第33話 テンセイ氏の同人誌評価①《レビュアー》
テンセイ氏の作品レビューページ
※このレビューは、読者の独断と偏見によって書かれています。商品購入の参考程度にして頂けると幸いです。
【1冊目:男と女の日常】
ある日突然とある掲示板に作品の1ページがアップされて知られることになった、ネット上を騒がせた伝説の同人誌と聞けば、知っている人も多いだろう。
それが、テンセイ氏が初制作したという作品である。
このテンセイという作者はある日なんの前触れもなく突然、現れた。世に出てくる以前までの活躍についても、一切の詳細が不明だった。今でもなお、プロフィールは明かされず謎の部分が多い作者である。
同人誌の即売会やイベントにも一切姿を表さず、ネット販売を専門に活動している関係もあって人物情報を知れる機会が無い状況である。作者本人から情報公開されるまで詳細を知る事は出来ないだろう。一説によればテンセイ氏が人嫌いという噂や、商業誌からのスカウトを嫌って連絡を絶っているという理由があるそうだ。
最初の作品から既に大手の雑誌で掲載されていても問題ないと言えるくらいな絵の巧さ。もしかすると、かつて連載を持ったこともあるプロの漫画家であった可能性も高いだろうと言われているが真偽の程は不明である。
この作品のあらすじを簡単に説明すると、男女の非常にシンプルな恋愛ストーリーである。しかし、主人公の住む世界は少し変わっていて―――。内容について詳細を知りたい方は、ぜひ本作品を購入して、その目で確認してみて下さい。
非常に繊細に書き込まれた今までにない独特の絵。特に、男性の部分の書き込みについてはリアルで、ホンモノに近いと言われています。ネット上で、この詳細部分が話題になりました。
世界観も非常にユニークで、あり得ないとは思うけれど女性の夢を叶えてくれるというような欲望に満ちたストーリーなので、読んていて楽しいです。
人を選ぶような感じの作品ではないので、テンセイ氏の作品を知らない読者向けにオススメする入門編としては、是非とも推したい1冊になっています。
少し前までは作品を手に入れるのが非常に困難とされていましたが、今では手軽に再販版や電子版で手に入れることが出来るようになりました。
(どうやら噂によれば、この再販版や電子版についてはオリジナル版から修正されている箇所があるらしく、内容が少し違っているという話があるようです。どなたか、この噂に関して情報を持っている方、オリジナル版を所持している方が居られたら、是非とも情報を求む。)
評価点数:5点★★★★★
【2冊目:愛ゆえに~私の研究結果~】
一作目の純愛作品から一転して、調教モノというジャンルが変わった内容になっています。
様々なプレイ道具を使用して、男性と女性の奴隷をそれぞれ一人ずつ陵辱&調教をしていくという内容になっています。
女性についてはともかく、本作品でも男性の描き込みが素晴らしく細かいです。
プレイ内容に特化しているので、ストーリーなどは特に深堀りされていないです。ストーリーや世界観だけを目的として購入してしまうと、後悔するかもしれません。
非常に繊細なタッチで描かれた男の子が乱れ狂う姿は、非常に実用性のある優れた作品になっています。ただ、男の子が傷つくような姿を見るのが苦手というような方には、残念ながら素直にオススメできない内容になっていますので閲覧注意です。
総合評価点数:4点★★★★
【3冊目:ファンタジー大運動会!】
今作品では、数多くのキャラクターが登場します。その一部を紹介すると、人魚や妖精、鬼やゾンビなど他にも色々なファンタジー的キャラクターが多数登場します。人外男子という、素晴らしいアイデアをごった煮した感じがヤバ過ぎる作品です。
性的プレイを競技として、運動会という形式で勝負すると表現したのも面白くて、アブノーマル感もあってエロいです。
一作目から二作目、そして二作目から三作目と大きく変化していく作品内容からは作者の趣味や嗜好の広さが伺えます。どの作品も特徴的で、他の作者では見られないオリジナリティがあります。非常に独特でありながら魅力もあるので、幅広い人気を得ています。
作者の今後の活躍も、非常に期待できる作品となっています。
総合評価点数:4点★★★★
【4冊目:獣の生活】
この作品がキッカケとなって、擬人化というジャンルが同人界で一時期ものすごく流行ったという、他の作者にも影響を与えたスゴイ作品です。
内容は、ウサギの少年と狼の女性が開放的な野外で動物的に交じり合っています。言葉もなく、うめき声と喘ぎ声が汗を流して楽しむ様子が描かれています。
昔から今までにも擬人化という文化は有ったけれども、この作品が同人界に大きな影響を及ぼしました事は間違いないでしよう。この作品が売り出されてから後には、擬人化されたキャラクターが登場する作品が量産されました。本作品は、かなり多くの同人作家たちに影響を与えたようです。
そんな流行を生み出すことができるぐらいのアイデアを発想できて、同人界隈でも非常に重要な注目を浴びている作家の一人、と言っても過言ではないでしょう。
総合評価点数:5点★★★★★
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