第28話 宇宙人との戦い
雷電健太はおもむろに、宇宙船に乗り込みました。目指すはナイル川のほとりで、翼を休めている三十機です。人間にはとてもでないが、宇宙船は作れないと彼ら安心していました。
そうです油断しきっていました。まだ誰も乗っていない宇宙船に、向かってミサイルを片っ端らしから打ち込みました。宇宙船は見事炎上しました。
でも数が多すぎました一隻では遣るには無理でした。それでも十隻ばっかり仕留めましたけど。敵の宇宙船がきずき動いて来ると面倒です、見つからぬ内にそそくさと退散しました。
残りは二十隻程です。やはり気ずかれてしまいました。
「地球人にも宇宙船を造る技術は、存在していたのか?」
「このエジプトで無い、どこかでしょうそれにしても地球人が宇宙船を?」
宇宙人は機械的な甲高いで言った。
「どこの民か分からぬが、我々は油断していたのだ。この民族の中にも時たま優れた者がいるようだ!」
エジプトの近辺をくまなく、探させたが怪しき宇宙船はいなかった。
当時エジプトは資源に乏しく、あまり金属類は撮れなかった。しかし雨が多かったので穀物がよくとれた。それと交換でヨ-ロッパからは金属類の輸入が促進された。
今は砂漠が広がり当時の見る影も有りませんが、この頃特別に雨が多かったので、ナイル川のふもとはその当時人々豊かで国は富んでいました。
当時エジプトは現在のような、砂漠地帯ではなかったのです。年一二回有るナイル川の氾濫で、土地は肥えていました。
宇宙人達も豊かなエジプトに、目を付けたのかも知れませんね。食いあぐねるという心配なかったのです。穀物は、今のお金の代わりでした。
この頃のエジプトに軍事的に対抗出来る国と言えば、ヨ-ロッパでも数少なかったので御座います。紀元前の事ですから。歴史は都合よく書き直されていきます、まさにこの頃は特に。
なにせギリシャが大国で御座いましたから、言わずともしれていますよねぇ。それに宇宙人がエジプトに、肩入れしていましたから物凄い力でした。
世の中は歴史どうり動いていなかったので有ります。権力者の思う通りに都合よく書き換えられて、後の人々もわからなくなって修正は難しくなってしまい。現在の歴史になるのです。
この頃宇宙人はエジプトの蚊に、刺されまくっていました。その蚊に人間も刺されて困っていました。
それで人間の頭脳に影響が出たのです。頭脳が飛躍的に発達して、宇宙人にも負けず劣らずの、人間の頭脳が発達をしたのです。
蚊も良い働きをする事もあるのですね、これで人類も宇宙人にも負けないくらいの頭脳の持ち主となりました。言えば一つの病気のようなものです。
その。影響を宇宙人は知らなかったので御座います。その宇宙人と人類は極めて、相性が良かったのでしょうかねぇ。宇宙人は蚊も知らなかったようで御座いました。
何とか残りの宇宙船を地上から、影響の無い離れた所ですべて退治抹殺しなくては、ならないと思いました。
明日宇宙船を月の方面に誘い、始末する事にしました。まだ二十隻程残っています。しかし敵は手強いです。
こちらはたったの一隻で有るので遣れるかどうか、自信はありません。生きるか死ぬかの勝負でした、もう後には引けません。やるだけでした。
いよいよ明日です我が宇宙船にミサイルの補充と、光線銃の作動の点検を入念にしました。後エンジンも検査して戦いに備えました。
そうそう3D映像のゲーム機も入念に点検しました。がらくたですが可能性あるものはすべて積み込みました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます