第20話 まさかの勇者登場!
「な、ゆ、勇者だと?」
あー!!思い出した!僕を剣でぶった切った勇者だ!ここに来てまさかの勇者登場!
「ふん、やっぱり記憶はあるようだな」
ウィル・ウォーレスは踏ん反り返って言う。ただ・・・僕の記憶では・・・
「ね、ねぇ君ー」
「人が集まって来たな。場所を変えるぞ」
周囲には人だかりが出来ていた。みんな、面白そうに僕らを見ている。誰か助けろよ。
ウィル・ウォーレスは僕を中庭に連れて行った。
「ここなら周りを気にせず話が出来るな」
「あの、君って僕を殺した勇者なんだよね?」
「ああそうだ。私の剣が貴様の胸を貫いたのだ」
「僕の記憶では君は男だったような・・・」
ウィル・ウォーレス。黒髪の綺麗な顔をしていたが、男だった。
「にょ、女体化した」
「うぇ!?」
こ、これが、あの女体化!?
「なんだ!文句でもあるのか!?」
「いえ!あ、の。心は男なんで・・・すか?」
「い、や。私は前世では、お前を倒すことしか考えて無かった。正直性別なんてどうでも良かったし。転生してもそれは同じだ」
「つまり男だろうが女だろうが、どっちでもいいと」
「ああ。それにしても、私は可愛くないか?髪の毛を伸ばしてみたんだがどうだろうか」
しっかり女の子を楽しんでらっしゃる!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます