第27話 敵との大戦に備えて

それでその方法を、四六時中考えていました。宇宙人はどんな姿顔をしているのだろう、まず敵を知らなければ話になりませんよねぇ。


「ところで君の名前は、何と言うのかなぁ良かったら兄ちゃんに教えて?」

「うんいいよっ僕の名前はエフラ-・マリモと言いますマリモと言ってね」

「兄ちゃんの名前は、雷電健太と言うだからケンタでいいよっき行こう


ある日マリモに付き添い学校に行こうとしました。学校の門前に細い路地が在ります、其処にさしかかった時マリモがケンタに小声で言います。


「先生の横にいるのが、宇宙人だよ」「あまり人間と変わり無いねぇ?」

「ううん良く見ると手の指は六本あるし、夜になると目が光ります」


「すると夜でも目が見えるのかい?」

「そうだよ良く見えるみたいだねぇ」

パッと見はあまり変わらないが、細かい所を見るといろいろな面で違いがあるらしいです。


遠くから見てまだいろいろとありそうであるが、あまりに近かずにいました。マリモの指摘を受けて、なるほどと感心しながら眺めていました。


マリモの家に帰ってから、宇宙人に付いての事をまとめて観ました。人間とあまりに変わらないが、夜は人間より目が見えるらしい。それに夜には暗い所では目が光ります。人間には有り得ない事ですね、際立った特徴です。


突然あるアイデアが浮かびました。我が宇宙船には宇宙人の、宇宙船には無いものがあった。地球人の得意なゲーム機です。


このゲーム機は古いが少し変わっています。立体的な3Dゲーム機なので御座います。画面は小さいが、立体的見えますこれに魔法で大きく見せれば良い。


魔法はまだ習い始めで得意では有りませんが、ゆっくりならいけるかも知れません。このゲームは宇宙船同士戦うゲームなのでこれを拡大して、相手の周囲にいるように見せれば何とかなるのではないか。


映像なので攻撃は出来ません。3D映像なのでリアルであり本物かは、相手の宇宙人に見分けは付きにくいでしょう。カモフラァジュウで多く要るように見えればそれで良いのです。


西洋の魔法と科学は、似通った所が有り論理的である。その点東洋の仙術は得体が知れない所が有ります。不思議な面は同じなのですが、何か違うのですねぇ。それはなんでしょうか。


宇宙船も地球の宇宙船と、彼らの宇宙船とは造られた理念が違うそれは最もな事ですね。彼らからすれば今の地球にあるはずの無い技術です。


この頃は宇宙人は頭から否定していました。地球人にはまだまだ考えられない技術で有ると思っていました。


この宇宙人は地球を侵略し奴隷化して、こき使って行こうという意思がありありと見受けられます。まずはユダヤ人の民がその犠牲者ですね。エジプトの王族は宇宙人のかいらいです。


乗り掛かった船ですね、何とか仕様と思っていました。宇宙人は仮面をかぶり、全員がコブラの形の杖を持っていました。その杖はコブラの目から赤い光線で何でも溶かしてしまいます。


狙い目は人間を過小評価してる、ところかなまだ類人猿と同じていどと思っている可能性が有ります。

「マリモ明日学校は皆休みかな?」

「うん休みだよ宇宙人も休みかなぁ」

「明日家に居て出て来ないように、友達にも伝えておいてねぇ」


「分かった友達と近所の幼い子供達にも、言っておくよ!」

いよいよ明日宇宙人の船を、攻撃する予定だまだ地球人を侮っている。今が好機で有ると思いました。


善は急げです早速隠してある地球人の宇宙船を点検し、ボルトの緩みも点検ハンマーで叩いて診ました。作動ハンドルを動かして診ましたどこも悪くありません。砂の中に隠していた割にはエンジンも快調です。


宇宙人は 起きていれば夜目が利きますが、眠っていれば何ら人間と変わりはありません。目が光るだけ寝ているか起きているかが、わかりやすい奴らで有ります。懐中電灯が要らないので便利ですがねぇ。気味が悪いです。


宇宙人のいるナイル川の流域の、地図を広げて作戦をひとりで練ってシミレションしました。何と云っても一人も味方がいないのが心細いですねぇ。


空がぼんやりと明けて来ました。いよいよ今日やるつもりです。相手の宇宙船はどの程度か性能か全くわかりません、わからないのが不安になる。


魚をを釣りに来たカッコして、ナイル川のほとりをうろうろしました。服は茶色系の目立たぬ色ですが、光が有ると隠れて伏せるようにしました。幸い宇宙人には遭遇しませんでした。


釣れた魚は近くに散歩に来た女の子に、やると喜んでいました。ナイル川のほとりでは宇宙船は三十機程翼を休めていました。大きさや装備をそれとのう掴んで頭に叩き込みました。やはり偵察すると気持ちが落ち着きます。


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