第44話 ロボット三木陽介
このロボットは人間的で、少し人間より強い感じですね。それにロボットは元々インプットして無いので、私が彼女に直接教えています。道徳とか教える方が頼りないのでとても不安です。
でも仕方ない事ですねぇ。何とかなるやろかいと、もっか自己暗示にかけてやっています。
かって東洋の仙術は、西洋の魔術の派生学の科学に負けました。
超能力は種のあるマジックにより負けたのです。努力だけでは超能力は身につきませんが、マジックは素人でも身につける事はたやすく出来ます。言うなれば科学はマジックの、派生学問なのです。
それが現在ではマジックを抜き去り、超能力をもマジックのレベルまで押し下げようとしています。
分からんものですね、わるいものがよくなり良いと思うものがパッとしなかったりですね。
それで東洋学は自ら権威を高める為に、殻(から)を作り閉じこもってしまったので。遅れていた日本が西洋の優れた科学を、受け入れて遅れを取り戻したりですかね。
ロボットもこれから遅れぬようにしなければならないだろうと思っています。権威をつけようとすると遅れてしまうので自然が一番ですねぇ。解らず組み立てるだけで、何となく解ってきたりするものです。
人間の脳みそは素晴らしいですねぇ。今更ながら人間は素晴らしいと思ったのです。それは自己愛に成りますかねぇそんなに僕は頭良くは無いのですが、最近の僕は三木陽介の天才が少しうつったのかなぁ。そんな天才をうつすウイルスが在れば僕にはいいのですがねえ。
そうだ今はダメですがねぇ、彼は今はデジタル生命でから。彼はいまだに生きているような錯覚してしまいます。
もらっていたロボットの設計図は、生きている時に書いていました。なので有効かも知れない。
言える事は変わらぬのはその時の思いです。時間は休む事無く過去から未来に向かって進む。決して過去に向かうことは無い。
止められないのです。永遠に未来に向かって進む人類史が終わっても未来に向かって進むのだ。
人の命は短く思う。少年学なりがたくですね。それにウイルスにもお金にも病気にも人は弱いですね。本当に少し心配に成ります。
だから彼の云う、デジタル生命であっても 違和感は無いです。
最近考えが似てきたように思うのです。 朱に交われば赤く成るのでしょうか。でももう彼は人間ではありませんがねぇ。デジタル生命のロボットです。不思議な体験です。
彼(ロボット)三木陽介は 、僕によそよそしくなって来ました。矢張り人間の頃の彼とは違いロボットの彼とは違います。
何でも話さなくなりました。矢張り警戒しています。私は友達を無くした気持ちです。
もう一体の方の三井洋子(ロボット)は可愛くて馴れ馴れしいですがでもあまり嬉しくは有りませんがねぇ。やはり人間では無いので。
設計 の 初めから知っているし私が作った物ですから。やはり物と見ているのかなぁ。最も彼からの部品の製作依頼も無くなってしまったし。
自分で作るからと断りを入れてきたまま、何の音沙汰も無いのである。彼にはボディが出来たので自ら製作する事が可能になったのです。
しかしある意味僕の身が,危険になったかも知れないな。悪者をよく知る者は口封じに、ドラマや小説ではやられる事が多くある。
彼はロボットか人間か,僕もまだよく分かってないのです。ロボットのような人間とも言えるのです。
元来 ロボットには悪意は無いのですがこのロボットは、人間の意識があるので人間のように、当然悪意も持ちます。
だから今はとても複雑な気持ちです。三木陽介はそんなにつっけんどんでは有りませんが、私には何故かわだかまりがあるのです。そう云う私もロボットに何故か偏見があるのです。
三木陽介(ロボット)は、私を口封じに狙って来ると覚悟しています。彼を知る者は私しかいないのですから当然です。
人間の心を持っている彼(Aiロボット)を知る私を必ず狙ってくるだろう。人間に危害加える事の出来るロボットのターミネーターを使って来るでしょう。
でも僕も手をこまねいていませんよ。ロボットを狂わすパルス銃を作りました。ロボットはICチップが大量に使われていますので。
だから今はとても複雑な気持ちです。三木陽介はそんなにつっけんどんでは有りませんが、私には何故かわだかまりがあるのです。私もそうロボットに何故か偏見があるのです。
三木陽介は私を口封じに、狙って来ると覚悟しています。彼を知る者は私しかいないのですから当然です。
人間の心を持っている彼(Aiロボット)を知る私を必ず狙ってくるだろうターミネターを自分で作り使って来るでしょう。そうなれは怖いですね。
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