戦闘、日常、恋愛などの要素がバランスよくあり、話の進め方がくどくも淡白でもなくとても話が読みやすく、時系列も過去編などは別話になっており混乱などすることなく頭の中で時系列が組み立てやすくなってます。完結までがどれほどかはわかりませんが長く読んでいたいなと思う作品です。
大人になることは取捨選択の連続途上で、そこに意思があるからこそ、共感を得たり、感動や驚きを感じさせられるのでしょうかね。主人公、ヒロイン、そして周囲の人々にキチンとした意思があることを散りばめた文章、主人公の諦観でもっても捨てられない思いは主食の米。物語が進み、主人公の意思がどうなっていくのか。といったあたりは読んでみたらええんちゃうかな。
設定自体は良くありそうなものですが、きちんと作者の色があり、魅力的な物語になっています。物語良し、料理の描写良しの小説です。マリアへの罰は自分なら耐えられなさそう(笑)