第31話 火星にてムウと、アトランタの戦い

戦いは両陣営の雌雄を決する、戦いとなります。アインホールフェンが現れてからアトランティスの方が、頭ひとつ分ムウよりも有利になったようです。


どうすればよいのかムウの指導者にも、全くわからないようです。兎に角右往左往しているだけだった。


どうも歴史が違うとお思いの方もいるようですから、断っておきますがここにおける歴史のようなものは、異世界に於ける歴史もどきの多次元パラレルワールドなので、正確では有りません現代の次元に於ける歴史ではないのです。ましてやこの火星の時代では。


ホモサピエンスの人類史でも有りません。ひょっとしてネアンデルタール人類がホモサピエンスに変わり地球上の、人類史で活躍した世界もあったかも知れないのです。


強いものが残ったのだとも云えないのですね。恐竜は強かったが滅びました。その頃いたネズミは、弱かったが今も生き延びています。


ネアンデルタール人類でも進化するとすれば今のホモサピエンス人類よりも、発展し優れた歴史を刻んだ可能性は有りました。その種の運ですねぇ。


話しがまたも脱線しました。アトランティスの首都アトランタでは、早急にアイン・ホーフェン氏による核分裂または核融合による爆弾が制作されました。


その爆弾はろくに実験もされないままで、独断で制作されました。

それは天才の落ちどです。自分の頭脳を、過信しての行いで有りました。


ムウが近く攻めて来ると言う噂があので、仕方ない面もあったのです。それで爆弾も多めに作られました。それはアトランティスに近い小島の、トルマリン島に設置されました。


ムウは本気でしたアトランティスに攻める軍船は七十隻で、軍勢は二十万でした。どちらも焦っていたのです。この頃火星は水も豊かに有りました。


どちらも宇宙船は開発されていますが、火星は金属の鉱山が乏しく、本格的な物はまだなかったのです。原理はすでに開発されていました。ない袖は触れないのです、仕方ない事でも有りますね。化学技術は進んでいました。


雷電健太は戦争が近いのでムウ帝国から、お偉方よりこのまま避難をするようにと、言われていました。居候のような身の上でしたので、全く逆らえません。なので大人しく聞きました。


大きな戦争が近く始まるようです。仕方ないので取りあえず、終わるまで火星より暑い地球に行こうと思っています。この頃は地球より火星の方が住み良かったのです。環境も良かった。


火星は令和二年六月時点で地球より七、五二八万キロメ-トル有ります。楕円形の軌道で周回しています。では地球は太陽より円に近い軌道ですね。


火星の大きさは地球の半分の大きさです。地球などと同じく岩石で出来ています。兄弟星のような星ですね。この頃の火星水も空気もありました。


悲しい事には地球の半分しかないので、やがて水も空気も維持出来ず。なくなってしまう運命でした。それまで何とかして地球に移住しなければ、成らないので有りました。


生命はまず火星に生まれたので御座います。すごく手間かかりますねぇ。でも生命は元々手間かかりますよね。なので地球の神話は火星から、始まったのです。えっ本当まさかですよね。


ムウ帝国の船はアトランティスの小島トルマリン島に、集結しました。それはアトランティスの予測どうりでした。其処を拠点にアトランティスの首都アトランタを、叩くつもりとみていました。


アトランティスにとればトルマリン島は、アトランタへの喉元に突っ立てられたナイフでした。


ついに ムウ帝国による電撃作戦は開かれました。アトランタの衛生都市にムウの艦隊の大砲がうなった。威力はたいしたことなかったのですが、大きな音それに爆発音が重なると効果はてきめんでした。


アトランティス各衛生都市から、やいのヤイノとアトランタに陳情して来ました。どこも混乱しています。

「アトランティスの軍隊はどうしているのだ、ムウが攻めて来ている!」

「もう待てません、お手上げです!」

「早よ何とかしてくれ、待っている」

「助けてください後一息ですワァッ」電撃作戦の効果は、てきめんでした。


アトランティスは追い詰められつつありました。各都市の悲鳴に似た叫びが聞こえて来ます、もう無視できないどころまで来ています。このままだとアトランティス帝国は崩壊します。

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