第5話 運命の分岐
入院生活が終わりこうして自宅での生活が戻ってくる。
最初は帰ってこれたことに感動し、やはり家が一番なのだと改めて感じた。しかしそんな感動も数日たてば薄れていき、今ではなんら普段と変わらないものになってきた。そうすると、今まで出来たことが出来ない事にモヤモヤすることもあったりする。ただこれは仕方がないことなので慣れていくしかない。
こうした自宅生活をしていると、あることに気が付き始めた。
暇だ
つまりやるこが無いのだ。
もちろん一日中何もしていないわけではない。早く普通の生活に戻れるようリハビリなどの訓練に長い時間をとり、学生の本業である勉強もおろそかにしない。そして女の子との約束である勉強会も週に2.3日ある。
やることは結構あるのだ。だがそれだけだ。
本来であれば、生活の中心に柔道の練習がありそれに膨大な時間を費やしていた。その時間がまるまる空いてしまったのだ。
一日中リハビリのトレーニングや勉強ばかりするわけではない。というか一日中勉強するなんて無理だ。とてももたない。
では学生時代に趣味は無かったのかというと、そうではなく昔はかなりゲームなんかにハマっていたりもした。意外と思われるかもしれないが、実は体育会系にはゲーマーがかなりいたりする。よく合宿なんかではお互いに持ってきたゲームで遊んだり、大会なのでも待ち時間などの合間にみんなで携帯ゲームで遊んだりしていた。漫画本などだと、数十分で読み終わってしまうが、ゲームだともっと長いこと遊べたので皆自然とゲームで時間を潰したりしていたのだ。
そんな環境だったので、自分も昔はかなりゲームで遊んでいたりしたのだ。
しかしそれも高校に入ってからあまりプレイしなくなっていた。
「久しぶりに、ゲームでもやってみるかな」
どんなゲームを遊ぶかで悩む。最近のゲームのことはあまり知らないので何に手を付けてよいのかわからない。そしてゲームソフト自体もそんな気軽に買いに行くことが出来ないので、そこら辺も悩みどころだ。
「…あいつに聞いてみるかな」
そういうと、手にした携帯電話を操作してある人物に電話をかける。
しばらく呼び出し音が続いた後相手に通話が繋がる。
「あ、シゲ。いま時間平気?」
「「ほいほいー。どったの?」」
通話を送った相手は小学校からの友人、城崎茂雄(きのさきしげたか)である。彼とは小学校のころ同じクラスになってから意気投合し、いつも一緒に遊んでいた間柄である。彼自身柔道とはなんの関係もないが、それでも疎遠になることなく今でも付き合いのある人物だ。おそらく親友と呼べる数少ないうちの一人である。
自分が事故にあって意識不明の時も毎日のようにお見舞いに来てくれていたらしい。そのことに感謝すると「せっかくのチャンスだし、寝てる姿を撮りまくって寝顔集作ろうと思ってさ。今度それ送るわ」とかふざけたことを言いだし、実際ズラッと寝顔だけが並んだ写真集を渡された時は開いた口が塞がらなかった。
なんつーアホなもん作っとるんだと。
アホ過ぎて笑えてくる。ただそんな行動にかなり助けられたりもした。あいつがいなければもっと暗く塞ぎ込んでいたかもしれない。その明るい性格に心の中で感謝していた。
「いやさ、こうもやることがないと暇でさー。シゲってかなりのゲーム好きじゃん。だから色々と教えて貰おうと思ってさ、なんかオススメとかそこらへんどうかなって」
「「お、お、おおぉ!マジデカ!」」
「マジデスよー」
「「それならさ、今オレがやってるゲーム一緒にやんない?」」
「おっ、なんかハマってるもんあるの?」
「「BBFってFPSゲームなんだけど、ちょっと前からやってるんよ。」」
「FPS?それって昔お前がやってたカウンターなんちゃらってゲームだよな」
「「そそっ。」」
FPS(ファーストパーソンシュー・ティング)、一人称視点で行うゲームで、多くの作品が重火器を武器に闘うゲームである。以前彼から誘われた時は、興味はあったのだが自分用のパソコンを持っていなかったので行うことが出来なかった。今もまだパソコンは持っていないが、この身体になった時にこれからは必要になるだろうと家族と話していたので近々購入する予定であった。
「お前、それ俺がパソコン買うかもって言ったから勧めるんじゃないだろうなぁ。」
「「いやいや、まぁ、それもあるけどさ、瞬と一緒にゲームするの楽しみにしてたんだよ。だからまた一緒にゲームして楽しもうぜ。」」
「なんか上手くのせられた気がしなくもないが…。まぁ、それも候補の一つに考えておくよ。他にもなんかオススメゲームない?」
その後も色々とオススメのゲームを紹介してもらい、色々と候補にあがったのだが、結局最初にシゲ教えてもらったゲームにすることにした。
「「もしやるんだったら、おごってやるよ。」」
「えっ、マジで?」
「「まじまじ。せっかく一緒にやるんだし、それにはじめての本格的なFPS記念に俺からのプレゼントということで」」
「そっか。ありがとう」
「「どういたしましてー。ついでだからさ、ネットでの登録とかアカウントの作り方とか教えてやるよ」」
「え、登録?」
「「そっ、瞬そこら辺の所あんま詳しくないでしょ。」」
色々聞いて知ったことなのだが、最近のゲームはプレイするのにサイトに個人のアカウントを作って登録したりメールアドレスが必要だったりするらしい。ソフトがあればプレイできるというものでは無いのだとか。そもそも買うのにも登録が必要らしい。
「マジでか…今そんなことになってるのか…」
「「こんなん瞬が知らないだけでネトゲでは常識だよ。ってか俺らが生まれる前からこんなもんみたいだし」」
「ネトゲやばっ…」
自分の知らない世界を垣間見たきがして、改めてネットの怖さを思い知らされた気がした。
「「んじゃ、そこら辺のことはまた今度パソコンが 届いたときに教えるよ」」
「ありがとう、助かるよ」
「「そんじゃ、これからお前ん家に行くわ」」
「…へぇ? 何で?」
「「いやだから、パソコンのことだよ。ネトゲするんだからちゃんとしたの買わないと。もし変なの購入したら最悪ゲーム起動すらしないぞ」」
「え、パソコンってそんな沢山あるの?」
パソコンといえば、ウィンドウとマックというのがあるのは知っているが、それだけではないのだろうか。
「「やっぱりあんまり分かってなかったか。念のため聞いておいて良かったわ。それじゃあ一時間後位にそっち行くからおばさんに伝えといて」」
「え、ちょっ!いきなりお前!」
そう言うや否や通話を切られる。
あいつは本当即行動するのでこちらは振り回されるばかりである。それがあいつの良いところでもあるのだけど。
家に来るというのであれば今から色々と急いで準備しなければ。
「母さーんこれからシゲが家に来るってー」
「ええー?」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「こんにちわおばさん。お邪魔します」
シゲはそう言うと勝手知った風に家に上がってくる。昔からの仲なので家に来るのも慣れたものだ。実際お互いの家まで歩いて10分とかからないので、今まで通りである。
「いらっしゃい茂くん。いつもありがとうね」
母もいつものようにシゲを迎え入れる。
「いえいえ、むしろおばさんに会いに来たみたいなもんですから。こいつはおまけですよ」
「あらやだ、聞いた?瞬。お母さんモテモテみたいよ」
…このやり取りだけは未だに慣れない。
一通り挨拶を済ませた後、シゲと一緒に自分の部屋へ戻る。
部屋に戻るとシゲが鞄からノートパソコンを取り出す。ゲームことや登録の仕方、またパソコンのことについて色々説明するため持ってきてくれたのだ。
その後しばらくの間、それらの説明を受けて改めて最近のネトゲの進み具合に驚くばかりだ。知らないことだらけであるた。
「これで一通りの登録は終わったかな」
「こんなにやることが沢山あるとは...。ネット侮りがたし。」
「まぁ、面倒くさいのなんて最初だけだし後は気楽なもんよ」
「自分一人だけだったら挫折してたわ。」
「まぁそう言うなって。後は遊ぶだけだよ。パソコンが届いたらその時にまた色々教えるわ。」
ネトゲの説明を受ける合間にパソコンについても色々と説明してもらい、どんなパソコンがお勧めなのかを教えてもらった。こちらは値段も値段なので、即購入というわけにはいかないので、後で家族と相談した上で購入予定である。
「今日はいろいろとありがとう。本当助かったわ」
「FPS布教のためならこれぐらいなんのその」
その後他愛のない雑談をし、夕方も過ぎた頃合いになってからシゲが帰宅していった。
シゲが帰った後、家族と色々相談し結果シゲに選んでもらっていたパソコンを購入することにした。およそ二日後ぐらいに家に届くことをシゲにメールで伝え、その時にまた家に来て色々教えてくれる事になった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「ネットゲームって購入したらすぐ出来るわけじゃないのか…」
パソコンが届いたのでそのことをシゲに知らせて家に招いて、さて起動しようと思った矢先に「いや、インストールしないと出来ないよ」と言われたのだ。
そして今現在ゲームのインストール画面を永遠と眺めているところだ。
「まさかゲームを始めるのに数十分も時間がかかるとは…。ゲームする時間があまり取れない人は何もできないじゃないか」
「いやいや、毎回こんなに時間かかるわけじゃないからな?インストールは最初だけだから。次回以降はすんなりゲーム始められるって」
それを聞いて少し安心した。毎回ゲームを始めるのに何十分も待たされるのだったらゲームを始める前に引退を宣言するところだ。
そうして数十分たっぷりと待たされた後、ようやくゲームを開始することが出来た。
「やっとゲームが出来る…。んで、これからどうすればいいの?」
ゲーム画面がモニターに映し出されたのを見ながらシゲに尋ねる。
「んと、まずはゲーム内でのアカウント登録をして、次にキャラクターを作成かな。」
「アカウント登録?それってこの前やったやつじゃないの?」
「あれは、ネトゲを買ったりする配信プラットフォームで、これからやるのはゲーム個々の登録。」
「アカウントが複数必要なのか…」
「複数っていうか、うーん。まぁ、そこらへんはなんとなく知ってればいいよ。すぐ理解できるようになるし。それより、ほらさっさと登録してキャラメイクしようぜ」
ゲーム画面を操作していくと名前を登録する項目が出てきたので、昔ハマっていたゲームのキャラクターの名前を入力していく。名前は適当に付けてもいいと言われたからだ。
「名前何にしたん。ってまんま自分の名前かよっ!お前むかしっから主人公に自分の名前そのまま使うよな」
「いいんだよ。自分でプレイするんだから!」
そういいなからキャラクターを作成していく。
最近のゲームはキャラクターを細かく作ったりすることが出来るらしい。これがなかなかどうして、かなり詳細に作り込むことが出来る。その気になれば有名人の顔を真似たりも出来るであろう。正直かなり面白い。もうこの段階でゲームより楽しめる。あまり長く時間を掛けるとシゲに悪いだろうと思いきや、好きに時間を掛けて良いという。こうなることを見越してノートパソコンで時間を潰している。
シゲの好意に甘えること約一時間、やっとのことでキャラメイクが完成した。
キャラクターを作り終えるといよいよゲームの開始である。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自分はどうやらこういったゲームが向いていたらしい。
最初は操作するのにも不慣れであったが、慣れて来るにつれて良い感じに動かせるようになってくる。もともと反射神経などは良い方だというここともあり敵に対しての反応速度が良いとシゲにも絶賛された。
最初は暇つぶしにと思っていたゲームであったが、実際のところかなりのめり込む形となった。自分は結構ハマり性だと自覚はあった。その最たる例が柔道だ。そしてその柔道の穴を埋めたのがゲームにとって代わったのである。
どうやれば上手く立ち回れるか、どうすれば相手を倒せるか。戦術や戦略を常に考えながら行動し実践し、そしてまた思考する。それらが楽しかった。
そしてシゲと一緒にゲームをするというのも楽しかった。昔いっしょに遊んでいた事を思い出しまた一緒に遊ぶ。そんな普通の出来事が楽しかった。
後から知ったことなのだが、実はシゲはかなりの実力者で有名プレイヤーでもあった。そしてゲームを動画や生放送で配信して人気を博していた。
そんなシゲに腕を見い出され同じチームに所属し徹底的に鍛え上げられた。
そして気が付けば自分もFPS界隈では結構名の知れたプレイヤーとなっていた。
シゲと一緒に練習をしプレイしそれを配信していく。自分自身は表に立って配信するということはしていないのだが、シゲの動画や配信に結構な頻度で映っているので、自ずと知られるようになっていった。
一緒にゲームをしていく中でオンライン大会などにも参加するようになっていった。
最初はそこまで突出した成績ではなかったが、それでもひたすら前を見据えてトレーニングすることで徐々に成績が上がっていき、次第に優勝などもするようになっていった。
そんな生活がしばらく続いていった。そして高校を卒業した後、自分は通信制の大学に入学し、勉強と両立してゲームにも力を入れていた。シゲはというと高校卒業後はパソコン周辺機器メーカーに就職し、そこで広報の意味合いも込めてゲームをしていた。ある種のプロゲーマーである。勿論社員なのでゲームだけをしていれば良いというわけではないが、それでも普通の一般企業よりゲームに時間を割けるのでかなり環境は良いと本人は言っていた。
最初シゲに一緒に就職しないかと言われたが、自分はどうしても大学卒業の資格が欲しかったので進学の道を選んだ。障害を理由に勉学から目を背けたくなかったのだ。
またどうしても勉強しなければならない理由があった。
檜山美希という女の子の存在だ。
彼女に勉強の大切さを教えなければならなかった。彼女は学年が上がっても依然不登校のままで、学校には行きたくないと泣いていた。彼女にとってやはり学校は辛い場所なのだ。なので、学校に行かないでも勉強だけはするように言い聞かせていた。そして学校だけが勉強する場所ではないことも彼女には伝えていた。自宅でもきちんと勉強することは可能だということを。そういうことを伝える意味もこめて通信制大学の道を選んだのだ。彼女はこれから中学・高校、場合によっては大学や専門にも行くかもしれない。なのでまずは自分が先に道を照らさなければならないと思ったのだ。
彼女に勉強の大切さを教えなければならなかった。彼女は学年が上がっても依然不登校のままで、学校には行きたくないと目に涙を浮かべていた。彼女にとってやはり学校は辛い場所なのだ。なので、学校に行かないでも勉強はしようとねと言い聞かせていた。そして学校だけが勉強する場所ではないことも彼女には伝えたかった。自宅でもきちんと勉強することは可能だということを。そういうことを伝える意味もこめて通信制大学の道を選んだのだ。彼女はこれから中学・高校、場合によっては大学や専門にも行くかもしれない。なのでまずは自分が先に道を照らせばよいのだと。
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「それで、美希ちゃん高校卒業したらどうするって言ってるの?」
「一応大学には進学するって言ってたけど」
「おっ。よかったじゃん。」
「いや、まぁそうなんだけどさ」
延々と続くインストール画面を眺めながら何時ものようにシゲとネットで通話をしている。今日から配信が開始される新作FPSゲームプレイするため、インストールしているのだが、最近のゲームは容量がとてつもなく多いのでインストールに結構な時間がかかってしまう。そんな待ち時間中の他愛のない会話である。
「なにか問題でもあるの?」
「それがさ、美希ちゃん通信制大学に行きたいとか言っててさ。」
「えっなんで?彼女確かめっちゃ頭いいいよね。良い所の大学か国立行った方がいいんじゃな?」
「んー、俺もそう思ってたんだけどさ」
事故から8年が経過した現在、大学を卒業した自分は25歳となりデザイン関係の仕事をしている。普通に会社勤めでも良かったのだがやはり車椅子生活ということもあり、在宅仕事が出来る今の職を選んだのだ。シゲは現在もパソコン周辺機器メーカーに勤めている。仕事の傍ら大会にも積極的に出場し、常に上位の成績を出している強豪選手である。
そして当時小学生でたった檜山美希は現在17歳で高校2年生となっていた。あれから不登校ながらも頑張って勉強し、中学生になった時には休みがちになりながらもなんとか登校することが出来てきた。そして高校入学の時には都内でも屈指の名門進学校に入学することが出来た。そして現在進路について色々と考えているらしい。
「まぁ、それが彼女が選んだ道ならさ、俺らは見守ってやろうぜ。」
「ああ…、そうだな」
本当は色々と思うところが無いわけではないのだが、彼女な決めたことなら自分がとやかく言う権利はないし、シゲの言う通り見守ってあげるしかないのだろう。
そうした話をしばらくしていると、ゲームのインストールが終わりゲームのタイトル画面が映し出された。
「お、やっとインストール終わったわ。」
「結構じかんかかったなー。次はキャラメイクか。」
「また結構時間かかるかもなぁ。」
「ま、時間は気にしないでゆっくり作ってていいよ。」
そういいながらキャラクターメイキングを始めていく。
今回新たに始めるゲームはFPSゲームにおいて長い歴史を誇る大作FPS【BBF】の新作である。現代を舞台とした作品で、架空の第三次世界大戦を生き抜くというものだ。数年前まで近未来を舞台にした作品が蔓延しており、それらの流れを帰るべく打ち出された意欲作である。
自分自身近未来物より現代ものの方が好きなので今から期待でワクワクでしている。
そんな期待を胸に秘めキャラクターメイクを始めていくと、ある点に気がつく。
「あれ、なんかへんな項目があるんだけど」
「変な項目?」
「なんかスキンの項目に何故か犬のスキンがあるんだけど」
「ああ、それ早期予約購入特典だよ。早くに予約した人に課金用のスキンがランダムで手に入るんだよ。ちなみに俺はアライグマだったよ。」
「アライグマとか!ごつい身体にアライグマの頭が乗っかってるとかシュールすぎるぞ。」
「けっこう見た目可愛かったよ。」
「そんで俺は犬かー。犬っていうか狼なのかなこれ。せっかくだし犬スキン使おうかな。」
「おっいいね!こうなったらアライグマ・犬コンビで楽しむのだー。」
語尾がおかしいことになってきた相方を無視しながらキャラクターメイキングをしていく。
「よし、ここらへんでキャラメイクはおしまいでいいかな。」
「おっ、終わったか。んじゃチュートリアル終わるまで待ってるから、それが終わったら一緒にやろうぜ。先に部屋立てとくよ」
「了解ー。」
さて、新しい戦場の幕開けだ。
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