どうしたらいいんでしょう
2週間ぶりくらいですね。オンライン授業が始まってからなかなかこちらまで手が回らず…。すいません。また少しずつ書いていきますのでよろしくお願いします。
それでは本編。
先輩…いや部長が現れた。
「お疲れ様です。で話の続きとは?」
「いやな。なんていうか。」
向こうから話しかけてきたのに言いにくそうに部長はしている。
「仮入部中の高1をパートリーダーに任命するくらいめちゃくちゃなんです。もう何言われても驚きませんよ。」
「そ、そうか。わかった。あー、実はな、パートリーダーの中から部長を選ぶんだ。で現状俺と中谷はお前を部長にしようと思ってる。だから明日、ちょっと面談するからよろしくな。」
—え?
「えっパートリーダーに選ばれたって?」
朝の教室の中で桧山くんは素っ頓狂な声をあげた。
「いやなんかさ。流れで。」
「流れでってなんだよ。もっとあるだろ。語彙力使えよ。」
「んー。でもなんていえばいいのか。試験受けたんだよね。それで受かった。」
「…まだ仮入部期間だよな?」
「そうなんだけどね…。」
「というかパートリーダーってなんだ?」
「サッカーでいうとポジションごとのキャプテンみたいな感じ?ちょっとサッカー詳しくないからわからないけど。」
「大体理解した。」
「桧山。それくらい知っておきなよ。教養だぜ?」
「うっせえなぁ。」
「でも、話は終わりじゃないんだろ?」
「そうなんだよ。パートリーダーになったと思えば部長にするって言われてさ…。」
「ごめんちょっと何言ってるかわからない。」
「右に同じく。」
僕もそう言いたい。普通に考えておかしい。まだ仮入部期間は2日しかたっておらず、しかもなんたって僕は初心者だ。突出して歌がうまいわけでもなく、人をまとめる力があるわけでもない。どうしてなんだろう。
「なぁ、いいんじゃないか?」と藤浪君。
「藤川がどう思っていても、少なくとも先輩からそれだけ信頼されてるってころだろ?完全な実力で決まるわけでもないし俺もラグビーで主将指名されたぞ。知り合いの先輩が多いってことが原因だろうけど。でも、そんなことないんだろ?それはお前の中に何かあると先輩が感じたってことじゃないか?嬉しいじゃないか、知らない人に認められるなんて。受けたらいいんじゃないか?」
「そ、そうかな…。あと主将おめでとう?それより…
「「「藤浪(君)、そんなに話せたんだね。」」」
「なんか無口キャラになってんのか俺は…。普段は話すっていうより聞く人間だからな。この四人何て大体桧山がボケて二人がツッコんでで終わるから入る余地がないだけだし。」
「そ、そうだったんだ…。」
悪いこと、してたかなぁ…。って違う。部長かぁ。はぁ。
いきなり重すぎないか?
「変わるって言ったんだし、これくらいあっていいんじゃないか?」
そんなもんかぁ。
はぁ。
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