第19話 決戦の時が来た。
此処に来れば否応なしに戦いに、明け暮れる。なるべくなら戦いたく無いのだが仕方ない、それがこの世界には必要な事で有るならそれも運命だ。
この世界では人間族は、力関係では微力である。若者達しか戦力にならない逸れは、ロボットミー手術で大方の人間は腑抜けになって、使い物にはならないのである。
雷電健太は花岡誠を呼んで、今後の事について意見を交換した。
花岡誠は淡々と言った。
「その手術を出来ぬように、しなければ為らない。為に施設と医者を隔離すると良いのだが!」
雷電健太はすかさず言った。
「そのもの達をただの犬猫に戻してしまえば良い。まだ向こうから来た犬猫は残っているのかなあ?」
「かなり遣られたらしいが、まだ少しこの日の本国には残ってるらしい」
「取り合えずこの国の為にやろう!」
「其れにはもう一戦しなければ、ならないなぁ施設と基地を叩かねばなぁ」
「まだ強い力を持っている、だからもう一度混乱状態にしてどさくさに施設をつぶそう」
雷電健太と花岡誠は、今後の計画を練って打ち合わせをしました。そして花岡誠は火星の基地に、帰って行きました。健太は焦っていました。
それというのは明日人間族の、ロボットミー手術の日だったのです。施設には医者が集まっていました、彼らは慌ただしく用意をしていました。
早速花岡誠は行動してくれました。この間と同じく地球と火星の間の、空間で派手に陽動作戦を始めました。
犬猫族の司令官ブルドックのプルデンは、カンカンになって部下に命令しました。
「今度はこの前のようにいかんぞ。猫族の宇宙飛行士は下ろして、犬族のパイロットだけにしたハハハ出発だ!」
この前の空間になだれうって殺到しました。しかし敵見ると花岡誠はすぐに逃げました。
追っかけこです追う逃げる更に追う、また逃げる切りが有りません花岡誠は全然戦わないのです。
雷電健太は空母富士に乗って、横須賀にある犬猫族の基地に向かっていました。敵の空母は有りません。普通は宇宙船には歯が立ちません。
宇宙船のバリャ-で、ジェット機のミサイルでは歯が立たないのです。
それでジェット機には、試しにマタタビミサイルを積んで来ました。宇宙船には猫族の、パイロットしかいませんでした。
犬族のパイロットは火星にプルデンが皆引き連れて、行ってました。残っているのは、猫族のパイロットしかいませんでした。
空母富士からジェット機は、雷電健太の指揮の元一斉に飛び出しました。スピードは速いです。宇宙には行けませんし、バリャ-も有りません。
基地では安心し油断もしてました。普通なら負ける事はなかったのです。エイリアンは数少ないと、侮っていました。
まさか旧式のジェット機が、攻めて来るとは思っていませんでした。パイレーツも支援してくれました。
遠くから大砲を連続的に打って、基地の気を引いてくれました。パイレーツが攻めて来ると思わせたのです。
「ダダダンダン、シュワッドカン!」
見事作戦が成功しました。止まっている宇宙船にはバリャ-は付けていませんでした。なのでミサイル当たれば簡単に爆発炎上しました。
慌てて乗り込んだ猫族のパイロットには、マタタビミサイルをかましたりました。途端に狂って仕事になりません猫にマタタビでした。
そして肝心の基地の近くにある、人間族に施行するロボットミー手術、施設に爆撃しました。
それに医者のいるビルに四つ足の犬猫を放ちました。これで先祖帰りをして明日の手術は無理になりました。
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