第6話 変な奴とは失礼だな
「ありがとうー!!助かったよ」
数学の授業が終わり、吉崎柚希が声をかけてくる。彼は無事に問題を解くことが出来て、森山先生にも褒められていた。
「それは良かった」
「お前、変な奴かと思ったけど、意外と良い奴だな!」
「一言余計だ」
変な奴とは失礼だな。
「あ、それでさー」
「それじゃ」
僕はこの後、先生に呼ばれているのだ。早く行かなくては
「あ、ああ。またな」
僕は教務室に向かう。おそらく、呼ばれたのは、まだ入部届けを出してないからだろう。
締め切りを2日ほど過ぎてしまってる。
だが、どの部活に入ればいいかなんて分からない。
部活は何かやってみたいとは思う。僕は運動神経最悪だったから、文系の部活に入りたい。だが、部活動の数が多過ぎて、決めかねている。
ここは無難に文芸部だろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます