第6話 ペンタゴン

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1943年に建てられた五階建ての五角形の形をした建造物である。

名前の由来は無論その形状からで英語の五角形「ペンタゴン」から来ている。

元はギリシャ語と言われている。

アメリカ合衆国の国防総省の本庁であり約二万六千人が勤務し、その内の二万三千人が軍人である。

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再び飛行機に乗せられた日本人はペンタゴン近くの基地に降りペンタゴンへ連れていかれた。

飛行機には日本人のほかに通訳と大佐と看護師と兵士一人が乗っていた。

看護師は勿論、大佐の看護の為で兵士は大佐を軍法会議に掛ける為の証人だった。


グアンタナモは現在、独房に入れられていた副官が指揮を執っていた。

準備が出来るまで何時間かぶりに日本人は水と食事をとった。

大佐を軍法会議に掛ける為に本国へ護送すると知ると副官を開放し皆が副官の命令に従い大佐の護送任務に励んた。


飛行場に着いた一行は二台の車に分かれた、日本人と通訳はリムジンに大佐一行はトラックにそれぞれ乗り込んだ。

大佐を軍法会議に掛けるかどうかを決める審問会が開かれるのだ。

日本人と通訳がペンタゴンに着くと政府幹部の面々が到着を待ちわびていた。

まず、通訳の遅れた理由の説明から始まった。

政府機関の次官クラスが会議室に揃っていた。

彼らは通訳の話を聞きながらも目は絶えず日本人に注がれていた。

「大佐一人の考えとは思えないですね、飛行機の操縦士、副操縦士、君の同行者、最低でも彼らを従わせていなければ出来ない」

一人の次官が意見を述べた。

「それについては何か解っているのかね」

今度は別の次官が追及した。

「これから大佐の審問会が開かれます、そこで明らかになれば良いのですが」

これが現時点での通訳の男の言える全てだった。

「この問題は審問会が終わってからにして、本来の議題に移りましょう」

大統領補佐官が締めくくった。

「彼が皆さんがお探しの男です、名は誠一、桜井で日本人です」

「ああ、彼の事は生まれた時から現在まで掴める限り知っている」

と最初の次官が厚いファイルを持ち上げて見せた。

「それで彼があれらの現象を起こしたと言ったかね」

「いいえ、まだ尋ねていません」

「では、まずそれを確認して下さい」

通訳が桜井に尋ねた。

桜井が部屋の壁に掛けられたテレビを指さし日本語で言った。

「テレビを点けて下さい」

「何故ですか」

「あなた方の質問に対する答えですよ」

そう言うと右手を右に水平に上げると掌を壁に向け30秒程その姿勢を保った後、手を降ろした。

「テレビを点けて下さい、チャンネルはCNNで良いでしょう」

テレビのリモコンを持っていた秘書がNSAの次官が頷くの見てテレビを点けた。

MCが一人のゲストとアメリカ経済の見通しを話していたがMCに横から紙が渡された。

「ここで臨時ニュースをお知らせします、以前三度に渡り輝いたエジプトのスフィンクスと三つのピラミッドが経った今又輝き出したとの事です、現地からの映像が届き次第放映致します」

部屋の全員の目が桜井に注がれた。

「流石、CNN・・・早いですね」

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