”書く” についての私のスタンスみたいなもの。(2)

昨日の続きですけど。。。


予定を変更して、昨日の話にを。

というのも、ゆうべ、夫のM夫くんにも同じことを訊いてみて、その結果、書き足したくなったもので。


M夫くんは仕事がら、地元では多少面が割れてる。新聞に顔写真付きで出たこともある。スーパーや飲食店で声かけられたり、「あっ!」と認識されてしまうこともよくある。

そのとばっちり(?)で、私もしょっちゅう「あぁ、化粧してくればよかった。。。」と後悔させられるのだけど。。。


一方、教科書も書いてるので、名前の載った本が出版されてて、ちょろっと印税も入ったりしてる。


つまりM夫くんは、地元限定ではあるけど、私から見たら「やりづらいだろうなぁ」と思うような有名人もどきで、しかも本も出してる人なので、そういうのってどういう気分なの!? って訊いてみたわけです。


で、その答えは——。


なろうと思ってなったわけじゃなくて、普通に自分の仕事をしている結果としてついてきてるだけのことなので、あまり気にしたことない。だから、有名人という意識はないけど、公の場で下手なことはできない……くらいには思ってる、とのこと。


そういえば結婚当初、私が手をつないで歩きたがると、周りに知り合いがいないかいつも必要以上にキョロキョロしてた(笑)。「見られたら、あとで言われるからね」って。


ちなみに印税については、「すずめの涙ほどにもならない」とのことです。共著のもあるし。


で、私はカクヨムでは読み専だという前提で、またM夫くんは言うわけです。

印税がほしい=本を出したいにしても、作家として有名になりたいにしても、「とにかくまず何か書かなくちゃ」って。

もちろん私は、そんな大それたことは思ってない、メンドくさそうだし、できないし……とかテキトーにごちゃごちゃ言ったんだけど、次の言葉にはちょっと心動きました。


じゃあ、「一生に一冊だけ、本にしてあげる」って言われたら?


つまり、次回作どーのこーのの縛りもなく、授賞式があったり取材を受けたりの顔出しもなく、ただ自作を本の形に(タダで)してあげる、本屋にも置いてあげるって言われるっていう、現実にはあり得ない話なわけだけど。


それならうれしい!! って思っちゃいました(笑)


たぶん、私は「本」が好きなんです。

学校時代からお話を読んだり書いたりするのが好きで(ついでに作文も)、本に囲まれてるとワクワクして、なのに名作と言われるようなちゃんとした小説はほんの一部しか読んでなくて、それなのに書いて昇華したい案件があるっていう個人的な欲だけで作家になりたいとか豪語して撃沈され。。。

そんな私が就職の時に、「せめて本のそばに」「せめて本の造り手に」みたいないじましさで、ずぅずぅしくも出版社を考えた(諸事情から受けることはしなかったけど)のは、結局は「本が好き」ってことに尽きると思うのです。


だから、もし自分の書いたものが本という形になるのなら、その部分だけを考えればすごく光栄なことと思えます、確かに。

でも、注目は要らない。作品は残っても、作者としてはできればすぐに忘れ去られたい(笑)。


目立たず(ラクに)生きたい。

というグータラ体質なので、本当はカクヨムにいるのもどうなの!? って時々思うんです。

好きなものを好きなように書いていいんだと開き直って在籍してる分には何ら問題はないのかもしれないんですけどね。

ただ、ここ最近、仲良くさせていただいてる方々の一部が活動を抑え気味にしてる感じなので、交流範囲を少し広げて新しいユーザーさんとこを覗いたりしてたら、そのたびに「書くことへの熱量の大きさ」に驚愕する、ということがまた繰り返し起こってまして。。。


こんなことをいつも以上に考えたりしてる今日このごろなのでした。


(明日は予定通りの続きを書く予定)

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