第9話 見せかけのエイリアン


攻撃したその成果などを確認出来ずに、次の基地予定場所に出発しなければならない。人間の仕業とはわかられては、まずいのである。


あくまで、エイリアンのしわざと見せ掛け無いとならないのだ。でも見せかけのエイリアンは居ないだけに、難しいのである。上手くいくかな?


花岡誠はかなり今はまともになったが、初期は混乱していて、自分の言った事は覚えていなかった。


この世界に戻り指導的立場に戻った事で、僕の世界で体験した事は忘れてしまっている。でも急に忙しくなったので仕方ないと私は思っている。


攻撃の日時と目標などを、綿密に計画し部下と打ち合わせしていました。それに火星への移転も有り、僕に構っている余裕など有りませんでしょう。


「いよいよ犬猫族への攻撃は明日決行する、攻撃は今ある宇宙船の半分をもって行う。残りは此処にいる人々とともに火星へ行く!」


その日の天気は快晴であった月の裏側から飛び立った、人類側の宇宙船は秘密裏に日の丸国の犬猫族連合軍の基地に殺到した。


虚をつかれた連合軍はなすすべもなくやられていました。奇襲攻撃だったので全く逸れは、誇れるものでは有りませんでした。


「ドドドンドン、ビビッドキュン!」


「これは訓練ではない、敵なるエイリアンの攻撃だ反撃せよ!」


「繰り返す訓練ではない、至急宇宙船に乗り敵を壊滅せよ!」


サイレンが鳴り響いて、連合軍は立ち直りつつあった。人間の宇宙船に向かってミサイル攻撃や光線銃撃戦をやり始めた。


みるみる人間族の宇宙船は遣られ出し撃墜された。さながらゲーム機に於けるユウホウ撃ち落としのごとくであった。


真っ赤に燃えて落ちて行く。やはりロボットは融通性なくかいっ的で、決まった動きしか出来ず、訓練された軍隊の敵で無い機械の弱さが目立った。


敵の司令官の宇宙船に、無線の緊急

連絡が入った。


「総司令この度の攻撃は、月の裏側から来ていました総攻撃を願います!」

「よし今から月の裏側に行って、総攻撃を行います!」


言うやいなや犬猫軍の宇宙船は、月の裏側目指し飛んでいった。後は言うまでもなくむちゃくちゃに、基地は叩かれたので有ります。


勿論人は逃げ出していて誰もいませんでした。あれだけ努力した基地だけと、一瞬でなくなりスタッフの皆は肩を落としました。


収穫はあった。この戦いで宇宙船は古くなった、という事が分かった。今のバリヤーでは相手の光線銃は、阻止出来ない事が判明した。


こちらの光線は全く相手のバリヤーに、阻止されてしまって使い物にならない事が、分かったので改善の余地がある。


相手の宇宙船を破壊出来たのは止まっている物だけだった。逸れならば未熟なロボットでも出来たのです。


火星の基地の予定はスムーズに、出来上がった。事前に月の重要な部品は運び込んでいました。


後は組み立てるだけとなっていた。あのまま月にいたなら壊滅していただろう。

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