第5話 いよいよ異世界に出発だ。

この異世界の地球ではアルファ星と呼ばれています。人間は手先が器用なので、ペット以外に工場で働かされています。ロボットミ-手術で、反乱は皆無で文句も言わず黙々と仕事をこなしていました。


「我が輩は偉いのである、我が輩は犬族の中で強いのである。我が輩の名前はプルデンと言う覚えておいてくれたまエッヘン!」


犬族のブルドックである、プルデンが今日も工場を見回っています。嫌な野郎ですが、誰も何も言いません逆らえば、手に持っている鞭でイヤというほどにしばかれるので御座います。


この異世界国の科学は進んでいました、宇宙船を持っている事から分かりますよねぇ。ひよっとしたら我々の世界よりも進んでいるかも知れません。


我々の世界と違い此処の犬猫族は、二足歩行で短足ですが、頭もここの人間より良いようです。人間は一連のドボットミイ-手術で、頭も悪くなったのでしょうかねぇ。


猫族王女の宇宙船を奪って、逃走した人間族は花岡誠の探索には、犬族の

プルデンが指名されて本格的になって

来ました。


「何処へ行ったのだろうか、不思議にあの時目の前から消えました?」


猫族の 王女は事も無げに言った。


「まだ近くいるような気がします、探していればひょこっと明日にも現れるかも知れません、ねぇ根気よく捜しましょう」


ここの優れた科学をもってしても多次元パラレルワールドの世界は、理解出来なかったようで御座います。ある意味ですがSFというのは、科学よりも進んで要るのかも知れませんねぇ。


「おおい此方の準備OKだよそろそろ宇宙船を始動して呉れ、雷電健太君に花岡誠さん聞こえているかな、こちらは山田勇です」


「おお聞こえている、では行くぞ!」


円盤型宇宙船は、青白い光を放ちながらゆっくりと動き出しました。山田勇は宇宙船に狙い定めて、光線銃の引き金を引こうと待ち構えています。


(ウウーンビイーーンルルルン)


宇宙船は唸ります。先程と違い音が少しおかしいです。


「いくぞ、よしいまだ!」


とうとう山田勇は、言われた通りに光線銃の引き金を引いた。


(ビビッビインウーン)


すると光線銃が命中し、途端に宇宙船は庭から消え去りました。


「おお成功だ無事に目的地に、行けると良いのだが別の異世界に行った可能性は、否定出来ないが仕方ない!」


少し不安げで有りました。行ったというほどの証拠は全く無いのです。まあ言われた事はやり遂げという満足感は有りました。

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