第33話 再び異世界にて
「待てまだだゼイラ族長、おかしいでは無いかお前に任せている多次元パラレルワールドが、このところ変調著しい何かあったのか?」
「これは異世界ゴッド様ゴキブリより、歴史の劣る人間の雷電健太と云う者がちょこまか暴れているせいです!」
「このままでは異世界パラレルワールド自体、崩れ去るかもしれない。早急に対策たててその雷電健太と云う者を始末せよ!」
「早急に対策を致します。最新の宇宙船にて、その者のチャチな宇宙船をぶっ潰してご覧にいれます」
ここに言う異世界のゴッドは、人類の言うゴツトとは少し違うようです。人類の救世主では無いようなのです。神にもいろいろアルのですねぇ。
この宇宙には方角の基準は無い、ただ住んでいた地球から、北とか南とか言っているに過ぎないのだ。この天野川銀河も広い高等生物も、地球を基準に考えてはだめなので御座います。
地球人の他にも宇宙船などを、持つ高度な科学力を有する生き物達がいるのだ。たまたま今まで遭わなかった巡り会えわなかっただけの話しなのだ。それらの生き物にも、それぞれのマイ神様はいるのです。
雷電健太は 暇に任せて太陽系の地球から離れた異世界の銀河の果てに、それは存在したのだ。地球人がいなかった時代から前の時代にも、それは存在したのだ。過去の遺物となりそこに存在していた。有り得ない遺跡だった。
それらの遺跡を訪ね観るのが好きであった。その中には思わぬ技術があつたのです。所有者の無い遺跡を探りつつ自分のものとするのも、楽しみの一つでした。今はもうない未知なる技術ですね。
宇宙には文明が消えては栄えるまでのサイクルがある。優れた科学や技術を持っていても、滅びた種族もいたのです。その高度な文明を受け継がれぬぬままに消え去ったのだ。
それは待っていた。雷電健太が丁度土星にさしかかろうとしていた時だった、見上げる程立派な宇宙船だった。
「わあ大きな立派な宇宙船だな、こんなのは生まれて初めて観る!」
ゼイラ族長の、宇宙船だった。
ステレスモードに早速切り替え様子をモニターで見ていたら、親宇宙船から小型の宇宙船が統制採れた動きで発着を繰り返しおこなっていた。小型と言ってもそこそこの大きさはあった。
それにひきかえて雷電健太の宇宙船は余りにも、小さかったのである。それが良かったのか一瞬相手はためらって打って来なかった。けれども遂に雷電健太の宇宙船に、砲門をゆっくりと向けて打って来た。火柱が上がった。
異世界のゴッドにすれば、如何にも目障りな奴だったろう。
「おお我が神様よ、助けて下さい!」
雷電健太は我が神に、祈りました。
同時に宇宙船をワ-プしました。それは一瞬の出来事でした。間一髪で助かったので御座います。
それはワンタッチの差でした、後もう少しで御座いました。胸をなで下ろと同時に今後安易に不用意に近づいては、いけないと思いました。
いずれゼイラ族長とは、戦わねばならないだろう。その時まで腕を磨いて待っていようと思う、そうさして慌てる事は無いのです。
異世界で派手に遣ればまた管理するものが,出て来てうるさくなる。なので少し過去に行ってほとぼりが,冷めるまで大人しくしていよう。
あの宇宙船はマジでおっかなかったなあ。今の力ではどうあがいても。勝てないだろうと思うのである。雷電健太はまだ子供であった。
現実の世界も異世界の世界も宇宙自体も、逸れを認知する者がいなかったらそれは無いに等しいのである。小説の世界も同じで読む人がいないと、その小説は無いに等しい。書いた人以外に小説自体が、読者にアーピルするのだけど認知人は本当に大事ですね。
しかし埋もれる歴史もある。人知れず消えゆく歴史や古代史も有るのですが、あった事でもなかったごとく消えた文明も、有るかも知れません。
私の小説もワード上だけのものなので、消えゆく運命かも知れないのです。子供の頃の意識も大人になった時に、昔に忘れて無いように、気持ちは思い出そうとしてもなかなか思い出せ無い。
人類が文明らしきものを残せたのはまだ歴史は浅い要に思う。まず言葉が話せるようになり絵を描き、文字を発明し記録を残せるようになってからである。そんなにも古い昔の事ではありますまい。
人類が宇宙に行ける程の進んだ文明を残せたのもまだ最近の事です。百年ほどの出来事ではないのかと思いますが、もし私が間違っていたらどうも、すみませんね。
戦争が科学を進歩させた、可能性は有りますがそれは結果論、でもそれは有るかも知れませんね。
雷電健太は過去に何度か行ったがそれは半信半疑であった。それはいまだに現実の事なのか信じられませんでした。其処で日本の戦国時代に、タイムトリップしてみようと思った。信長と秀吉が浅野長政の裏切りに合って、負けかけた時の頃に飛んだのです。あまり歴史に詳しくなかったですが、映画でそのシーンを見たからです。
丁度信長が退いて、秀吉がしんがりをつとめていました。秀吉も風前の灯火でした。あっこれは本当にあった事だな、これで納得しました。兵士に化けていましたが敵は多く、下手すれば此処で死ぬかも知れません。幸い機関銃を持っていましたので、ぶっ放しました。この時代にはマシンガンは無くもっぱら火縄銃ですね、ありえぬ物だったので一人でも戦えました。バタバタなぎ倒しました。
秀吉も逃げるのに必死で、細かい事にまでは、気が付きませんでした。雷電健太も今回の事で少し懲りたので、あまり過去に関わらなくなりました。なにしろタイムマシンはとてっも厄介な機械です。気を付けねばなりませんね。
雷電健太 は現実世界に戻り、中学生に戻っていた。何の変哲も無い普通の中学生であった。身体はもう大人であったが それ以外、何もこれっといった特技特徴はなかった。
平々凡々と暮らす事も、時には良いのかも知れません。異世界にて戦えばまかり間違えば、命を落とさないとは言え無い、ような事も少なからず有るのですぜったいは無い。
雷電健太にとって、帰って来れる世界があるのは幸せである。だからこの世界にはタイムマシンは、必要以上は使わない。
過去が変わり未来が変わるとこの世界も、異世界に成る可能性がある。まともな世界がなくなり収拾が付かなくなり、異世界共々崩壊する恐れも有ります。
異世界は現実世界よりも柔軟性が富んでいるので、異世界が増えるだけで済みますが現実世界はそうも行きません。だからタイムマシンは極力控える事にしました。
少しだけややこしくなってしまいました。それはみな自分が悪いと思ってます皆は知らないけれど極力気持ちが落ち着くまで、この事は秘密にして隠していこうと思う。それまで私はどこにも要る平凡な中学生です。
なので異世界では、私はタイムマシンを多く使います。異世界での歴史が変わったとしても基本の世界が変わらなければ、その世界は別にある現実世界はそのままなので、多次元パラレルワールドの世界は変わらないと思います。
タイムマシンを使わない限り雷電健太が、この世界で何をしようと通常の事なので、特段変わりはないでしよう。歴史を変えてもそれは現実にある普通のある事ですから。
タイムマシンを用いて、未来や確定した過去を変える事が、いけないので有ります。変えた歴史も少しだけなら、神も余裕で修復が出来ます。
事実を大幅に変更すれば、世界は異世界に変更せざるを得ないのです。神でない者が神の変わりに仕事をする。許されざる領域ですね。
そしてもう一つ忘れていた。それは同じ個体が同時に、その世界には居られない存在出来ない事がある。
居ればその世界から、どちらか一方が弾かれるので御座います。誰が決めたでなくもう異世界ではそれは常識と成りました。
規則なければ交通もスムーズに機能しません。タイムマシンも最近はスムーズに動かないのです、原因があるようだで探っている。
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