第4話 異世界へ行く決心をする。

私達も普通宇宙は一つで広大なのは分かりますが、多次元宇宙パラレルワールドなど有るとも思わず生活しています。異世界の人や宇宙船を見せられて、初めて気ずかされるのです。逸れを見ても私は未だ半信半疑ですが。


異世界の住民花岡誠は、しきりに元の世界に帰りたがります。帰れば殺されるリスクあるにも関わらずです。解らない事はないが此処に居れば安全なのにと思います。そして三人で十分に検討した結果、戻る事にしました。


しかし其れには此方側にも、宇宙船に光線銃をぶっ放す役目の人が、要ります逸れには山田勇君に頼もうと思っています。親が帰って来たら事情を言って貰いたいし、学校にも連絡して貰いたいしいろいろ有るからなあ。


異世界に行くにも段取りが、有りますねぇ未成年だから捜査願い出されても後で困るのです。まあ送り出せば直ぐに帰って来る予定ですが、僕も異世界を見てみたい気持ちもあるのです。


なら向こうの住人花岡誠だけで、行ってもらえば事が済むとも思いましたが、今は無性に私が行ってみたいと思いますのでその方向で話を進めます。こんな話は誰も信じませんよねぇ。


僕は友人である山田勇の手を、固く握りしめた。


「山田勇よ今までの事は、僕のスマホに撮っている。僕の両親もこれを見れば納得して呉れるだろう。この人の世界に再び行けるか全く解らない、僕は異世界でペット化されている人間の解放に取り組みたいと思っている!」


「其処まで言うなら反対しません、が無理をせずその異世界を見たら、即帰って来て下さいねと言っても、戻れる可能性は有りませんがねぇ?」


「宇宙船が飛び立とうとしたら、この光線銃を船に打って呉れるかの、躊躇(チユウチヨ)せずすかさずになっ!」


そして光線銃を友人に手渡した。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る