この世界はあまりにも退屈すぎた
冷たくなった体硬くなった関節
私の体なのに思い通りに動かない
今日は曇りで朝の光は弱い
この世界に降りたときに悟った
ココで自由など手に入らないと
何かにビビってやる気をなくして
そんな世界はもう嫌なんだ
だから上へ参ります
死にたい死にたい
そんなに叫ぶなよ
崩れ落ちる音に泣く人がいる
細い息でへらへら笑う君
あともう少し待ってて
今おもしろいモノを見せるから
だからまだゆくなよ
明日も曇りでセロトニンが少ない
私がつまんないのは誰かのせい
ココはモノクロで音のない映画
関節が硬くて痛くて
理不尽な世界はもうたくさん
だから上へ参ります
生きたい生きたい
本音はそうなんじゃん
血で染るアスファルトに膝を折る
震えた声でバカを言う君
あと少し時間をくれないか
今楽しいことを教えてあげるから
だからまだゆくなよ
雨が降って全身が冷えて
知っていたけど知らないフリをした
ホントは地獄行きってこと
地道に努力を積み上げたあとに
ほんのちょっぴり楽しいことがある
人生ってそういうものらしい
けど私は焦れったいから我慢できなかった
早く暖かい楽しみを手に入れたくて
けどやっぱり生きたい
今さらだけど
朝の光を浴びたとき生きたかった
知らなかったんだこんなこと
つまんないことを面白くする
それが面白いんだってそれが人生って
文字通り死ぬほどって意味ね
だから上へ参ります
お願いお願い
何か喋ってくれ
白く冷たい体からは返答はない
冬の寒空は知らんぷり
頼むから時間を戻してくれ
きっと早くおもしろいモノを見せてやるから
だから帰ってきてくれ
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