第73話帰って来たら

鉄騎隊基地を通ってバレタニアの第4棟に向かう僕達4人と2匹。アインスとツヴァイには着いたら犬小屋を作ってあげなくちゃ。それに


「う~ん、3日振りのバレタニア。花や馬の世話をしなくちゃ、、、な?」


「バロ、休みなさいって言ってるで、、、しょ?」


「セリエ様、バロ様、どうしたのですか?」


「管理人殿、姫様、申し訳ありません。見せて欲しいのですが、、、は?」


僕たちは一度、鉄騎隊基地の方に顔を向けさっき見た光景を確認しあいました。


「セリエ、マリン、副長殿、ここは第4棟に通じる通路でしたよね?」


「管理人殿、そのはずだ。」


「でも、今のは、、、」


「きっと、気のせいですよ。行きましょう」


「そうですね、きっとつかれ、、、」


「「「、、、」」」


振り向きもう一度、外の風景を確認しました。僕は、有り得ないと思いながらも外に出て、景色を見ました。皆で作った外壁、セリエのせいでできた地下基地とその入り口。間違いなく第4棟の敷地です。しかし、第4棟は見る影もなく砕け、花壇だった物、外壁もヒビが入っています。所々に倒れ込んでいる鉄騎隊の女性騎士も見え、急いで治療しました。


「魔法、、使、、いが」


「、、、」


「酷い」


「皆!皆!どこ、返事をしてよ!」


「隊長!管理人殿、私は隊長をとめ、、、

管理人殿?何を見て、、!」


魔法使い?それはアレの事でしょうか?ふてぶてしく、よりにもよって第4棟の上を翔んでいる。


「ねぇ!お兄さん、ここの人?」


僕も飛翔魔法を使い少女の近くまで翔びました。


「君がこれを?」


怒りをばらさない様に近づき、声を出す。


「ううん、リンとお師匠様は違うわ。私達ならたーくさん!赤い花が咲き乱れるもの!」


「リン!それに、、、」


「貴様等、犯人を見たか?」


「いいえ、でもそこで逃げようとしてる3人組は違うのかしら?坊や」


「、、、ご協力感謝する。碧のマリーナ、碧のリンフォース。」


「へぇ、お兄さん何者?リンとお師匠様をしってるなんて。」


「ソルジャークラス2nd。バロ・ランバースだ。今は勝てない戦いはしない。」


「へぇ、勝てないって決めつけるんだ。」


「あぁ、リンフォース。今の俺では貴様にすら勝てない。」


「ふ~ん、つまんないから死んで」


「止めろ馬鹿弟子!」


俺が後ろを向いた瞬間、刃が俺の胸に生えていた。どうやら背中を貫かれているようだ。


「強いと思ってたのに、、、」


「残念、俺は貴様が明瞭だと思っていたよ。」


「ぐっ!なん、、、で、、、」


「答える義理はない。マリーナよ、リンフォースの愚か者を我の前に出したこと、罪だと言うことを忘れるな。次は、貴様も殺す」


力のない体をマリーナに投げつける。急所ははずしてあるが、重傷には違いない。


「はっ」


マリーナは了承し、リンフォースを連れて何処かへと転移していった。


「さて、後はあの3人組だけだ。、、、俺の家、仲間、壊した物の報いを受けてもらう」






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