キャラ名はこうして生まれた
パクりだらけのキャラ名紹介、始まります。
軽くですが登場人物紹介にもなっているので、誰が誰が分からなくなったら見直してみて下さい。(なお、登場人物の詳細については次ページからの「各話あらすじ」に載っています)
※物語の進行に伴い、随時付け足します。
<第1部『王女の帰還』より>
~人物名~
①ハーシェル(主人公の少女、ナイル帝国の王女)
中学生の時、理科の教科書の裏表紙で見つけました。イギリスの「ジョン・ハーシェル」、天王星を見つけた学者です。当時、自分で考えた「シェルミア」という名前で愛称を「シェル」にするか、「ハーシェル」にするかで悶々と悩んでました。そのうちに、「そうだ、『シェルミア・ハーシェル』とかどうだ⁉」と合体させた名前を考えたりもしたのですが、なんかごちゃごちゃしてるしで現在の「ハーシェル・ルイス」で落ち着きました。
ちなみにこの「ジョン・ハーシェル」、本名は「ジョン・フレデリック・ウィリアム・ハーシェル」なんですよね。
――お気づきでしょうか。
ウィリアム! ウィルなんです!! ウィルがいるんです!!! これを後で知った時の感動といったらもう。まあ、ウィリアムなんてイギリスにはよくいる名前ですけどね。でも、それにしてもすごくないですか?
②ウィル(ハーシェルの幼なじみ)
「ライラの冒険」に登場するライラの友達、ウィルから取りました。中学生当時、「ライラの冒険」の小説にハマってたんですよね……。全巻持ってます。ウィルの苗字については、いまだに二択で迷ってます。第二部の途中で出てくるので、それまでには決定しないと。あと、実はウィルは偽名です。
③セミア(ハーシェルの母、ナイル帝国の王妃)
当時見ていたアニメ「獣の奏者エリン」の「セイミヤ」っぽい雰囲気の名前がいいなと思って、あれこれ模索。当時の名前候補のメモを見てみると……? ふむふむ。シェルア、セイシェル、セルミア、セルシア、シェミア、セラミア、セラミナ、セミヤ……――で、色々考えた結果「セミア」になったようです。いやぁ、それにしてもめちゃくちゃ悩みましたね。この名前に決まる前は、仮に「アイリス」として小説を書いていました。今やアイリスは花の名前になりましたが。
④アスリエル(ハーシェルの父、ナイル帝国の王)
これはあっという間に決まりました。「ライラの冒険」に出てくる、ライラの父「アスリエル」のパクリです。またパクリかよ……。
⑤ラルサ(将軍)
どっかの古代都市の名前です。確か、ネットの地名集で見つけたのかな?
ラルサ、もともとはアッシリア側の武人で、第三部まで登場しない予定でした。大出世ですね。
⑥へステラ(女官長)
当時読んでいた漫画「王家の紋章」のナフテラっぽい名前がいいなと思って微妙に変えました。ちなみに、ナフテラも女官長です。
⑦サラバン(近衛隊長)、スコット(ハーシェルの歴史学の先生)、シーモア(宰相)、ダルーシア(ハーシェル付き護衛)
このへんは、ネットで色々名前検索しながらパクったり自分で考えたりしました。どれも近年考えたものばかりです(つまり、昔決めた名前ほどパクっている)。
~地名~
①ナイル帝国(ハーシェルの出身国)
これも「王家の紋章」から拝借。つまり、エジプトのナイル川。「ナイルの姫」って響きが好きだったんです……。
②アッシリア王国(ハーシェルが7歳まで住んでいた国)
はい、これも「王家の紋章」ですね。このあたりで、「さすがにパクリすぎじゃね?」と名前を変えようとした時期もありました。執筆してきた内容のすべてを「アリシア王国」に変えて書き換えたこともありました。しかし、すでに違和感しか感じなくなっていて、私の心がどうしても受け付けませんでした……。いいですよね、別に売るわけじゃないし(逃。
③ミスク共和国(ハーシェルたちがアッシリアに住むきっかけになった、戦争を引き起こした国)
「王家の紋章」のミノアから、なんとか別名に変更しました。最初は「ミノア」で書いていたのですが、さすがにパクリ過ぎだなと思い(何回目)あとで名前を修正しました。これはまだなんとか変更する心の余地がありました。
④カルヴィア(戦争の時にナイルを助けた国)
誰も覚えていないでしょうが、第二部では結構重要な国になってきます。これは頑張って自分で考えました。
⑤リディア(ナイルの同盟国)
たぶん、世界史の教科書か「王家の紋章」のリビアに影響されて、ふと思い浮かびました。パクってません。たぶん。
~その他~
①アイリス(ハーシェルが一番好きな花)
たぶん、「王家の紋章」のアイシス女王から思いついたのかと。本当にどれだけ王家の紋章に影響されてるんだ。
②ラピストリア(瑠璃色の石の正式名称)
これはかなり悩みました。なにせ最重要案件ですので。「ラピス」は「ラピスラズリ」から取りました。「トリア」は自分でなんとか考えました。
「ラピス」は「王」、「トリア」は「石」という意味にしましたが、この「ラピス」を「王」にするか「神」にするかでかなり悩みました。このとき、タイトルも同時期に悩んでいたと思います。もしここで「王」にしなかったら、おとぎ話「王の石」も、タイトルの「瑠璃の王石」も、その上おとぎ話の内容まで別のものになっていたかもしれません。それくらい、この名前が持つ意味はすごく重要なものでした。
③『瑠璃の王石』(タイトル)
これも書き始めて三、四年のうちはぜんっぜん決まらなくて、長い間仮タイトルとして『瑠璃色の石』にしていました。しかしネット公開を決意した時、必要に迫られ、ようやく本気でタイトルを考え始めました。
もうあの頃の候補メモはスマホに消去されてなくなってしまいましたが、確かハーシェルを「〜の姫」的な感じで言い換えたタイトルにするか、石に関連したタイトルにするかでちょっと迷っていたように思います。しかし、やはり物語のキーになるのは瑠璃色の石だったので、石を中心にしたタイトルを考えるようになりました。これまでに読んだ色々な本のタイトルを参考にしたり、ネットでも「タイトルの決め方」とか検索したり。ネットではラノベ的な長いタイトルを推しているところが多かったですが、それだけは断固拒否。そして、「ラピストリア」とほぼ同時に決まったのが「瑠璃の王石」でした。
<第2部『影の王子』より>
〜人物名〜
①ルカ(ハーシェルの側近)
……ちょっと言いにくくなってきましたが…………『王家の紋章』の主人公の側近ルカが好きだったんです!!!すみません!!でも性格はだいぶ違います!!!
②カイル(近衛隊、ルカの同僚)
たぶん、当時好きだったアニメ『獣の奏者エリン 』に出てきた人かな? しかも、近衛隊だった気がする(汗。
③サティ(ハーシェルの侍女、ルカとカイルの友達)
これは堂々と言えます!!
自分で考えましたーっ!!!!(ちなみに、容姿は名前の雰囲気から後づけで決まりました。)
④ユグム(ハーシェルの主治医)
パッとイメージで思いついて、自分で考えたつもりになっていたのですが、どこかで聞いたことあるような……と考えていると、韓国ドラマ「オクニョ」に出てくる女性の名前でした。無意識です。
⑤アドラス、フィン、レイモンド(近衛隊、ルカに反感を持っている)
赤毛で大柄なアドラス、とがったアゴのフィン、背の低いがっちり体型のレイモンド。この辺はなんか、雰囲気です(適当)。
⑥スコーピオン(アッシリア王国の神官長→大神官)
なんか悪そうな名前がいいなー…と考えていたところ、これに決定しました。日本語で「サソリ」という意味ですね。ちなみに前任の大神官の名前はリブラです。珍しく完全オリジナルな名前ですが、記憶が正しければ一回しか登場していません。
⑦カンファス(アッシリアの王)
これは、自分で考えました!(堂々)。なんか雰囲気です。
⑧モーリス(アッシリアの王弟)
どこかで聞いたことがあるんですよ。しかし、どこだったか思い出せず……。「美女と野獣」のベラの父の名前がモーリスですが、そこから思いついたのかもしれません。別のところからかもしれません。
⑨ウィリウス・アークタルス(ウィルの本名)
第二部で初めて登場しました、ウィルの本名です。随分、悩みました。ウィリウスにするか、ウィリアムにするか、ウィルバートにするか、ウィリアスにするか(どれもそんなに変わらない)。アークタルスにするか、別のにするか。
ウィリウスはオリジナルのはずです。アークタルスはパッと思いついて、「自分で考えた⁉︎ え、すごくない?」と自画自賛していましたが、なんのことはない。今調べてみると、ハリーポッターの登場するシリウスの弟の名前が「レギュラス・アークタルス・ブラック」でした。……絶対これだわ。
〜地名〜
①シンドラ王国(アッシリアによって征服)
その場の思いつきです。
②アグレシア王国(ナイルと同盟を結ぶ予定)
まあまあ悩んで、ネットで名前検索しながイメージに合った国名を考えました。ですが、決定してしばらく経ってから「アッシリア」とだいぶ似た名前になっていたことが判明。変えようにも、もう手遅れでした。
このあたりで、私は「ア」で終わる国名が好みなのだと悟りました。名前をさかのぼってみて下さい。「ア」で終わる国名が多発しています。決して狙ってやったわけではないのです。
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