第8話、クラスメイトと新学期
教室に入ると俺に対する殺気とは裏腹に梨沙に対してだけ男子達は挨拶をしてきた。
『『『おはよう!梨沙ちゃん!』』』
(いや、俺もいるんだけど!?)
入学初日にしてこの周りの男子達の俺に対する扱いのひどさに悲しくなってくる。。
『おはよう、お前も大変だな悠斗』
席に着くと後ろの席の恵悟が同情しながら話しかけて来た。
『おはよう、恵悟。 お前だけだよ俺と普通に接してくれるのは。。』
『ははっ、まぁ皆本気でお前の事を嫌ってるわけでは無さそうだし話してみたら意外と普通に接してもらえると思うよ』
『そうだといいけど、、、』
そうこうしている内にまた教室の空気が変わったのがわかった。
男子達の視線の先には夜桜さんがいた。
梨沙の時の反応とは違い男子達は遠くで呟いているだけだった。
ボソッ.....
『夜桜さん、綺麗だな』
『お近づきになりたいけど、、、』
(本当な気さくな性格してるのにな)
夜桜さんは近くに座っていた女子達と挨拶をを交わしていた。
その後、夜桜さんはこっちに向かって歩いてきた。
(あれ?こっちに来てる?)
そう思っていたら夜桜さんが俺の前に止まった。
『おはよう中町くん!今日中町くんもバイトよね?もしよかったら一緒に行かない?』
教室がざわついた。。
その事を気にする様子は無く夜桜さんは俺に話しかけてくる。
『えっと、、おはよう夜桜さん』
俺が少し困惑気味なりながら挨拶をすると横から恵悟が面白い物を見つけた様な笑顔をして夜桜さんに質問していた。
『あれ?夜桜さんって悠斗と同じ所でバイトしてるの?』
『そうだよ!昨日偶然面接が同じでね、びっくりしたよね?』
そう言って夜桜さんは俺に話を振ってきた。
『そ、そうだね、俺も、びっくりしたよ。』
『ふーん、そうなんだ、あ、俺、新田恵悟よろしくね!夜桜さん!』
恵悟が改めて夜桜さんに自己紹介をしていた。
『よろしくね新田くん!私は夜桜、、、ってもう知ってるか、、えへへ。』
そう言って夜桜さんは返事をした。
その後3人で話し始めた。
『因みに二人どこでバイトするの?』
『駅の近くのカフェなんだけどわかる?』
『あー、あそこのカフェか!俺も何度か行ったことあるよ、よく混んでたなあそこ、大丈夫か悠斗?』
仕事からできるのか?という意味合いの籠もった事を聞いてきた。
『だ、大丈夫だよ、多分?』
そう言って曖昧な返事をすると恵悟は笑いながらこう言った。
『ははっ、夜桜さんに迷惑かけるんじゃないぞ悠斗』
冗談っぽく恵悟は俺に言ってきた。
『わ、分かってるよ、もう』
(でもなんかこの感じ少し楽しいな)
そんな風に思っていると圭悟がある事を提案してきた。
『そうだ!、二人ともLEINやってる?やってたら交換しようよ』
そう言って二人とLEINを交換した。
『それじゃ、今度遊びに行くわ二人のバイト姿見に!』
その時HRの始まりを告げるチャイムがなった。
『あ、それじゃあまた後でね!』
夜桜さんは先に戻っていった。
その後、HRが終わり始めての授業が始まった。_____________
一限目の授業後の休憩時間の時に男子達が詰め寄ってきたが、その話は置いておくとしよう。。
………………………………
読んで頂きありがとうございます!
今日はこの後8.5話、そして9話を更新します!
更新時間は決まり次第近況ノート、Twitterにて掲載しますので楽しみ待っていてください!!
感想、アドバイスお待ちしております!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます