世界再構築

しあわせをうたう

きみとわたしの異なりにまかせ

しあわせをうたう

きみとわたしの重なりに合わせ


きみとわたしの間をわたる空白が

いまひとつズレたら

次はお別れのうたをうたおう


カーテンの隙間にあさひが差す

落ちてくだけの塵を差す

昨日と明日の中継ぎだ


昼下がりに世界は終わる


瞼を綴じて微睡みにふける死体

しあわせをうたう

しあわせをうたう

世界が終わるとき

ガラス骨、軋む音がする


ポルッカダイシンヨンドゥーサ

ラフショイレンチェルマクーシカ

キタトアンラクセシュウカイ


さようならの音律

柔(や)らかく咥内に溶けて消えた


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