この習遠という男は、こう極端なデフォルメされると分かりやすいですが、いろんな意味でそこらじゅうにいる典型的な日本人のマイナス要素のかたまりですね。弱いものには徹底的に叩き、一方、権威にはとことん弱い。そのくせ、自分はその権威を自分の実力と勘違いした上に、権力と権威は徹底的に利用する。
女と子供はこの手の男には一番分かりやすい弱者、彼にとって弱者はこうあるべき、そうでなければ無礼であり排除の対象?すぐ刀を抜くのはSMっけがあるのか……
救いようのない馬鹿……後方の安全なところで戦争の勝利や勇者を賛美して、百万の兵を駒のように動かし、数万の兵の死にも眉ひとつ動かさない。
つい、辻政信や牟田口廉也をイメージしてしまう。
最後にわかったことがひとつ、小夜様はすごい。
作者からの返信
清十郎さん。いつもコメント有り難うございます。
こんな奴アメリカにも居ました。
不戦をキャッチコピーにして大統領になったくせに、戦争がやりたくて日本の経済を立ちゆかなくして、日本の真珠湾攻撃を助長して自国民スケープゴートにしたルーズな奴。
今もあちこちに居る人類の平和と発展に害する悪人を排除するデスノートが欲しい(笑笑)
塾生の問答、興味深かったです。
模擬戦もなかなかで、この村の敵は侮れない。
実際、この時代に、こうしたことができた村は少ないとは思いますが。どうなんでしょうね。
作者からの返信
いつもコメント、感謝です。
実際というとまず無理ですね。
小夜はひとつの理想郷を造ろうとしています。
作るとすれば、自給自足、外貨獲得、自主防衛、先進技術に加えて鬼が居て、鉄砲から始まる化学兵器のない時代が必要(笑笑)なのですが、それを当て嵌めることができる時代が、実際にはありません。だからファンタジーなのですけどね。
痛快な模擬戦でした。
何となくですが、本当の意味での模擬戦まで見せてもらったような気がします。上手く言えませんが、現代風に言い換えればPDCAがちゃんとできているというか。本当の戦になったとしても高みの見物でいられそうな情報の厚みですね☆
作者からの返信
コメント有り難うございます。
いつもながらの読みの深さ。恐れ入りました。
感じられたことは、想像や思いつきでは無い、戦略、戦術ベースの確かさといったものではないかと自負しております。
実は最初の作では孫子の兵法に緊要地形の選定と、『戦争論』による戦争の止め方までを展開してしまい、まったく話の本筋がみえなくなったという苦い経験がありました。それでまあ一万五千字ほど削ったわけですが、それでも「模擬戦」だけでも一万四千文字までになってしまいました。
こういうものに興味の無い女性の方は、飛ばして読んで頂いても已む無きかなと思うエピソードでありますのに、そこまでちゃんと捉えて読んで頂けましたことに、なによりお礼申し上げます。
模擬戦、圧倒されました。
小夜がカッコいいですね。
習遠のような男は弱い者いじめしか出来ませんね。
汚物のように見られて、スッキリしました。
作者からの返信
お読み頂き応援を頂いていることを嬉しく思っておりました。
この度はコメントまでいただき、感謝 でございます。
この村は平和の象徴になるはずなのに、戦術素養は要るのかと悩んだところでしたのでそう言って頂いて、やはり平和を維持するベースに戦略と力は欠かせない……と、確信致しました。 ま、面白けりゃいいんだ という気分もありましたが(wwww)
追記 実はわたくし星都ハナスさんの書かれている文章の『しらんけど』と『がんばれー』のフレーズに抱腹絶倒 狂喜乱舞をしておりまして、つい無断で使わせて頂きましたことを懺悔いたします。