応援コメント

第14話 受け継いだもの」への応援コメント

  • 桜子も葉子先生も元気でなにより。
    きっと新任の生物の先生が桜子に告白したお友達ですな。
    ふたりが国語の授業の話をしているのを、向かいの席からくぅーって
    ハンカチを噛んで悔しがっているのが見えます。
    妄想してしまいまいした。

    桜子とさくらはなんの関係もなく、
    本当に葉子がさくらーと泣き叫んでいただけだったのですね。
    さくらがなんで亡くなったかもストーリーにはからまず。
    下剋上ストーリーでシンプルなほうがよさそうですね。
    命の話になると重すぎるかな。

    作者からの返信

    拙い物語を最後まで丁寧にお読みいただきありがとうございました。
    私は基本的に重い話が苦手なので、さくらがなぜ亡くなったのか、そこはあえて書きませんでした。物語の本筋とはあまり関係ないことですので。ただ、打ち解けないまま別れてしまったことが伝わればいいかなと。
    この物語は、高校生で立ち止まってしまった葉子の再生の物語を書きたかったんです。

  • 楽しく読ませて頂きました。
    この企画レギュレーションから、「どうやって百合に持って行ったのだろう」という興味から読ませて頂いたのですが、特段に百合しい物語でもなかったですね。
    むしろ、葉子の心の流れと変化をきめ細かく、丁寧に描いた作品だと感じました。(下世話な興味で読みに来たのが恥ずかしい 汗)
    葉太を女性にするアイデア、物語の基点にあるキス、すべてを計算して作られた特段に百合を売り物にする必要もない、素敵な物語でした。

    最後の一文は……作者の特権でしょう!
    わたしも『紅の豚』大好きです。(笑)

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    最後はだいぶ迷いましたが、パクりとオマージュの境がわからなくて《笑》

  • 物語る人様、コメント失礼します。

    とても、深みのある葉桜でした。
    二回りも歳の離れた女同士が、友情や愛情を超えて繋がっていく姿。リアルかつ繊細な筆致で描かれていますね。

    お題へのアンサーもまた素晴らしいです。そうきたかっ——と。思わず引用してしまいました。

     ——桜子、あなたは葉桜だ。

     花弁のように簡単には散りはしない。しっかりと枝にたくさんの葉っぱをつけて多少の風にも落ちはしない。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    白湊様と真反対の物語になりましたね。

  • こんにちは、夏緒です。
    大人の女性の、心の葛藤と成長を描いた素敵なおはなしでしたね。
    繊細さが手で触れるようで、とても気持ちのいい読み心地でした。
    素敵な作品を読ませていただきました、ありがとうございました(*´ω`*)

    作者からの返信

    そう言っていただけるだけでうれしいです。
    ありがとうございました

  • 企画から来ました、失礼します。

    最初から最後まで、主人公の感情に揺すぶられることもありますが、穏やかな気持ちで読むことができました。
    安定した文体、バランスのおかげだと思います。
    何より良いな、と思ったのが、新学期の式に対する気持ちの持ち方です。最初と最後の変化が心の変化や成長に伴って表現されてて、とても気持ちが良かったです。

    一点だけ誤字を見つけてしまいましたので、書かせていただきます。
    >「えーっ、あの」
     しとろもどろが可愛い。
    →しどろもどろですよね……?

    矛盾を感じる箇所もなく、理由もきっかけもスッと、溶け込んで来たのは作者様のお力だと思います。
    長文失礼しました。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございました。
    しどろもどろ、本当ですねー。
    何回も読み直したのに、全く気がついていませんでした(笑)
    ありがとうございました。
    さっそく訂正しておきます。

  • 最初は秋田が女性設定に驚いていたのですが、
    読み終わってみれば、そういえば元のあらすじがあってそこからつくっていく企画だったと思い出すほど見入ってしまっておりました。
    とても面白かったです。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございました。
    ちょっと変化を狙ってみました。


  • 編集済

    素晴らしかったです。
    先生が女性というだけで驚愕ものなのですが、その理由もそれ以外のストーリーも一切不思議なところがない。きっちり現代のどこでも起こりうる世界をベースにして、登場人物の心情描写だけで「葉桜を君に」のレギュレーションを踏み超えています。
    コスモスのハンドルにもちゃんと意味がありますね。さくらが亡くなった理由は書いてありませんが、これは亡くなったことだけが分かればストーリーに影響しません。
    気になったのは桜子がさくらと似ていた理由。御作を踏まえると特に理由が書かれていませんが、横顔が似ていたということでしょうか。
    そして、二回目に桜子が出てくる公園のシーン。ここで始めて桜子が金髪であると書かれていますが、それほど目立つなら最初の授業のシーンでまず言及されていた方がいいのではないかと。
    まあそのあたり微細なところではあります。全体的に素晴らしい筆致でした!

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございました。

    桜子の髪色の遷移は「私の髪の色が変わっても」という台詞と「3回目の授業」というところで時間の経過を表していたつもりなんですが、他にもそのような指摘をいただき、やはりちゃんと言葉にすべきだなと思いました。最初の授業では黒く、次の授業あたりで髪の色が変わっても誰も指摘もしなかったという意味のことを桜子に言わせたつもりでした。文章が色々足りないですね。

  • お上手だなあ、と思いました。1人称で内面と対話する形なので、心情は書きやすいと思うのですが、心情と絡めて状況や風景描写を自然に織り込んでいて凄いです。

    最後の1文は、全体のバランス感からすると、ちょっと唐突で、語り手と言うより作者の顔が急に見えてきてしまうような印象を受けました。

    「私と桜子のリベンジキスはどうなったかは、二人だけの秘密。」くらいに抑えてもいいかな、と思います。ただ、このあたりまでくると好みですね。

    とても楽しませていただきました。ありがとうございます。
     

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございました。
    最後の一文、やはり気になりますよね。
    ちょっと取ってつけた印象だと思いますよね。
    なぜなら、とってつけたからです(笑)
    小説らしい書き方をすると、私の大好きな、「紅の豚」になってしまうんですよ。

    ——あの事件の後、たくさんの卒業生が私の元を旅立ち、私と桜子はとてもいい友達となつた。私たちのリベンジキスがどうなったかは、二人だけの秘密。

    と書こうかと。

  • まず、発想に驚きました。葉太を女性に読み替える、これは他のどなたも無いのでは。
    そして恋愛というカテゴリでなくて、とにかく大事なものはなにか、というテーマが個人的には好きでした。

    筆致企画なので何か……私も未熟なので申し上げるのは遠慮されるのですが……些細なことですが、お母さんの台詞で「合格祝いに」はわざわざ付け加えないかな、と思います。あの文章だと予定はお互い承知の上で、だと思いますので。あとは、親だったら娘が裸足で出て行ったら驚くかも。

    桜子は見た目とのギャップがある優しい女の子、ということでしたが、彼女が派手な格好? をする理由なんかもあったら、読んでみたいと思いました。全体として読みやすかったです。

    作者からの返信

    まずは、お読みいただきありがとうございました。

    「合格祝いに」、やっぱり引っかかりますよね。
    これまで誰も言わなかったのが不思議なくらいです。
    ついに指摘されちゃったという恥ずかしさでいっぱいになります。
    なぜなら、この言葉は、いくら考えてもいい言葉が浮かばずに、仕方なく親にその台詞を言わせてしまった、「やっつけ」で書いた台詞だからです。
    葉子という教師が、高校生の頃のことを今まで引きずったのは、まさしくこの場面で、なぜその場ですぐに探しに行かなかったのか、それを悔やんで生きてきたとういう、この「葉桜」の一番大事な物語の根幹の場面でしたが、どうしてもいい言葉が浮かばずに、ついやっつけで書いてしまいました。
    ご指摘ごもっともで、全く反論の余地もありません。
    手を抜くなって話です。恥ずかしい…。

    桜子の髪も、もう少し少しずつ髪が変わっていくシーンを書く予定でしたが、授業の場面があまりにも長くなり過ぎちゃうかなと思って、エイやっとカットした場所です。
    はい、正直に言いますと、手を抜きました。
    バレますね。

  • 最初は葉太が実は女性と言うのに驚きましたが、単なるインパクトを求める設定と言うわけではなく、女性だからこそ成り立つ正統派な教師ものと言う印象を受けました。

    途中桜子とは大きく衝突したあげくに泣き出してしまいましたが、ああして本当の感情を出したからこそ、彼女とも正面から向き合えるようになったのでしょうね。

    先生を主役とした場合、生徒の成長が書かれる事が多いですが、本作では桜子以上と一緒に秋田先生も成長していったように思えました(#^^#)

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    どちらかというと、先生の物語を主題にしてみました。

  • 今までいくつか『葉桜の君に』を読んできましたけど、弱さを見せ合えたのも、支え合えたのも、女性同士でないとできなかったことだと思いました。

    先生として学校に戻ってきた桜子を、葉桜に例えた一文がとても綺麗でした。
    リベンジキスがどうなったかは、色々想像できますね。けどそれを言及するのは野暮。伏せておくことで、暖かな読後感が生まれました(#^^#)

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございました。
    このお題を見たとき、男性の教師と女子高生の関係が深くなるには、彼女か昔の彼女の娘という設定は誰でもが考えつくのでは、と思ったとき、女子同士でしかありえない交流を書いてみたらと思ったのがきっかけでした。ただ、設定として正しいのかどうかだけが不安でしたが、ゆあん様が快くゴーサインをくださったので、なんとか最後まで描き切ったという感じです。

    リベンジキスは……、実は「大学に通ったらお祝いに」とかの一文を後に入れようと思ったこともあったのですが、ラストシーンで挨拶でそれが桜子だという、ちょっとしたサプライズが成り立たなくなることに気がつき、断念しました。

    編集済

  • 編集済

    これから書こうと思っていた作品のライト・モチーフとかぶるところがあり、しかも描写、会話ともに私などより数段上ということがわかり、ホッとしたような、残念なような(別案を練るとしましょう)。

    難しいレギュレーションで、仮想の「葉太」をつくるという案も素晴らしい。
    できれば、この葉太にも葉子さんの別人格としてもっと語らせてほしかったです。

    特筆すべきは一つ一つの会話が分かちがたく登場人物の気持ちと結びついていて、これはそういった感性の持ち主でなければ出来ないものだと(くやしいながらも)思い知らされました。

    美しい物語、だと思います。

    作者からの返信

    最後までお読みいただき、ありがとうございます。
    葉太のブログは所々でもう少し書こうかと思ったのですが、物語が長くなり過ぎるかなと心配になり、端折ってしまいました。どちらが正解かはまだわかりませんが。


  • 編集済

    此度、企画にご参加頂きまして、ありがとうございます。

    実に瑞々しい作品でした。女性同士の友情とか愛情とか、そういうのが綯い交ぜになった所での交流というか繋がり、やりとり、思いやりが描かれていました。その境目に線引をしようとするから苦しんでしまうという部分に、現代の「男たるもの」「女たるもの」の教育に問題提起したくなります。

    この手の作品は、作者様の感性がなければ作れないものですから、その感性は大切になさったほうが良いと思います。
    その上で、感性を共有できる読者に、より共感させ、没入感を得るために、「ん?」と思わず眼が止まってしまう箇所を削減すると良いと思いました。各章にてコメントしていますが、「時間と煮詰める体力さえあればできそう」という所を整えると、より作品の魅力が引き立つと思います。感受性の高い作品ですからね。

    エンディングが好きです。夏木先生がいれば、彼女の心は瑞々しいままでいられるでしょう。

    書き忘れたので追記なのですが、
    ▶桜子、あなたは葉桜だ。
     花弁のように簡単には散りはしない。しっかりと枝にたくさんの葉っぱをつけて多少の風にも落ちはしない。
    今作、「葉桜」という状態にどのような意味付けをするかが問われる部分でしたので、このような形で言及してくれたことがとてもうれしく思いました。

    此度、自主企画にご参加くださり、本当にありがとうございました。

    作者からの返信

    これまでにも、ゆあん様の企画は目にしていたのですが、今回の「葉桜の君に」という私好みのタイトルを見た瞬間に無性に書きたくなって参加してみました。
    最後まで読んでいただき、素敵な感想もいただきありがとうございました。
    また機会がありましたら、参加させていただこうと思います。

  • 素晴らしかったです。同性だからこその雰囲気とやりとりなど、世界感が素敵で文章もお上手なのでぐいぐい引き込まれました。新しい「葉桜」を読めた!! 
    お見事です。指摘するなら、冒頭と後半の文体に多少ちがいがあるような気がします。最初は重めでだんだん軽くなるといいますか。微妙な感じ方なのですが、お上手な方なのでもっと調節できるのでは、と思いまして。内容の影響もあるとは思うのですけどね。とにかく素晴らしかった!!

    作者からの返信

    素敵なレビューまでありがとうございます。とてもうれしいです。
    たしかに、始まりの1行目が特に少し女性にしては重いですね。見直してみます。
    後半軽くしていったのは、少し意図的な部分もあって、葉子の心が解きほぐれて桜子の心とリンクしていくように会話を重ねてみました。
    それを考慮しても、あきらかに1行目は違和感ですね。
    ありがとうございました

  • 面白かったです~。

    葉子さんが教師として1歩前に進んでくれたところ、とても良かったです。
    成長するのに、遅すぎるってことはないですよね。
    小悪魔チックな桜子ちゃんも可愛かったです。

    最後は湿っぽさもなく、爽やかなお話でした。

    作者からの返信

    この物語は葉子の心の再生がテーマなので、そう言ってもらえてとてもうれしいです。
    お読みいただきありがとうございました

  • とても素敵な作品でした!本当に素敵なシーンがいくつもあって、それが思い出のベンチだけじゃない。教室での生徒とのやり取りも最後のシーンも本当によかったです。

    素敵な先生に出会えました!

    作者からの返信

    素敵なレビュー、ありがとうございました。
    すごくうれしいです。
    拙いながら、また物語を書こうという力をいただきました。

  • ラストに行くにつれてグングンと引き込まれました。いいですね。とても楽しく読めました。
    ひとつだけ残念なのがブログです。
    葉子の心の移り変わりの指標を表すアイテムなのですが、そこが物語と絡んでくるともっと世界が広がったかなと感じました。
    素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    たくさんの添削を含めたコメントありがとうございます。
    私もどうもうまく表現できなかったり悩んだりした場所を、やはり他人は気になるものですね。ごまかせませんでした。
    少しずつ手直ししていきたいと思います。ありがとうございました。

  • 秋田葉太が女性という変則的な話でしたが、それにきちんとした理由付けがあり、中身はストレートな教師物語でした。

    教師の描写が聖職としてではなく等身大のありのままという感じでリアルでした。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございました。
    大人になっても悩み続けることがあり、生徒は狂言回しとして教師の再生の物語にしたかったのですが、男の先生と女生徒では先生の人生にまで踏み込むほどの親密な関係は築きにくいので、あえて変則な設定にしてみました。
    いろんなかんそ、アドバイスをありがとうございました。

  • 最後は未来なのですね。感情の揺れを見せてくれ、物語る人さんの個性を感じる物語でした。完結お疲れ様でした。

    作者からの返信

    私は漫画が好きで、漫画の原作になれるような物語が好きなんです。
    私の個性でいうとギャグっぽいハッピーエンドが好きなので「葉桜の君に〜もうひとつのエピローグ」があるので、それも読んでいただけたらうれしいです。
    できれば脳内で高橋留美子先生の絵のイメージで(笑)

  • こんにちは。いいの すけこです。

    女の子(同性)同士の感情のぶつけ合い、男女の衝突とはまた違ったドキドキがありますね……。
    秋田先生を女性として描くという、他にはない着眼点。
    とても素敵なお話でした。

    作者からの返信

    素敵なお話を書かれている方にコメントいただけるなんて、書いた甲斐がありました。
    なんとか書き上げてほっとしています。

  • 最後が未来の話で締めくくられて、とても爽やかな読後感があります。
    お互いに、自分の人生の色を変えるような相手に巡り会えた、希望を感じさせる物語だと思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    桜子と先生を同時に救う物語を、と思っていたので、なんとか思う方向で完結できたかもしれません。
    読んでくださってありがとうございました

  • おみごと!
    ステキなエンドでした。
    葉桜は簡単には散らない、ポジティブなとらえ方が心を打ちました。
    明るい気持ちになれます。
    とってもうれしい作品です。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    読んでいただけただけで、本当にうれしいです

  • 最後まで楽しく拝見させて頂きました。

    女子同士だからこその甘い雰囲気でいて、力強く前に進んでいくラストで爽やかな読後感でした。

    細かな筆致についてのコメントができずにすみません。

    作者からの返信

    面白かった、楽しかったの言葉ほどうれしい評価はありません。
    お読みいただきありがとうございました。