第4話、個性豊かなクラスメイトたち、、、

その後HRが始まりこれから近々に行われる学校行事、授業についての説明をして最後に自己紹介をする事になった、


最初は出席番号が1番である梨沙からとなった。


『初めまして!蒼羽 梨沙といいます!趣味は料理をすることです!よろしくお願いします!』


と当たり障りない自己紹介をすると周りの男子達から

『梨沙ちゃんっていうんだ可愛い名前だな、、、』

『蒼羽さんか、、家庭的なんだな、、』


『なんとかお近づきになりたい、、』


『彼女にしたい、、』


と言う声がちらほら聞こえてきた。

(やっぱり可愛いよな梨沙、俺なんかが仲良くしていいのかな)


そう思いながら梨沙の方を見るていると目があった。  (………ニコッ)


梨沙がこっちを向いて笑顔を見せてきた。


それに思わず俺はドキッとした。

(お、俺に笑ってるんだよな?)


そう思ったのはどうやら俺だけではなかったらしく、周りの人男子達も


『い、今俺に笑顔向けてくれた!』


『もしかして、俺のことを気になってるんじゃ』


『いや、俺に決まってるだろ』


『結婚式はいつにする?』


と言う勘違いの声が聞こえてきた。

いや、というか最後のやつ話飛びすぎだろ!


今の自己紹介により確実にクラスの大半の男子は心を掴まれたようだ。

(入学早々、告白するやつがいるだろうな)


その後、自己紹介をしていくと俺の一個前の席の番となった。

(次は俺の番か、き、緊張するな)


なんて思っていた時に前にいた男子の自己紹介が始まった。


『えっと!皆初めまして、戸塚 大河です!

今から一発ギャクやります!』


『、、、えっ』

俺は思わず声が漏れた。


その直後、戸塚のやった一発ギャクはというと、、、



"めっちゃウケていた"。

『皆、これからよろしくな!』


戸塚は間違いなくお調子者でクラスの人気物になるタイプの男子だった。


(うーーーーわ!、やりやがった!この後やりずらっ!)


俺は頭が真っ白になった。。


そして遂に俺の番となった。

(はっ!と、とりあえず何か言わないと!)


『あ、あ、えっと、な、中町 悠斗っていいます。。』


『......よ、よろしくお願いします。』


その後クラスは静まりかえった。

(戸塚が一発ギャクなんてやるからそのギャップが凄すぎる、は、恥ずかしい。)


後ろにいた恵悟だけは、小さく『緊張しすぎだろっ』と笑っていたのが唯一の救いだった。


その後、恵悟も自己紹介を終えて他のクラスメイトの番となり次々と自己紹介をしていった。


自己紹介も終盤になろうとしている時に一人の生徒の時に空気が変わった。


『皆さん、初めまして!夜桜 詩織といいます。 趣味はカフェ巡りと、読書です。』


『これから1年間よろしくお願いします。』


そう笑顔で彼女が言うと男女問わずこんな声がけ聞こえてきた。


『綺麗な声〜』

『凄く綺麗な子だな〜』

『おしとやかそう』

『蒼羽さんもいいけど夜桜さんも良いな』


俺も似たような感想をもった。


確かに梨沙も美少女だか全く違うタイプの美少女だ。


梨沙は天真爛漫な明るいタイプ美少女だとすれば、その反対で夜桜さんは、おしとやかで言わば高嶺の花タイプの美少女だった。

(こ、これは派閥がわかれそうだな、、)


残りのクラスメイトも自己紹介を終え、今日の学校はこれで終わりとのことだった、

その後帰りの挨拶をしてクラスメイト達がが帰宅準備をし始めていた。




…………………………

読んで頂きありがとうございました!


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