第26回:属性を詰め込みすぎると
今回もさっくり系です。やろうとしたネタを没にして、別のネタですよ。ネタ振りがあれば、コメントに残していただければ……と。採用するかどうかは別の話ですよ。
・今回のテーマ
ズバリ属性です。武器の属性、魔法の属性、登場人物の属性、ジャンルの属性などと色々ありますよね。無属性もありますが、無属性なので特徴はないと言う訳でもありません。ゲームで無属性と言うと、大抵が『特定の属性を対象としたバリア等を無効化』と言う様な強力と言える特徴を持ちますよね。
しかし、そんな属性でも詰め込みすぎると逆効果です。かえって、どれを目立たせるのか分からなくなりますし、作者でも把握できなくなります。俗に言う勝手にキャラが動くような事も起きてしまう可能性だって否定できません。ある程度の絞り込みは重要ですよ。設定を作っても、全部を活かしきれる保証はありませんよね。裏設定として隠れてしまう物だって、何個が出てしまうでしょう。
その昔、メイドロボがメジャーになっていない頃に『わくわく7』と言う作品にティセという使用キャラがいました。ジャンルは対戦格闘なので、使用キャラの一人としていた訳ですが……。その属性数は何と軽く10はあります。格ゲーと言う事もあり、属性が気になっても使わない人はいるでしょう。しかし、彼女は『ToHeart』が注目される前に誕生したメイドロボであり、それ以外にもメカクレや引っこみ思案など、かなりの属性を詰め込んだキャラが誕生していた事実は知らない人が多いでしょう。属性を詰め込めば、どれかの属性は当たるだろうと考えるかもしれませんが、詰め込み過ぎてもどれを主軸にしたいのか分からなくなりますよね。
だからと言って、属性を1個も入れないでキャラを作るのも無表情で、あまり褒められるやり方ではないと思います。中にはポケモンの主人公、初音ミクなどの様に意図的に設定している事例もあるのですが……小説で、この手法をやるのはよほどの無個性でも活かせる腕が必要なので、ある程度のスキルを身に付けてからにしましょう。
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