第11話 キャサリンとのデート

「何処へ向かいますか」

「まずはリンカーン記念堂ですね、階段に座ってサンドウィッチを食べながら珈琲を飲みたいな」

桜井とキャシーは彼女の車に乗ってワシントンDCへ向かっていた。

「では、最初にテイクアウトですね、ニックス・リバーサイド・グリルと言うサンドウイッチの美味しいお店があります。」

「お任せします。ホテルで最高級はどこですか」

「サンドウイッチのお店の近くにフォーシーズンズ・ホテルがあります、そちらで車を預けて歩きませんか、記念堂までは2マイル・・・3キロもありません」

「そうしましょう」

「ところで、私には権限が無いのでしょうが・・・私は好奇心が旺盛でこの仕事を選びました・・・先程は一体何が起こったのですか」

「何がって何の事ですか」

「USBの事とかです、権限が無いのですか」

「権限があるのか無いのか私は知りませんし関係ありません、今の貴方は運転中です、後程、記念堂で食事をしながら質問にお答えしましょう」

「はい、きっとですよ」

「勿論」

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