第25話 異世界奮戦記(タイムマシン)
帰って来たのは良いが此方の時間は遅く進み、意外にまだ夏休みの半分しか経っていませんでした。異世界の時間と私達のこの世界とは、時の進み方が違ったので御座います。
今まで異世界で遊んでいましたが、何とかあの宇宙船をタイムマシンに変えて、未来に行ったり過去に行ったり出来れば、面白いのにと思うようになりました。
異世界に行けても過去には行けないのかも知れない。逸れは自分が過去に行った事や記録は、無いのだから当然であろう。それは生まれる前の過去の事になります。
行った覚えの無い過去の世界は矢張りそれは異世界パラレルワールドの世界なのかも知れません。
少しタイムマシンの勉強をしなければ、成らなと思い私なりに本を読み少し研究をしました。
時間旅行の謎を握るのは、光の不思議な性質です。光の速度は一定で「絶対」なのです。つまり光の速度は秒速三十万キロメートル(時速十億キロメートル)です。
光の速度はなぜ「絶対」なのかを考えたアインシュタインが、たどり着いたのが相対性理論であった。
あの世紀の頭脳と呼ばれるアインシュタインもタイムマシンを、物理学として考えていたのですかねぇ。
光の99%の速さで飛ぶ宇宙船に乗れば時間の流れる速さが7分の1になります。移動する速さが光の速度に近ずくほど時間はゆっくり進みます。
それでもし亜光速で宇宙を十年間旅行して地球に戻って来ると、地球上では七倍の七十年が経っています。これをSFでは宇宙旅行の浦島効果と言ったりするようですね。
もう一つ未来へのタイムトラベルを行う方法は「強い重力を受ける事」ですね。非常に強い重力を受けると時間が止まって見える現象が起きます。
例えばブラックホールですね、そこでは光の波長が長くなります。それと中性子星です。実現可能な事で出来れば良いのですが、これらはあくまで可能性の話ですね。流し読みしてくださいませ。
中性子星の表面(半径約10キロメートル)太陽程度の重力では地球の千億倍有ります。これはあくまで未来へのタイムトラベルです。
過去へのタイムトラベル実現は、虚数の質量を持つ粒子タキオンです。この粒子はもともと光以上の速さで飛んでいます。この粒子は、虚数の質量を持つんです。
虚数とは二乗するとマイナスになる数の事です。普通の数(実数は)二乗すると必ずプラスの数になります。私達の身近にある物質は、重さを実数で表します。
普通の重さを持つ物体を、加速して光以上の速さにする事は出来ない。でもタキオンは止まれない粒子でもあるのです、発生すれば常に動いている。
だからあの異世界パラレルワールドで、見つけた猫族の王女の持っていた宝石は、タキオンを発生する宝石だっと確信した。私いまだ持っています。
今度はエジプトの過去に行ってみたいと思っていますが、成功するかは未定です。
いつかはやってみょうかと思っています。難しい事考えると頭がこんがらがって、考えがスムーズに出なくなります。
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