第2回:フィクションだからと言っても……(弐式の補講)

 以前、別の講座で「この作品はフィクションです」と言っても……みたいな話をしたと思いますが、異世界ファンタジーで「この作品はフィクションです」と注釈を付けるのは少し違います。メタ発言ならば別として。


・今回のテーマ

 現代物だとフィクションだからと言って「何でもアリ」と言う訳にはいかないですよね。以前に弐式でフィクションレベルについて語りました。現代物ベースの場合は架空都市設定でも限度があると言うのを『グランド・セプト・オート』で説明したと思いますが。小説で書かれている事を誰かがまねをして、それが炎上するような案件になったら……と言う事ですよ。



 何がいいたいのかと言うと、史実ベースであっても限度はあると言う事なのです。例えば、三億円事件のような大規模な強盗計画を正当化するような作品とかは……現代で共感が得られるとは思えません。異世界に置き換えたとしても、コンテストで選考に残るとは考えにくいです。それ程にコンプライアンスが重視されるようになった時代とも言えるでしょう。これも弐式で言及しましたね。



 結論としては「何でもかんでもコンプライアンスで縛る必要性はないのかもしれないが……」という注釈を付けた上で『限度を超えないような表現の作品が出来れば』ベストではないでしょうか。

(だからと言って、カクヨムのガイドライン違反は作品を書く以前の問題ですので、ちゃんと守りましょう。禁止されている二次創作などを投稿するのはもってのほかです)

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