応援コメント

第33話 溺れる」への応援コメント

  • しばらく来ないかもしれないとか言ってたのに、本編のあまりの盛り上がりにまんまと来ちゃいました。
    これでも再読ですが(?)初めて読んだ時と同じ気持ちになりました。
    私はこういう永原くんのことが、本当に好きだったなあ、って。
    どうしようもなく不器用で、要領が悪くて。でも、いつも一生懸命で。
    続編に入るまではそんな言葉がまるで似合わなかった彼ですが、続編からは彼のそういうところが浮き彫りになりましたね。
    きみがいないと生きていられない、と歩美ちゃんに縋りつく永原くん。羽根をもがれたのも、世界に行き場をなくしたのも、全部自分だけだった、と気づいた彼が、ものすごく魅力的で、このお話で一気に永原沼に落ちた記憶があります。
    というか、本当に落ち方が明李と同じなんですよ……彼らのひどくダサい面(!)を知った時に、きゅーんとなるというか。
    えこさんは人物の弱さの表現がすごくお上手だなあ、と毎回感動しています。
    そうだ、今気づきましたけど、私、えこさんの描く人物の弱さを知って好きになってる気がします。
    ここまでした人物を好きになれる描き方って、本当にすごいです……。歩美ちゃんもきっとイチコロですわ。

    なんだか次回はラブラブランデブーの予感がしますね!真剣なシーンなのにすみません。

    作者からの返信

    ここの永原が書きたくて書き始めた続編と言ってもいいぐらいなので、お言葉に思わずガッツポーズでした。よっしゃー!
    私も物語の中で登場人物を好きになるときって、それだ……! とものすごく共感してしまいました。ダサいところとか弱いところ見せられるときゅんときちゃうんですよね。わかります、とても!(ガシッ)
    私にも魅力的なダサさが書けていたなら万歳です!
    歩美はこういうの弱いでしょうね、間違いなく……(笑)
    嬉しい感想、本当にありがとうございました!


  • 編集済

    水面に映る自分を見つめる。

    そんな時ふと思ってしまった。
    あの自分は
    どうやったら手に入れられるのだろうと。

    冷たい水面に手を入れる。
    映った自分が歪んで見えた。

    いや違う。
    歪んでいるのは水面ではなく
    欲に塗れた自分なのだろう。

    気づいた時には手遅れで
    身体が水面へ引きずり込まれる。

    暗く冷たい水の中で
    願った自分の弱さを呪った。

    閑話休題

    恋だと思ったそれは恋ではなく。
    見下していた彼女は、自分より遥かに上の存在だった。
    全てを失ってから気づいた永原君は、歩美ちゃんに縋る事しかできなくなってしまいましたね。
    きっと歩美ちゃんはこんな永原君を見捨てるなんて事はしないでしょう。
    それが恋愛なのかどうかはきっと歩美ちゃんの気持ち次第ですけれど…。

    作者からの返信

    相変わらずの比喩の上手さに感動しております……すごい。
    ほんと、永原はつかめないものを無理につかもうとしたのが間違いだったなぁとしみじみ。
    サブタイトルを本文以上に完璧に使ってくださる麗羽さん好き……。
    ここで永原を見捨てる歩美はあんまり見たくないので(笑)きっと大丈夫です。
    たしかに恋なのか? と訊かれると微妙なところではありますが、とりあえず完全に放っておけなくはなっちゃっただろうなと(笑)
    嬉しい感想、本当にありがとうございました!