　学生時代、私はいつも棒型のサクサクお菓子を食べていた。ＰはＰでも、チョコのコーティングがない方のお菓子だ。スーパーやコンビニで比較的すぐに見つけることができる、緑や白の箱のあれである。私はいつもサラダ味派だった。学生の頃、私はほとんど毎日のように、あればかりを食べていた。

　あまり、チョコは好きではない。あれば食べるが、特に自分から買うことはない。一人暮らしを始めて以降、特にその傾向は強まった。お菓子はもらえばなんででも喜んで食べるが、自分で買うことはできない。そういえば、昔はホワイトチョコが好きだった。ビターチョコもミルクチョコも、今では別に大差ないがあの当時は特にホワイトチョコが好きだった。今ではどちらかというとミルクチョコの方が好きかもしれない。自信はない。

　昔は、チョコが詰まった棒型お菓子も好きだった。今は、正直そうでもない。もうひとつのＰの棒菓子はむしろご当地のものが好きだった。変わった味は試してみたいという感情がある。苺や抹茶味など、今でこそ当たり前になったものも好きだが、葡萄や、変に甘ったるい味が好きだ。ジャンクフードの「お菓子」を食べている気になれるから。

　好みは人それぞれだと思うが、嫌いなお菓子というのはやはり少ないように思う。