第1話


メイン・キャラクターは、小学5年生2人(AとB)



Aは、物語を書くことが大好き。

(中学校か、高校で文芸部に入部したいと思っているくらい)。



Bは、Aに憧れているクラスメイト。

自分も物語を書いて、共通の話題を持ち、たくさん話したいと思っている。


Bが今のところ知り得たAの物語の情報は、


『 魔女が主役のファンタジー 』


を書いているということだけ。


しかも、Aと一緒にいたお友達との会話が聞こえてきただけ。

その時、Bは別グループで遊んでいて、

会話の途切れ目に奇跡的に耳に入ったから、

話かけるきっかけとしては、聞きづらいような気がする。

Bは、小学生低学年の時に、クラスメイトから「地獄耳!」としつこくからかわれたことがあるからだ。


Bは、物語を書くことにも少しは興味があるし、

自分も書いて、Aに相談にのってもらうのはどうだろう? と考え始めた。

Aは優しいから、もしかしたら、少し教えてくれるかもしれない。


AとBは、教室の席も離れている。

近くなら自然に話しかけられるのに。

席替えで近くなる可能性もあるけど、

遠く離れている場合のことから考える。




悩んでも、物語を書くことしか思いつかなかった。


Aが書いている『 魔女が主役のファンタジー 』には、

どのような物語を書くのが無難なのかを考え始めた。


Aは、お揃いも好きなのか、魔女の話で被ってもいいのか分からない。

いろいろなお話に魔女は出てくるから被ってもいいかもしれないけど、慎重にしないと。


もし出来れば、Aと情報交換したいから、

いろいろな時代を網羅していて、無難なのは、


・ガイド

・コンシェルジュ

・情報屋

・老舗の書店

・図書館


こういう距離感で、魔女を見守る主人公が無難かもしれない。


Bは、休日の空いてる日に図書館に通って、魔女がされて嬉しいことから調べ始めた。










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