エピローグ

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 病的なほどに自らの生きがいとなっているような好物に、毒が入っていると知らされた時、誰もが食べるのを我慢できるであろうか?


 いつでも食べられるのであれば我慢もできようが、自国でしか食べられない好物が、外国において自分のために特別な方法によって、目の前に用意されたらどうだろう?


 さらに、他人が食べても何ともないなど、毒の信用性が揺らいだ時、大事をとって食べないという選択ができるであろうか?


 個人的な好物レベルがマックスなのである。


「あの人が食べても平気だから」などと理由をつけて、誘惑にられる人が現れてもおかしくない。



 その時こそ、心の強さが試される時なのだ。



 しかし、例え、心を強く持てたとしても、食べられなかった恨みは残るだろう。



 『い物の恨みは恐ろしい』


 うなずける言葉ではないだろうか?




【完読ありがとうございました。

 長く付き合っていただき、大変嬉しく思っております。落選した作品ではありますが、ここに浮かばれた想いです。

 最後に「■あとがき■」が続きます。内容を項目ごとに分けておりますが、あとがきとは思えないほどに長いので、敬遠なさっても一向に構いません】




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