なんで、夏なの? と「たんぽぽのお酒」。
このところ、過去のわだかまりに捕われていたせいか、回顧モードなのです。
そんな中、たまたま古いMD(←若い人はわからなかったりします??)なんか聴く機会があって、ビックリするくらいいろいろ昔のことを思い出しちゃいました。
それで、『歌のまにまに、想いのうたかた 〜あの日の私とあなたへ』なんていう、おセンチな回顧モードのエッセイをチマチマ書いて、なぜか今、気持ちが落ち着いてきました。
※この作品公開に至る経緯は近況ノートにて:
https://kakuyomu.jp/users/mita27/news/1177354054918431228
何かしら、その時に書けるものを書く、というのは、自分にとって態勢を落ち着かせるためのいい手段なのかなと、あらためて思いました。
これがいいリハビリになって、早く結婚の話を再開したいと思ってます(もうちょっと幸せモードが戻って来ないと、ノッて書ける気がしない)。
……という今日このごろ、いや、先月の中くらいからですか……
ノスタルジックによい思い出として甦るのって、どうして「夏」の記憶が多いんだろう?? ってことを、ずっと考えてました。
夏休みがあるから?
でも、冬休みもあるよね、と。
お祭り、花火……とかイベントが多いから?
でも、冬もクリスマスとかあるよね。
いや、冬の方がいい思い出多いという方もいるのかもしれないけど、あまり聞いたことないんですよね(忘れっぽいから?)。
それに、私自身は、圧倒的に夏なのです。こんなに酷暑が普通になる前は夏が一番好きだったし。
ちなみに、私の場合の夏のイメージは……
たとえば、水滴のついた冷たい飲み物のグラスとか、アイスクリームが溶ける感じとか、冷えたすいかを囲む団らんとか、子供のころのお気に入りのワンピースとか帽子、縁日、盆踊り、打ち水、夕立、入道雲、ひまわり etc.
こういうものを、わけもなくワクワク感とともに思い出します。
あと、不思議なのが、キュゥーンという胸のうずきとともに思い出す、まさにノスタルジックでセンチメンタルな記憶が、「夏の音」というか、音がらみなのです。
セミの声や風鈴の音、花火、どこからか聞こえる高校野球のサイレン、そして、窓から入ってくるありきたりな町の音(風の音、人の声、車の音、テレビやラジオの音など)。
特にこの「町の音」は、夜に聞こえてくる方がキュゥーンな感じなのです。
これって、夜でも窓を開けてる夏に独特のものなのでしょうね(今どきは、クーラーかけてる関係で開けないかな??)。
で、夏が好きだから、夏のそういう記憶が鮮明だってだけなのか。
冬が好きな人は、冬のワクワクやキュンの思い出をたくさん持ってるのか。
そこがよくわからないのです。
あと、外国ではどうなんだろう?? ってのも気になります。
アメリカ映画なんか見てると、少年時代の夏の思い出的な映画がよくあって、それは私も見ててキュンなのだけど、あちらはクリスマスとか感謝祭が一年で一番大きい行事だったりするので(←あくまで私の認識で、間違ってるかもですが)、そういう意味では日本人と何か違ったりするのかなぁ、とか。
ともあれ、何度でも言いますが、私は夏です。
レイ・ブラッドベリの『たんぽぽのお酒』という本があって、昔のある時期、その本が一番好きって言ってました。
ひとえに、少年の目から見た夏のワクワクの描写がすばらしかったからです。
主人公と同じ経験してるわけじゃないのに、これを読んだ時、その描かれてる感覚が「毛穴から直接入ってくるくらいわかる!」と思って、ゾクゾクしたものです。
今となっては、もう、ストーリー的にそこだけしか覚えてないことにビックリするのだけど!(滝汗)
(そういえば、たんぽぽのお酒を飲んでみたいと思ってたのに、いまだに見たこともない)
このお話にも、夏の夕涼みの情景や、夜に人の声が聞こえてくる空気感を描いてる部分があります。
よく嗅覚は記憶と結びつきやすいって言うけど、もしかすると、聴覚もなのかな。
生まれる前から死ぬ瞬間まであるのは聴覚だけと言うし。
あるいは、気温が高い方が自律神経が活性化する(免疫も上がるらしい)って言うけど、そういう時って五感の感受性も鋭くなってたりするのでしょうか??
でも、昨今のようにあまりに暑いと、かえって鈍りそうですね。
酷暑によって、こういう「素敵な夏」のイメージが日本人の中から消えていったら、それはやっぱりさびしいなと思います。。。
***
そうそう、前回書いた兄弟姉妹関係の悩みについては、まるでリアルでおしゃべりしてるみたいに皆さんのお話を聞けて、私の心はだいぶ軽くなりました。
本当にありがとうございました!!m(_ _)m
うちは夫のM夫くんが兄弟仲、もっと言うと、家族全体で仲良しというか大人のいい関係を築いてる感じなので、ことさら我が実家のことが残念だったりしてたんですけど、意外とみんな兄弟仲に何かを抱えて生きてるんだなってよくわかりました。
そして、今うまく行ってる人がいたとして、将来、親が年老いた時に出てくる問題に直面したら(悪い方にも、さらにいい方にも)変わるかもしれないし……ということで、自分だけがダメダメなんだと思い詰めなくてもいいのだと思えました!
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