ドラクエⅦ、いやドラクエ史上最も不運な町
続いてのルーメンと言うのは、この肩書きが似合う町だろう。
ダイアラックと大差ない大きさの細長い島だが、少なくとも二度壊滅する。
しかも、共にアルスたちの責任で。
さてドラクエⅦに、昼夜の概念はない。
だがこれまでの多くの町で、闇に包まれていると言う状態で夜っぽくなっていた。そして魔物を倒す事により闇が晴れ、いかにも解放されたような感覚、平和が戻ったのだと言う感覚を覚える。
だが、それが「これまでもそうだったし」と言うまず第一の罠である。
闇のドラゴンを倒したしこれで一件落着だと、いつものように街に行ってみる。
廃墟だ。何事だとばかりにまた過去へ戻る。だが、やはり闇は晴れている。
そう、闇が晴れると言う事は、太陽が照り植物が元気になると言う事である。
魔物たちをして恐れていた植物、ヘルバオムの登場となる。魔物たちに占拠されている間はある意味秩序だっていた町は、それ以上に恐ろしい事になっている。
そして、残っているモンスターがいた。
ロッキー。
他ならぬばくだんいわである。ファンを恐れさせてきたその存在に、今回は転職する事もできる。その上でモンスターすらひるませる事もできる。
その存在が、ドラクエでも屈指と言える絵になる爆発の仕方をする。それが後世、この地にモンスターパークができる礎になったのは間違いない。
そして、第三弾だ。
今度は、そのヘルバオムにくっついていた虫が暴れる。これまでの二度で疑心暗鬼に陥っていた(っつーか陥らなきゃおかしい)住民たちにより、ロッキーの影響でもあるまいがモンスターに愛着を持っていた村長のチビィとも対立状態になりかねなくなる。
今度は、逃げられる。逃げないと、町はもう蘇らない。現代でも永遠に滅びっぱなしになる。幸い初回プレイで回避できたが、これまでの流れを思うとなかなかに残酷な話である。
さて、その現代ルーメンにて、こんな墓がある。
「英雄チビィとそのお供たち」
メルビンは「とほほ……わしらはチビィの子分でござるか……」と嘆くが、全く仕方がない。だって一匹でさえこの時の適正レベルでは息が上がってしまうのだから……。
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