第35話「神のみぞ知る闘い」
☆☆☆
天変地異と天変地異がぶつかりあうような元魔王勇者と元勇者魔王の全力の戦い。
それは比喩ではなく――天変地異を起こしていた。
世界の空はすべて黒雲に覆われ、絶えず雷鳴が轟く。
世界の地はすべて震動に見舞われ、火山が次々と噴火していく。
ふたりの元魔王勇者と元勇者魔王は、もはや神話として語り継がれるレベルの戦いに発展した。
戦闘神と戦闘神の戦いは、それ即ち、災厄。
災厄が続くことは人からは歓迎されない。
災厄は終わるべきもの。
だから――ふたりの戦闘神の戦いは、終わりを迎えるときがきた。
神化して――まだ時間はほんのわずかしか経過していない。
だが――その間に、世界最強のふたりはどれだけの攻防を繰り広げたか――。
それは実際に戦ったふたりだけしか知らず、ふたりだけが知っていればいい。
結果は――文字通り、神のみぞ知るものとなった。
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