第25回:テレ東伝説から考える(補講)

タイトルだけ見て「?」と思う方は、テーマの方もご覧いただければ言っている事を分かっていただけるかと思います。


・今回のテーマ

 皆様はテレビ東京はご存知でしょうか。ポケモン等のアニメを放送するテレビ局、鑑定団等のバラエティー、時にはマニアックな番組……色々とあると思いますが、何故に創作ノウハウでテレ東の話題を……と思うでしょう。



 その前に『テレ東伝説』をざっくりでも説明する必要があるので、そちらを説明しようかと。要するに「民放が緊急特番でもテレ東だけは通常番組を放送する」事です。早朝に某ミサイル騒動があった際に「けものフレンズ」の再放送がつぶれずに放送された、今年の緊急事態宣言でも「シャドウバース」の初回は通常放送された……というような事例をご存じな方もいるでしょう。そう言う事なのです。テレ東が通常放送をしていると安心するという層がいるのも事実、何処も同じようなニュースばかりで他の情報を仕入れたい……という人達にはテレ東伝説は歓迎されているのですよ。



 では、今回の創作ノウハウで何か関係あるのか……と言われると、ランキングからWEB小説を探している人にとっては、あるあるだと思います。「ランキング上には特定ジャンルの作品しかない」と言うのは、過去の小説家になろうでも言われていた事です。後に異世界転移と異世界転生はランキング上から分離という対応をした事で、若干の顔触れは変化したと思います。それでも、ピクシブでは未だに「ランキングを見れば流行りが分かる」と言う事で、版権二次創作の独占状態が続く訳ですが。



 しかし、小説を読むきっかけは本当にランキングだけでしょうか。違いますよね。書籍化(もしくはアニメ化)したので元原作を探す、現代物を読みたい、創作論を読みたい……理由はそれぞれですが、ランキングから探す人がサイトを訪れる100人全員に該当するとは思えません。テレビの方も未だに視聴率主義なジャンルもありますが、ネット配信や動画サイトで独自コンテンツがあったりする等の情勢の変化は確実でしょう。



 それを踏まえれば、小説サイトでも他ジャンルを探す層はいるはず。それを考えて、ランキングばかりを気にしたら負けという事も考えましょう。

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