え、あなたも知らない人!?

カクヨムできない週末を乗り越えての月曜日ですが。。。


昨日は、阪神淡路大震災から26年という日でしたね。


そんなニュースを小耳に挟んで、以前、知り合いから聞いた話を思い出してました。


知り合いの、そのまた知り合いの話なのだけど、今となってはすっかりオジさんとなったその知り合いの知り合いの男性には、当時、付き合っていた人がいて、結婚したかったんだけど、彼女の両親から大反対されてたそうです。


それでも、いつか認めてもらおうと付き合い続けていて、そんな中での震災。

無事を確かめようと彼女に連絡を取ったところ、まったく連絡がつかない。


そりゃそうですよね、そういう時は電話とかなかなか繋がらないですよね。


もう心配で心配で、彼は彼女の住むちょっと離れた街まで徒歩で行って、彼女を探したそうです。

で、家なのか職場なのか、どこで見つけたのかは忘れちゃったんですけど(すみません 汗)、瓦礫の中から彼女をボロボロの状態で助け出して、親に会いたいと言うので、彼女を抱き抱えるようにして、二人で歩いて彼女の実家に行った。


もう、両親は号泣して娘を抱きしめて、生きて会えたのも彼のおかげだと感謝して、そして結婚も認めてくれたんだって。



そんな話を思い出しながらニュースを聞いてて、ふと夫のM夫くんに「阪神淡路からもう26年だって〜早いよね〜〜」って言ったんですよ。


すると、「あのさ、ちょうど職場でその話してたんだけど……」と、M夫くんが真剣な顔で問うてくるわけですよ。


「学校時代、原爆の話とか習って、どう思った?」って。


えっっ!?


と、私が意外な話の展開にたじろいでいると、


「すっごい昔の話だって、思わなかった?」と。


あぁ、そりゃね、生まれる遥か前の話だし、まったく時代も変わってたしね。


そこで、勝ち誇ったようにM夫くんは言ったよね。


「あのさ、今の小学生くらいの子だと、もう阪神淡路って、そういう感覚らしいんだよ。すっごい昔の、自分には関係ない、歴史で習うような話、って」


ひぇぇ〜〜


私にとってはつい最近の、26年も経ったと思えないくらいの話なのに!?

あのショッキングな映像、けっこう覚えてますから。。。


そこで、よくよく思い出してみれば、子供のころは確かに、第二次大戦を体験した人がもっといたのに、それでも、すごい遠い昔の話のように感じてたなぁって。

知ってる数十年前と、知らない数十年前って、たかだか数十年なのにこんなにも感覚違うの!? って、新鮮に驚きました。


リアルタイムで見聞きしてないって、すごいことだわ〜

どんなに言葉を尽くして説明して、頭では理解してもらっても、実際にその時を生きてないことを同じで捉えるって無理ですね。


こうやって、日々、ジェネレーションギャップが生まれ続けているのだなぁ、と、改めて思った次第です。。。


(いや、当たり前なんだけど、なんかガク然としちゃって。。。笑)

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