第10話、アルバイト始めました②

                

『蒼羽さん?あれ?違った?私は蒼羽さんの

・・

彼氏の悠斗くんに会いに来たのかと。。』


『え、俺!?』


そう言って梨沙の方を見ると茹で蛸みたいに顔が赤くなっている。


(そんな顔をされたら俺まで恥ずかしくなってくる。)


そうすると、いきなり梨沙が壊れたように喋り始めた。


『か、か、か、かかか彼氏って!!そ、そ、そんなんじゃないよ!私たちは!そんなわけないじゃん!!』


と、全力で否定されてしまった。


一瞬梨沙が俺のことをもしかして!なんて思ったけどどうやら、ただの勘違いだったらしい。

(そんなに否定しなくても、、まぁでも会ったばかりで俺のこと好きなんてありえないよな。)

     ・・

『そうだよ詩織!俺たちはそんなんじゃないよ!だって俺と梨沙は2日前に初めて会ったばかりだし。』


『あれ?てっきり付き合ってるのかと思ったけど違うんだ?』


『初日から一緒に学校から来てたからそうかと思ったんだけど。。』


(まぁ、梨沙みたいな可愛い子とつ、付き合えたら嬉しいけどさ、、)


3人が、喋っているの横から見ていた恵悟がニヤニヤしながら、ようやく参加してきた。


『夜桜さん、その2人本当に付き合ってないよ

 本当にこの前会ったばかりみたいだし』


 『な、悠斗!』


 『お、おう!』


そう言ってテンパっている俺に恵吾が助けて船をだしてくれた。


『あれ?新田くんも居たんだ気付かなかった。。』


梨沙が、ようやく冷静になって気付いたようで恵吾はガクッと肩を落としながらこう言った。


『今気づいたのかい、遅いよ(笑)テンパり過ぎだよ蒼羽さん』


と言って皆んなで笑ってしまった。



そのおかげもあって詩織は納得したようで、


『そっか、ごめんね勘違いしちゃった2人とも仲良かったからさ』


『そうだ!私も梨沙って呼んでもいいかな?

 私も詩織って呼んでいいからさ♪』


『え、うん!いいよ詩織よろしくね』


そう言って2人はお互い名前で呼ぶようになった。


(それにしても女子ってなんであんなに仲良くなるの早いんだろうか。)


その後取り敢えず梨沙を席に案内した。


ボソッ、『初めて会ったのはこの間じゃないんだけどな、、、』


梨沙が小さな声で何かを言っていたが俺には何のことを言っているのか分からなかった、、



.......................


読んで頂きありがとうございました!


この後23時頃にこの続きの話の第11話を公開します!


是非そちらも読んでみて下さい!


感想、アドバイス、お待ちしています!

















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