第9話管理人バロ・ランバース
「しっかし、ボロかった第四棟が一気に綺麗になったよな。これに関しては素直をに凄いと思うぞバロ。」
「ありがとう、ヤエさん。」
「あら、口調変えたの?」
「年上、目上の人にはこんな喋り方、、、というか本来は此方ですね。あれは威張り散らす愚か者どもへの威圧も兼ねているので。」
「なあ、お前かなり黒いよな?」
ふん、確かに腹黒いとか言われるけどセリエ程じゃないし、第一これぐらいじゃないと生き残れないし。
「もー。ヤエに虐められたのね、駄目ねー。でも大丈夫、お姉さんが守ってあげるからね。」
そう言って一番大きい女性(何とは言わない)がまた俺を抱き締めてきた。
「、、、気持ちいい。」
「だからコノハ!」
「ぐ」
俺は眼鏡をかけた女性に引っ張られる様に安らぎの空間から出た。
「バロ君、、、で良いわよね?私はサクラ、言うわ。コノハには気を付けなさい。良いわね?何かあれば私か、ヤエに言うこと!」
「えー!サクラひどい!なんでヤエは良くて私は駄目なの!」
「五月蝿いお馬鹿!」
そのうちサクラさんとコノハさんが言い争いを初めて、ヤエさんがそれを止めようとしている。女々しい三人だと思っているとヤエさんに声をかけられた。
「悪いな、バロ。、、、色々とな。あたし達は五月蝿いかもしれねぇけど、、、これからよろしく頼むな。」
最初は顔は良いけど性格ヤバいとか思ってたけど、案外好い人そうだ。
「何かふざけた事を考えてる気がするが、、、まぁ良い。管理人として面倒かけるが大目に見てくれると助かる。」
「そうよねー、、、サクラったらお酒飲んだらほんとーに面倒だものね。」
「!いつも面倒を起こす貴女に言われたくないわよ!もう!」
「、、、本当に個性豊かですね。」
「、、、頼むな。」
何故だろう、一番まともに見えた人がちょっと残念な人に見えて、巨乳美人はまるで、、、怖い女性は以外な常識人で、、、
第四棟の住民は面白い人がたくさんいます。
「皆さん、御詫びに夕食をご馳走するので、、、どうでしょうか?」
「へぇ、バロ君料理できるんだ。」
「お姉さん、楽しみにしちゃうよ。」
「バロ、私も楽しみにさせてもらうぞ。」
女性三人から取りあえずの許しをえて、夕食をご馳走することで手を打って貰えた。女性の怒りが恐いのは知ってるからね。
「それで、、、すみません。買い物にオススメの場所とかありませんか?実は今日ここに着いたばかりでして、街を良く知らないんです。」
「ん?しょうがないな。、、、私達が案内するのはどうだ?」
おや?以外に良い方向にむかってる?
「良いわね!お姉さんがエスコートしてあげる!」
「ヤエ、コノハが怖いから私も行くわ。」
「ふっ、なら全員参加だな。そうと決まれば、行くぞ。バロ。」
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