4日目

6時


外が明るいので目を覚ます。

この病室、元々は6人部屋なので窓も超でっかいんですよ。カーテンにも極力触るなと言われているので、日が昇るとすごく明るくなる。

夏場じゃなくて良かったわ・・・。


検温は37.9℃。

やはり夜間は高熱が続いたらしい。朝食までは時間あるので、ミカンとバナナ食って服を着替える。ウホッ。


熱は出ていたが、入院してから初めてまともに寝た気がする。

でも、途中身体の痛みで1回目が覚めています。(直ぐ寝なおしたけど。)


6時30分


トイレに行く。看護師からは咳が無いかを確認される。

実は夜間にちょっとだけ咳は出た。ただ、気道の乾燥から来る咳っぽかったので、水飲んで寝なおしたらその後に咳が再発する事は無かったので、特に咳は無いと報告。夜間は気道がチクチクするような感じがあるんだよなぁ・・・。


トイレから戻った後に検温すると、37.1℃。

やっぱ起きると下がるね。


7時30分


噂のポカホンタスの人がポジコロだったらしいですね。

ポジコロ・ポカホンタスって語感が良い・・・良くない?


8時


朝食。野菜と卵を煮た何かとちくわの和え物、味噌汁、牛乳、ごはん。

味噌汁から全く塩気を感じないので、支援物資のプリングルスで塩味を足してご飯食べたら、プリングルスからはしっかり塩味するので、やっぱ単純に味が薄いだけなんじゃないの?と思う。再検証の結果、旨味は感じている模様。


正直、病院食にはもう飽きてきた。


8時30分


ウンコモリモリ出す。

バナナウンコ療法は継続中だ。


教訓の為、自分の所で起きたクラスターの経緯を記しておく。


(以下検閲)


・・・あーあ、もうめちゃくちゃだよ。


当院の感染対策がクソザルだった事は否定しないが、とにかく医療従事者に一人でもポジコロが発生すると、またたく間に病院全体がポジコロ化してしまうのが分かります。マジでとんでもない感染力だわ。とても自然に発生したウイルスとは思えない。


このウイルスがどのタイミングで体内から放出されているのかはわかりませんが、とにかく1度でも熱が出たら、例えそれが軽症だったとしても、もうそれ以降は誰とも接触しないようにするのが得策でしょうね。


9時


検温は36.8℃。バナナウンコ療法で解熱はしているが、やっぱりちょっと高めで推移している。


同僚達からのメールでは(以下検閲)


10時40分


採血。今日は血圧測定はない。サチュレーションは97%。


某クリニックのED症例のマンガなど、くだらない事を検索しながら午前中を過ごす。


12時30分


昼食。炒飯♂、コンソメスープ、コロッケ、サラダ。

量はあったので満足。ただ、チャーハンの味が薄い。

一応食後にバナナ食べた。ウホッ。


14時30分


食後はパソコンで動画を見ていたが、眠気が来たので昼寝していた。

熱い温泉に入る夢を見て起きたら、38.3℃まで体温が上昇。

ナースコールしてトイレに行き、緊急排便きんきゅうベント

でも、高熱のためか出が悪い。体調が悪くなるとウンコの出は悪くなるのだ・・・。


15時


シャワーの時間。熱発してる旨をナースに告げたら、シャワーは時間ずらすか?と提案が。でも今日はもう流石にスッキリしたいので、予定通りシャワーする。

入浴直前の体温、38.5℃。


シャワー後、近々転室する旨を言い渡される。

患者がどんどん増えていて、重傷者と軽症者のトリアージを行う模様。

つまり、重傷者もいるって事だな・・・。


15時30分


シャワー浴びてから物凄く汗が出る。解熱しているだろうが、汗が引いてから検温しよう。


16時


汗が引いたので検温。36.3℃。

しかし寒気がするのでまた発熱しそうだ。


16時30分


悪寒が強まっているので検温してみたら36.9℃。

いかん、危ない危ない危ない危ない・・・。


16時40分


37.2℃。いよいよ発熱。


17時30分


ニュース見てたら(以下検閲)


17時50分


検温してみたら38.0℃になっていた。

起きててこれだから、今夜はちょっとしんどい戦いになるかもしれない。


18時30分


夕食。

ご飯、空揚げ、春雨サラダ、茹でアスパラ、りんご。

なんか食べるのがしんどくなってきた。いや、バナナ食いすぎなだけかも知らんが。

よって夕のバナナは回避する。


19時


検温すると38.0℃。飯食ったのに下がってないなぁ。

そろそろ歯を磨いて寝る準備をしなくてはならない。

と言ってもまだ寝るには早いので、もう少し起きてます。


明日は部屋の移動になるらしい。

自分はもう感染源なので、移動中にこの病院のスタッフに移すような事にならなければいいが。


体力的にはまだ大丈夫なのだが、夜間に39℃超えたらカロナールを貰うとするか。


19時30分


アビガンを飲んだ。食後30分って意識するとマジで忘れちゃうな。

そういう意味では食後10分くらいで良いのかもしれん。


その後トイレに行ってウンコ出したが、37.9℃。

早くもバナナウンコ療法の限界か。やはり一度高熱を出して、ハイパー免疫バトルを体内で繰り広げなければ、このウイルスには勝てないのかもしれない。


20時


検温をしたら37.8℃だった。悪寒がする。

腰も痛いし、少し息切れがする。

SpO2は97%だったのでまだ大丈夫。

看護師はカロナールの服薬を勧めて来たが、サチュレーションも正常だし、大丈夫だろうという事でリジェクト。

自分の体力を考えると39℃辺りを解熱剤開始ラインとする。


寝る準備をしてから新型コロナウイルスについて色々と調べていたら、感染後1ヶ月はウイルス検出が起こりうるとの事。(PCR陰性後に再陽性化する可能性を示唆)


あかん。(以下検閲)


また、鼻腔を通じた粘膜感染だと粘膜上皮に発現するIgA抗体の効果が薄れる半年後から徐々に再感染の可能性が現れ、1年後には普通に再感染する可能性があるウイルスだって・・・それマジ?

(詳しくはアビガンを開発した白木公康先生の医学新報社への緊急寄稿記事を読んで、どうぞ。)


これオリンピック無理じゃね?

老人・病人絶対コロ(す)ナウイルスと化して、高齢化の進んだ今の社会状況が一変する可能性が出てきたな・・・。


これからの世の中の変容に色々と思いを巡らせながら、就寝する事にする。


そういや、今月以降の給料どうなるんだろうな・・・。

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