白鳥
「あーっ!いっけないんだぁ夏彦。こんなとこで授業サボっちゃ!」
「あァ???」
いつもの俺の昼寝場所にうるせぇ奴が来た
「ねぇねぇ、なにしてんのぉ?」
「いやてめぇこそなにしてんだよ。授業はどうしたんだ、あァ?」
「僕達1年生は今日は短縮授業なのですっ」
そういや1年は昨日から家庭訪問だったっけか。なんか部室で騒いでたな。
「…そーかよ。つかうるせぇからどっか行ってくれねぇか。」
「えーっ。夏彦がボクをいじめるぅ。うぇーんうぇーん。」
「あああうぜェ!!!いつもみたいにおねーさんのとこ行ってくりゃいいだろが!!」
「だっておねーさん達はみんな年上だからまだ授業中だもんっ。馬鹿なの?」
「うっ。。。せめて静かにしてろや…」
高い声がキンキン響く
「そういやさ、あのおねーさん達の中で、どれが夏彦のモノなの???」
「はぁ???お前、女をモノ呼ばわりすんじゃねーよ」
「いっけない!めんご!で?答えは?」
「…女に興味ねーよ」
「…ふぅーん…」
「じゃあ、ねーちゃんの事も、興味なくなっちゃったから捨てたんだ?」
…は?なに、言ってんだコイツ…
「あれ?初めて会った時の自己紹介でもう気づいてると思ってたんだけどなぁ」
「…っっっまさかやっぱりお前………!!」
「そ、てめぇが捨てた女の弟だよ」
…
…やっぱりそうそういねぇよなそんな名字…
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