第32回:情報ソースの重要性(補講)

 第1回で「基本的にフィクションだから大丈夫だろう……と言うのは絶対に駄目です」と言いましたが、こう言う事情もあるのです。今回は色々とメタ発言全開である事とをご理解の上でご覧ください。



・今回のテーマ

 第1回では「情報ソースは公式の物だけを信じる」とも言及しました。それでも楽をしたいからとまとめサイト等を鵜呑みにして、思わぬ落とし穴に落ちてしまう事、ありませんか? 上述している『基本フィクション』も特殊詐欺まがいな誘導広告で「〇〇はもう駄目だ」というような物を見たら……も言及済みですよね。正しい情報ソースを信じるべきとはこの事です。


 中には『文豪ストレイドッグス』や『文豪とアルケミスト』のような実在文豪を題材とした作品、擬人化物としてはイレギュラーすぎた『ウマ娘プリティーダービー』は実在した競走馬を擬人化、アニメの方が先行してゲームの方は未だに……と言うのも有名ですが。こうした事例は、フィクションだと即分かりする様な要素もあるからこそ通じる訳ですよね。実際、ウマ娘は別枠の二次創作ガイドラインが設定されている事でも有名に。



 文スト及び文アル、ウマ娘は史実要素もありつついくつかは創作要素も存在するのでフィクションだと即分かりするパターンです。しかし、二次創作だとどうでしょうか。公式とは異なる要素も混ざっていたり、中には「これガ公式でいいよ」などのようなタグが付けられていると思いますが……こうした二次創作を事前情報等なしで見破れますか? おそらく、原作未読等だとどの辺りが原作なのか区別は付きません。それゆえに時には二次創作側が暴走して公式が反応することだって様々です。事例は数多くあるので、詳細は割愛します。公式のソースが重要と言及したのは、読者が二次創作を公式と誤認して炎上させる危険性もあるのですが……。



 そうした意味でも、実は何度か言及しているかもしれませんが一次創作の方が二次創作よりも用意する物が多くても、二次創作よりはハードルは高くないのがお分かりいただけるでしょう。

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