虎さんの背中に乗っています
「この辺でいいのです!」
虎さんはハルを降ろすと、大きな舌でハルの顔をなめて、ガオガオと言って森に帰って行ったのです。
ハルは歌を歌いながら、歩いていたのです、天気が良くて気持ちいいのです。
町の門が見えて来たのです。
人が並んでるのでハルも並びましたの。
並んでたら、話しかけて来るの人いたけど無視したのです。
変な顔されたのです。ハルは人と話したくないのです。
でも買い物は大切なのです。
並んでるとハルの番が来たのです
「お嬢様はどこから来たのかな?」
ハルはバカなのです、よく考えたらクポルの町以外知らないのです。仕方ないのです
「クポルなのです」
ドキドキ…
「お嬢様お名前は」
ドキドキ
『ハルはハルなのです』
ドキドキ
「……お嬢様入っていいよ」
ドキドキ
「あいまと…」
恥ずかしいの
たったった
はぁ…恥ずかしかったのです
「道具屋さんに行くのです。」
この世界のキッチン用品見たいのです♪
道に迷いながらいろんな人に聞いてやっと着いたのです
カラン♪カラン♪
ハルが店に入ると
店の人が挨拶してくる。
「いらっしゃいませ、あら可愛いお客様」
ハルも挨拶したの
「いらっしゃいましたの」
「アハハ♪今日はどんなご用かしら」
「ハルは料理が大好きなのです!キッチン用品見に来たのです!」
「あら小さいのに偉いわね、こっちに来てハルちゃん♪」
店の人に案内されついて行く
「わぁーーーー凄ぉーい!コンロだぁー!あー!こっちオーブンだぁ!こっちも!あー!こっちも!」
ハルは、嬉しくてはしゃいでしまいました。
「ほんとに好きなのね。無邪気に動き回るハルちゃん可愛い過ぎるわ」
ハルは楽しくて、いっぱい買いたくなったのです。
でもお金があんましないの忘れてたのです!
でもコンロ凄くほしいのです!
オーブンもほしいのです!
値段聞いて見るです。
何か売ってきたら買えるです。でも目立つのは危険なのです。
「お姉さん、このコンロの値段教えて下さい!」
「これはノートル作のコンロでラスト1品で金貨80枚よ」
「!」
オーブンの値段も聞いて見た
「オーブンは残り2品で金貨105枚よ」
「!」
金貨105枚と80枚………無理なのです
「お姉さんありがとうなのです」
ハルはショックで、ガックリとうなだれトボトボお店を出たのです
ハルはあまりのショックで、周りが見えてなかったのです、凄くほしいのが目の前にあって、買えないの
お金どうしよう、たぶんバッグの中の素材売ればお金すぐ作れるけど…
変なの売ると、また目立っちゃうし、どれ売っていいかわかんない…
クポルの町の、バニラお姉さん見たいな人がいたらなぁ…
クポルの町はあの人いるから戻りたくないしどうしよう…
ノートル作の魔導コンロほしいの…
そうだ!ギルドの素材売り場に行って見て同じの売ればいいんだ!
「おい!あの子凄く可愛いくないか!この街で見たことないな」
「あの子可愛い」
「あの子の髪凄く長くて綺麗な色してるわ♪」
「あの子迷子かな?」
ハルは周りが騒がしくなってるの全然気がつかなかったのです。
「お嬢様!ちょっとこっちに来てくれるかな」
ハルは声の人を見たのです。大きな兵士の人だったのです。怖くなったのです。
「ハルは、行きたくないの、嫌なの!」
ハルは兵士の人にガシッ!と腕を捕まれて連れていかれたのです。
「嫌なのーーーーー!」
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