休息
「先輩!」
は、と僕は頭を上げた。空の向こう側に浮かぶ太陽から窓へと、突き刺さる様な光が入り、思わず目を瞑る。両手で顔を覆い、そのまま両手で髪の毛を撫でつける。夢野がスターバックスのモカフラペチーノを、僕達のテーブルに置いた。
「寝てたんですか?」
夢野は、片手に持ったオレンジ色のスタバの何かを呑みながら、僕の前の席に着いた。僕は目の前に置かれた容器を指さした。
「お礼です、勉強教えてくれた」
夢野がにぃっと笑った。釣り目気味の目が細くなり、近所の野良猫にそっくりだった。いや、野良猫と言うよりも野良狐か、と僕は思い直した。
「先輩って、何だかんだ言って優しいですね~!本当に感謝感激です!」
「…暇やったからな」
夢野はきょとんとした顔をすると、また目を細めた。人を小馬鹿にしている様な、それでいて変に魅力的な笑顔で言い放つ。
「先輩って意地悪ですよね」
「は、はぁ?!そ…うかな」
突然の台詞に、心臓がばくつく。そんなに意地悪くしてたっけ…、と記憶を探り始めた僕に、夢野はまた言い放った。
「けど、先輩が超優しい事、私、知ってますから」
時が止まった。きーん、と夢野の余韻だけが、やけにはっきりと耳に残った。顔赤くなってないよな、ばれるな、ばれるな。
「ち……なん、だよ、急に……」
「本当ですよ、言わないだけで何時もそう思ってますよ?だって、天文学部も何も活動してないのに、部長だからって毎日真面目に通ってるやないですか」
「それは……、暇やからってだけやし…」
夢野に会いたくて、何て口が裂けても言えず、僕は夢野から目を反らした。
「それに、なんだかんだ言って私に構ってくれますし、ね、今日だってそうじゃない?先輩って本当優しいから、いつも感謝してますよ」
「……お前、そうやって言って、また勉強教えて貰おうと思っとるだけやろ」
「まぁー、思ってないとは言えませんけどー」
「おま、なんやそれ」
僕はわざとらしい呆れた声を上げ、目の前のフラペチーノを掴んだ。何時もはあんなに美味しいはずなのに、今日は全く味が無かった。手の中の汗を掻くコップを見て、あ、と僕は小さく声を上げた。椅子の背に引っ掻けたリュックサックの中を探り、財布を取り出す。
「これ、何円やった」
夢野が驚いた様に顔を上げる。そして顔の前で両手を振った。
「え、要りませんよ。私のおごりです」
「そんな訳にはいかんやろ。俺も一応男やし」
僕は財布の中から五百円を取り出した。
「大体四百円ぐらいやろ?おつりはええで」
「いや、でも…」
「ええで」
こんなやり取りを数回した後、夢野は諦めた様に五百円玉を受け取った。夢野がぼんやりとした目で、手の平の中の五百円玉を弄った。
「……ほら、やっぱり先輩は優しいですよ」
「またか。夢野どうしたん、なんか今日変やで」
「変やないですよ、全然普通です……」
夢野はそう言って財布の中に僕の五百円玉をしまった。夢野が黙り込んで、気まずい雰囲気が流れた。僕が口を開こうとした瞬間、夢野が言った。
「別れたんです」
え…、と僕は言った。
「別れたんです、テツ先輩と」
夢野はそう言うと、僕から目を反らし、机の上に置かれた紙のナプキンを折りたたみ始めた。僕は混乱した頭で、それは残念やったな、と取りあえず言った。
「うん……」
夢野が頷き、俯いた。頭の中で、思考がぐるぐると湧き上がる。
「どうする?」「やったーぁああ!よっしゃああ!!」「慰めて好感度を上げよう」「どうやって慰めれば?」「何で別れたんだ?あんなに仲良かったのに」「今日は人生最高の日だ!」「喜ぶなんて俺って性格悪いよな…」「俺が夢野を幸せにしてやる!」
僕達の思考が頭の中で騒ぎ立て、暴れまくる。頭の中に浮かぶ、次の夢野に言う台詞集をかき集め、選択する。しかしそれが終わる前に、夢野が話し始めた。
「実は、結構前から上手く行ってなくて、先輩も野球忙しくって、あんまり会えなくて、それで昨日、先輩からラインがあって、別れようって……言われ、ちゃいました」
夢野が顔を上げる。その顔に僕はぎょっとした。夢野はぼろぼろと涙を流していた。
「それで、やだってラインしたら既読スルー、あり得なくないですか?!私だって天文学部で…暇だから忙しいの分かんないけど…でも、そんな、好きなのに忙しいから別れるとか、ありなんですか?!」
夢野の声が段々と高くなる。夢野はナプキンを顔に押し当てた。
「一年、一年以上も付き合ったんですよ!あと半年で二年!時間を返してほしいです!私はテツ先輩が大好きで、結婚する覚悟で付き合ったのに!そりゃ私は、自分でも、重い女とか、めんどくさいとか、うざいとか知ってますけど、でもこれはおかしいですよぉおっ!ライン一本で別れるんですよ?おはようレベルで軽く別れる何て、絶対おかしいっ」
夢野がやけ酒を煽る様にして、ストローを啜る。
「男ってそう言うもんなんですかッ、そんな冷たいの?!」
夢野が僕に噛みついた。そんなん付き合った事ないから知る訳ないだろ、と思いながら、僕はどもりながら答えた。
「えーと……普通は、口で直接…」
「やっぱりそうですよね!もう嫌やぁッ」
夢野がテーブルに顔を伏せた。漫画の様に泣き始める。
「もう私は絶対に恋なんてしん!出家する、出家して男を断つ!あのくそくそくそくそ男なんて死ねば良いんやッ!もう嫌や死にたいぃいい」
結構な夢野の音量に、隣の席の老人が驚いた様にしてこちらを見つめる。急に恥ずかしくなってきた僕は、場所を変えようと夢野の肩に手を置こうとした。その時、突然頭に鈍痛が走った。
「よっ、何やっとん、こんなとこで」
振り向くとそこにはリュウが居た。夢野が泣くのを止め、リュウを見上げる。そしてリュウの顔を見た瞬間、慌てて自分の顔を隠した。
「ってか新作飲んだ?まじげろ旨なんやけど。ってかこの後なんかあんの?俺くそ暇やから一緒に―――…」
と、途中でリュウは夢野に気づき、喋るのを止めた。
「あ、え、ごめん、その……見えんかったわ…」
リュウが困った様に笑う。
「えーと、俺もう行くわ。えーと、この後用事あるし」
じゃあな、と言ってリュウが立ち去ろうとする。その瞬間、夢野が素早く立ち上がった。
「いや、大丈夫です!もう帰るとこなので」
「え、でもお前まだ勉強」
と、僕が言いかけると、夢野は手と手の隙間から見える目で、静かに殺すぞと言った。僕は黙った。
「大丈夫です!もう分かったんで!今日は本当に有難うございました!じゃあ私もう行きますね、ピアノのお稽古があるので!では!」
夢野はそう言うと、台風の様に去って行った。指の隙間から辛うじて見えた夢野の顔は微かに赤みを帯びている様な気がした。
「何や、あいつ……」
そう呟くリュウの顔を見上げる。下から見てもイケメンだった。
「もうお前死ねよ」
と呻きながら、僕はリュウの腹にパンチをした。
「馬鹿かお前は」
そう言いながら、リュウは夢野が飲んでいたのと同じ、オレンジ色のフラペチーノ的な物を飲んだ。飄々としたリュウの表情に、僕は怒りを感じながら言った。
「さっきの見たやろ?お前の顔見て、赤くなって、突然居なくなるなんておかしいやん!お前に惚れとるとしか考えられん」
発狂する僕を見て、リュウが溜息をつく。そんなリュウに、増々僕の怒りは燃えていった。
「ドラマの見過ぎやろ」
僕はリュウを睨んだ。
「お前はどうせ、顔がええでモテるで、そんな事簡単に言えるんや」
「いや……ゆーて俺モテへんて」
「そー言う嘘はええんやて、イケメンはええよな、ちょっと顔見せるだけで直ぐに彼女出来るし…」
「そんな事無いて。考えすぎ」
僕は大きく息を吐いて、両手で顔を覆った。先程の夢野を思い出す。そしてもう一度、溜息をついた。
「夢野はあんな勢いで、顔隠し取ったのは、泣いた顔を見られたくなかったからや……僕には見せたのに……男として見られてないんや……」
僕の心がきりきりと痛みを発した。まるで糸鋸か何かで、心臓を切られている様な気分だった。
「いや、逆に、お前の事が好きやからかもしれんで?」
リュウが大真面目にそう言った。リュウの顔を殴りたくなる衝動に駆られる。
「うるせーーって!あーー、まじでお前ぶっ殺して―」
僕は机の上に突っ伏した。机の誰かの零した珈琲の砂糖が、ねたねたと僕の頬に張り付き、僕は慌てて顔を離した。
「いや、聞けって。逆に考えれば、泣き顔を見せれるのは、お前だけって事やん。つまりお前の事を信頼しとるからやないか」
「友達としてな」
ナプキンに唾をかけ、頬を拭きながら皮肉気に言い捨てる。リュウは真剣な顔を崩さず、真っすぐな瞳で僕を見つめた。
「いや、俺は正直恋愛とかよく分からんで、何とも言えんけど、泣き顔見せれるぐらい信頼されとるって、絶対、かなりお前を好きって事やろ。もし今、お前を恋愛的で好きやなくっても、将来好きになる可能性はかなりある」
僕はリュウを見つめた。
「……まじでそう思う?」
「まじまじ。お前だって、初めからあの子好きやった訳やないんやろ?」
そうやけど……、と僕は口ごもった。
「つまり、お前があの子を好きになったのと同じように、これから彼女がお前を好きになる可能性は十分にあるし、それにもしかしたらもう好きかもしれんで?確か、付きあとった奴と別れたんやろ?」
僕は頷いた。
「じゃあチャンスやん、大丈夫やって、お前良い奴やし。俺が保証する」
リュウが僕の肩を叩きながら、親指を立てる。僕は横を向いた。
「……童貞の言う事は信じれん」
リュウが焦った様に言い返す。
「お前だって童貞やろうが。中二で童貞やなかったらおかしいわ」
「……お前、夢野から告白されたら、絶対断れよ」
「しつけーなぁ、大丈夫やって」
僕はリュウの顔を見た。形の良い眉毛、筋の通った鼻、ぱっちり二重にばさばさ睫毛。腹の立つ顔だ。くそ、こいつなんて死んでしまえ。整形でもしとんのか?
俺もイケメンやったら、こんなに努力しなくても夢野に好かれとったんかな、と思い始めると、自分が最高に惨めで泣きそうになり、夢野の事を考えない様にした。
リュウの顔をもう一度見つめる。やっぱりイケメンだ。認めなく無いけど糞イケメンだ。リュウの顔を見ていると苛々してくる。
こいつが来んければ夢野ともっと居れたのに、絶対夢野はリュウを好きになった、もし僕があのまま夢野を慰めて、で、僕の好感度が上がって、そして夢野はリュウの代わりに僕をきっと…。どろどろした感情が湧き出て、それがもう少しで外に出てしまいそうだった。
イケメンやったら、夢野は直ぐに僕の事を好きになったのに。いや、夢野だけではなく、ちょろっと顔をちらっと見せれば、五万人ぐらい彼女は作れる筈だ。なのにこの目の前の男は、性欲が無いのかチンコが小さいのかそれとも馬鹿なのか、彼女を作った事も作る気も無い。宝の持ち腐れ。神様は何でこいつを性欲の無いイケメンにしたんだ?リュウの子孫を大量発生するのを防ぐためか?
「…お前、何で彼女作らんの」
気づいたら、僕は虚ろな瞳で六s期の内に呟いていた。リュウが眉を顰め、はぁ、と言った。
「だって、お前って相当モテるやん。でも今まで彼女とか聞いたこと無いもん。何で?」
そう聞くと、リュウは少しだけ黙った。
「そんなん何で言わないかんの」
「気になるやん。好きな人居らんの?」
リュウが眉を顰めたままの状態で、フラペチーノを吸う。フラペチーノを牛乳にして、片手にあんぱんを添えれば、昼ドラのやり手捜査官そっくりだ。リュウは僕から目を外して、そしてぽつりと言った。
「………居る」
えっ、と僕は声を上げた。リュウの事だからてっきり居ないと言うと思っていたのだ。僕はテーブルに身を乗り出した。
「まじ?誰?」
「……言わん」
リュウが拗ねた様な声を出す。僕は構わず、一組?二組?三組?と聞いた。リュウは何も答えず、フラペチーノを啜った。
「あ、マネージャーの百瀬先輩とか?」
「言わんって」
「…言えよ」
僕は声を低くさせた。
「言わん」
「言えって、別に恥かしくねえって」
「言わない」
リュウの頑なな態度に増々苛々として、僕は声を荒げた。
「何それ、俺ら親友やん」
「それでも言えん」
生真面目なリュウの顔にむかっ腹が立ち、そうかよ、とぶっきらぼうに言い放った。僕は暫くリュウを睨んでいたが、馬鹿らしくなって、スマホを取り出した。そのまま手の中のスマホを弄る。
「あのさ…」
リュウが僕に話しかける。僕はスマホから顔を離さず、適当な母音を発した。
「山中達と、何かあったの」
リュウの台詞に、心臓が掴まれた様な気がした。自然と、更生の事を思い出す。気づかれちゃ駄目だ、そう思って平常心を装い、スマホを弄る振りをしながら答えた。
「…別に、普通やけど」
「でも最近山中さ、付き合いわりぃじゃん。誘っても断るし。ヨッシーとトレンディもそんな感じやし」
更生が始まってから、僕は山中達と距離を置いていた。表向きは普通だ。普通に挨拶して、普通に喋って、普通に笑い合う。それでもやはり、以前とは何かが決定的に違った。それはやはり、皆森、なのだと思う。
まだメグ達を恐れているのか、皆森は完璧に山中達に依存していた。昼休み時間は勿論、移動教室さえも山中達と一緒に居る。休日でさえも、皆森は山中達と一緒に遊んでいた。まるで金魚の糞だ。だから山中達と一緒ニる事が少なくなり、それが山中達との間におかしな溝をうんでいた。
「皆森達と一緒に居るんだよ」
と、僕は何でも無い様な顔をして言った。
「だから付き合い悪いんじゃねーの」
そう続けると、リュウが不思議そうな顔をした。
「皆森?誰?」
「転校生……いい加減、名前覚えろよな」
ああ、とリュウは不機嫌そうな顔をした。
「俺、あいつ嫌いや」
「それ、前から言っとるよな。何でそんなに嫌っとんの」
「知らん、なんか演技くせぇもん」
僕は皆森を思い出した。皆森は繊細で、優しい、可哀想な子だ。リュウの言い草に、無意識の内に声を荒げる。
「……そんな、皆森の事知らねぇのに、悪く言うなよ」
リュウが驚き、口を開いた。その瞬間、野太い声が耳に入った。中年男性の声色についた、奇妙な言葉遣いに、思わず僕とリュウは口を噤み、後ろを見た。
「私もキャラメルマキアートにしようかなぁ」
二十代ぐらいの背の高いスカートを履いた女が、そう言いながら小首を傾げた。
長い栗色の髪色に、完璧な化粧。見た目は女にしか見えないのだが、声色が確かに男性としか思えない。隣に居るスーツを着た男性が微笑んで、好きにしなよ、と言う。
「モカフラペチーノも好きなんだもん」
女はそう言ってスーツの腕に手を絡ませ、そのまま手を繋ぎ、指と指を絡ませた。スーツが愛おしい物を見ている様に女を見つめた。
「お前、また太るぞ。ダイエットしてるんじゃなかったのか」
「でも飲みたいんだもん」
「お前なぁ……」
スーツの男は、甘ったるい声でそう言った。僕は口を開きながら、ゆっくりと顔をリュウの方に戻した。オカマかな、と小声でリュウに耳打ちする。
「カップルなんかな」
リュウは何も言わず、険しい顔で二人を見つめていた。僕は再び口を開いた。
「オカマの人と付き合う人なんているんやね。まぁ見た目だけなら女やけど」
リュウはその二人を暫く見つめ続けていたが、深呼吸をひとつすると、僕の方に向き直った。お前人殺しでもしたのか、と言う様な険しい表情で、口を開く。
「あのさ、あういうのって、どう思う」
リュウの予想外の質問に、目を丸くさせる。
「え、あのカップルの事言ってんの?」
リュウが頷く。正直気持ち悪いよな、と言ってしまう寸前、リュウの質問が聞こえたのが、二人が僕たちを凝視しているのに気付いた。
「えー、どうもうって何も思わないけど」
出来る限り平静を装い答える。
「いやでもさ、気持ち悪いとか、そういうのないのか」
リュウが畳み掛ける様にしてそう言ってくる。お前二人が見てるのに気づけよ、と内心苛々しながらも、僕は言った。
「あんまりそういうのはないな、てっか考えた事もないし。それに本人達が好きで付き合っとるんやで、そうやって考えるのは失礼やん」
適当に良い感じにそう言うと、リュウは安心したように深い眉の皺を解いた。
「そうか」
「そうや」
適当に返しながら、二人がもう見ていないか目の端で確認する。幸い、僕の言った答えは完璧だった様で、二人は心なしか満足げな顔を浮かべ、仲良く手を繋いでいた。
僕は安堵して、再びスマホのゲームに目線を戻した。ぶごー、とリュウのストローから、空気を含んだ音が聞こえた。
次の日放課後夢のにあうと、夢野はいつもと変わらず、部室で僕の持ってきた漫画を読んでいた。その日の夢野の話には、リュウの事も出ず、そして勿論何も聞かれなかった。やっぱりリュウが言っていた通り、他人に泣き顔見られて恥ずかしかっただけなのかもしれない、と僕は思った。
皆森が峰音にあれを飲ましてから、峰音が学校に来なくなり、それから一週間以上たった。
病気にかかったのだと言う先生の前では、僕らは峰音を心配していたが、僕らは既に峰音がもう二度と学校に来ないだろうと察していた。きっと峰音は、もう更生に耐え切る程の精神を失くしてしまったのだろう。
山中達が、あのレコーダーやビデオを峰音の家に送りつけたかはどうか分からなかった。でも多分、送らなかったのだと思う。もし送ったら、僕たちの更生がばれてしまうから。
更生対象者が消え、悶々とした一週間を過ごした後、次の校正者は多数決でメグに決まった。
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