第21話 魔法の世界へ
この元の世界に帰って来て。まだ夏休みは終わってなかった。この世界と異世界の時間の流れは、違うらしく向こうの世界の時間は早いらしく、向こう側の一年は此方の一週間である。
もう一度あの世界の様子見たく、行ってみたくなった。そういえば最後に行った時花岡誠さんより、大型の電子ビームは不便だからと小型のピストル形の電子ビームを貰った。
これで一人でも苦労なく、異世界に行ける事となったのである。前は入念にチェックして行ったのだが、今回は慣れからかぞんざいであった。
合わしたつもりのダイヤルが、どうした具わいか一目盛り動いていたので御座います。
逸れは前にこちらの犬猫を宇宙船に乗せた時に、何かの弾みに犬猫が触れたせいで動いた可能性が有りました。点検怠りました。少し後悔してます。
もうせんない事です既に起動しています。どこに着くか予測は出来ませんが、何とか成るでしょう。着いた所は矢張り違いました。
別の次元の異世界に着いたのです。意外に綺麗なところでした。赤い霧が立ちこめています。
少し興味わきなだらかなおかに、宇宙船を留めて様子を見ました。外の温度は摂氏20度有ります。空気は酸素窒素共適度有り地球の環境に似てます。
周りを見渡せば近くに人間の子供が山菜採りをしています。おかしな世界でなかったと胸をなで下ろした。
宇宙船から出る決心をしました。言葉は通じないと思うが日本語で声を掛けた。
「あの僕ちゃん此処は地球ですか?」「えっ、あなたは大人ですか?」
日本語が通じます。不思議なので聞き返しました。
「君は日本の人なの目が青いのに、日本語が出来るの?」
その子は七歳ぐらいで、しっかりしていました。
「日本語なのこの言葉フウンそうかぁ知らないけど、魔法のペンダントで翻訳出来るし喋れるよ!」
「君は翻訳出来る、魔法のペンダント持ってるの?」
その子供は 口を尖らせて言う。
「あたりまえだろ此処は魔法の国だもの、あなたは何も知らないのかハハンあなたはよそ者かぁ!」
魔法のペンダントは、この辺の子供の誰もが持っていて水晶のような物で出来ているらしく細工がしてあった。聞くと逸れを持っていると色んな言語が出来るらしい。
悪魔や神の言葉も出来ると、言っていました。不思議な事を言う子供だと思いましたが、子供の言う事とでしたのであまり気にしていませんでした。
取りあえず余ってたペンダントを一つ貰いました。金メダルより頼もしいこの世界では必需品です。これでこの世界のあらゆる言葉が理解出来ます。
「大人達は居ないが、何処へ行ったのかな?」
「大人達はデエ-モンと戦いに行ってるんだよ、此処に残っているのは子供と老人達だけさ!」
「デエ-モンと言うと悪魔かい?」
「そうだよ魔法が物凄く強いんだ!」
「それで神は、助けて呉れないの?」
「神は皆、悪魔に負けちゃったんだ」
この世界は人間の魔法使いと、悪魔との戦いの異世界なのか変な世界に来たのかも知れないなぁ。雷電健太は心ぼそくなり初めました。
(俺は魔法なんて知らないし、使った事もないしなぁ)
「オイそこの子供俺に魔法を、教えて呉れないかそしたら手助けも出来る」
子供は抱えきれない程のぶ厚い、魔法の本を持って来た。
「うわっこんな量の本、覚えられないよ俺頭良くないんだ!」
「オイ其処の子供、少し教えて呉れないかこの英語暗号みたいでサッパリ詠めないか!」
「あのねえっ僕の名前は、ジョン・マクロスと言います!」
「アツ悪い紹介まだだっ。俺は雷電健太と言う君はジョンで良かったかな」
「ジョンでいいです、健太さん」
「その本は私でも難しいです、とても読めません昔の字なので!」
「ならばどうすれば良いのかねぇ?」
「長老に読んで貰って、その後から復しょうしましょう」
「逸れは良い考えだ後で長老を、紹介して欲しい頼んだぞ!」
「分かりました逸れては、長老を探して来ます待っててくださいねぇ」
と言って探しに行きました。このペンダントは喋る事は出来ても、読み書きまでは無理なようですね。
「有無君かね魔法を習いたいとゆうのは?」
「はい私は雷電健太と言います、ふつつか者ですが宜しくお願いします!」
その長老は髪の毛から髭まで、真っ白く如何にも仙人のようでした
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